善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

2016-01-01から1年間の記事一覧

きのうのワイン+「スタア誕生」

イタリア・トスカーナの赤ワイン「ブラッカーレ(BRACCALE)2011」 初めて飲むワインだ。 イタリア・トスカーナの海岸沿いに広がるマレンマでつくられるワイン。 マレンマ地区では狩猟の伝統があり、ブラッカーレとは「捕獲を始める、獲物を追う」という意味…

ジェフリー・ディーヴァー『煽動者』

ジェフリー・ディーヴァー『煽動者』(池田真紀子訳・文藝春秋)を読む。 キネシクス(ボディランゲージを分析する科学という)を駆使して犯人に迫るキャサリン・ダンス捜査官シリーズの4作目。 “人間嘘発見器”の異名をとる尋問のエキスパート、キャサリン・…

紅葉とハシビロガモ

暦の上での立冬(11月7日)はとっくにすぎ、小雪(11月22日)が近づいてきたきょうこのごろ。善福寺公園の秋も深まっている。 早くも見ごろとなったモミジ。 サクラの葉っぱも黄色くなっているが、今年は散るのが遅い感じもする。 下池には今年も北の国から…

ボルドーワイン&シチリアワイン

最近もいろんなワインを飲んでいるが、晩酌で飲んでいるワインから。 フランス・ボルドーの赤ワイン「シャトー・ジレ・ルージュ(CH.GILLET ROUGE)2014」 9月の末にボルドーを旅行してメドックとサンテミリオンのシャトーを見学したが、サンテミリオンより…

ごちそう史庵の「竹筒焼きつくね」

先日、仲間と行った飲み屋に変わった料理があった。 JR西荻窪駅北口からちょっと行ったところにある「ごちそう史庵」という店。 ビールに日本酒、ワイン、料理も「しらすピザ」とかいろいろ頼んだが、つくねを頼んだら竹筒に入ったアツアツのつくねが出てき…

絶品!国立劇場「仮名手本忠臣蔵」第2部

国立劇場の11月歌舞伎公演を観る。 同劇場は今年の11月1日で開場から50年。そこで開場50周年を記念して義太夫狂言の大作『仮名手本忠臣蔵』(かなでほんちゅうしんぐら)の全段を10月から3カ月に渡って上演中で、11月は第2部の「浄瑠璃 道行旅路の花聟」「五…

トロールの森の作品あれこれ

善福寺公園の上池を中心に開催中の野外アート展「トロールの森2016」(23日まで)。 作品を見て回ったので、いくつかを紹介しよう。 河原拓巳さんの「ガラスの水たまり」。 バット・ド・ヴェールというガラス制作技法による作品という。ガラス素材を生かし、…

吉例顔見世大歌舞伎

歌舞伎座11月の「吉例顔見世大歌舞伎」は2カ月続く八代目中村芝翫襲名披露公演。同時に新芝翫の子どもたち、四代目中村橋之助、三代目中村福之助、四代目中村歌之助も襲名披露。 歌舞伎座へ行こうと銀座を歩いていたら、和光のウインドディスプレーに巨大な…

ダンス集団「初期型」

3日からはじまった野外アート展「トロールの森」(23日まで)に参加している肉体派?ダンスカンパニー「初期型」のパフォーマンス公演、題して「HAVE(ハヴ)」を日曜日の夜に観た。 会場はJR西荻窪駅前のビリヤード山崎2階。 出演は構成・演出のカワムラア…

トロールの森始まる

杉並区の都立善福寺公園とJR西荻窪駅周辺から善福寺のエリアを舞台にさまざなジャンルのアートを楽しむ「トロールの森」は今年で15年目。 3日から始まり、今月23日まで開催されるが、きのうの日曜日は「池の端遊歩音楽会」と「水車」を出展している栗田昇さ…

カワセミ見返り美人の図

3日の文化の日から善福寺公園上池を主会場に野外アート展「トロールの森2016」が始まり、けっこう忙しい。 詳しいことはまたの機会にして、きょうも1日公園にいたら、目の前をカワセミがツイ~ッと飛んで行ったのであとをつけると、至近距離にいました。 そ…

国立新美術館 ダリ展

六本木の国立新美術館で開催中の「ダリ展」を見に行く(12月12日まで)。 スペインに生まれたサルバドール・ダリ(1904年-89年)は20世紀美術を代表する一人。 1929年、ということは彼が24、5歳のとき彗星のようにパリの美術界に登場し、シュルレアリスムを…

ピエール・ルメートル「傷だらけのカミーユ」

ピエール・ルメートル「傷だらけのカミーユ」(橘明美訳、文春文庫)を読む。 フランスの作家で1951年生まれだから今年65歳。 「その女アレックス」「悲しみのイレーヌ」に続くカミーユ警部シリーズ三部作の完結編という。 前2作も意表をつく意外な展開にう…

伊藤悠貴のチェロコンサート

善福寺公園ではいよいよ11月3日の文化の日から野外アート展「トロールの森2016」が始まる。 野外パフォーマンスが行われる舞台の上で、小さなカメムシが仰向けにひっくりかえって脚をバタバタさせていた。 やがて自力で立ち上がろうとして・・・。 元に戻り…

きのうのワインと「ジェイソン・ボーン」

アルゼンチンの赤ワイン「マルベック(MALBEC)2015」 アルゼンチンのブドウ産地ルハン・デ・クージョ地区の樹齢15~30年のマルベック100%のワイン。 ワイナリーはパソ・ア・パソ。 最初の一口は渋みを感じたが、次第になめらかになる。 きのうは平日の金曜…

アカスジキンカメムシの幼虫

土曜日朝の善福寺公園は曇り。ときどき強い風が吹く。しかし、それほどの冷たさはない。 雨上がりであちこちに水たまり。風のためか、ギンナンがたくさん落ちていた。 みたことのない虫を発見。 一緒に歩いていたツレアイが「寅豆みたい」というので、帰って…

きのうのワイン+「ヒットパレード」

チリの赤ワイン「モンテス・リミテッド・セレクション・ピノ・ノワール(MONTES LIMITED SELECTION PINOT NOIR )2014」 リミテッド・ピノ・ノワールは生産量が少なく、稀少なワインという。年間生産量は約4500ケースほど。とても飲みやすいワインでツルツル…

キバナコスモスの不思議

公園の片すみに、今年もキバナコスモスが咲いている。 コスモスの仲間で、黄色いというか鮮やかなオレンジ色の花を咲かせるのでキバナコスモス。 目立つ色なので遠くからでもすぐにわかる。 ところが、花の色にひかれて近寄ってジィーッと見ると、ナント、花…

ヒガンバナの葉

日曜日朝の善福寺公園は晴れ。きのうきょうと連日の好天。 今年も11月3日から23日まで、公園の上池周辺を主会場に野外アート展「トロールの森」が開催される。 その準備がぽつぽつ始まっていた。 近くの桃井第4小学校の子どもたちの足型をとり、公園に“トロ…

スペイン・フランスバスクとボルドーの旅⑲

ボルドー滞在2日目。1日シャトーめぐりのあと、10日にわたる今回の旅の最後の晩。 宿の近くのビストロで夕食。街を歩いていて見つけた「Le Lion Lilas」という店。 まずはビールで乾杯。 ワインは「Chateau Ferran」というボルドーワイン。写真のラベルは裏…

きのうのワイン+1946年の「郵便配達は二度ベルを鳴らす」

フランス・ロワールの赤ワイン「ピノ・ノワール・アティチュード(PINOT NOIR ATTITUDE)2014」 ワイナリーはパスカル・ジョリヴェ。「できるだけ自然に、手を加えないこと」がコンセプトという。 たしかにラベルからして“自然派”。 ブドウ品種はピノ・ノワ…

スペイン・フランスバスクとボルドーの旅⑱

ボルドー滞在2日目は朝からシャトーめぐり。 午前中はメドック地区を回ったあと、午後はサンテミリオン地区へ。 昼食は自由行動というので、ガイドさんにオススメの店を教えてもらう。 L'Envers du Decor(ランヴェール・デュ・デコー)という店。 テラス席…

スペイン・フランスバスクとボルドーの旅⑰

ボルドー滞在2日目のシャトーめぐり。 1軒目のシャトー見学はメドック・ポイヤック地区の「シャトー・ポンテ・カネ」。 第5級格付。 メドック地区には61のシャトーがあり、1級~5級に格付されている。第1級のシャトーはマルゴー、ラトゥールなど5つあり、通…

ハラナガツチバチ

きのう(火曜日)の善福寺公園。 池には前日はキンクロハジロが9羽ぐらいだったのが、20羽ほどに増えていた。 アザミの花に先日もいた見慣れぬハチ。 やけにヒゲが長い。 帰って調べたらどうやらツチバチの一種らしかった。 おなかの部分が長いのでハラナガ…

スペイン・フランスバスクとボルドーの旅⑯

ボルドー滞在1日目の続き。 サン・ミッシェル教会、サン・タンドレ首座司教大聖堂、サン・スラン教会を見たあとは、カンコンス広場の北にあるCAPC現代美術館へ。 19世紀の羊毛倉庫を改装した美術館。倉庫の広い空間を利用してインスタレーション作品が展示さ…

スペイン・フランスバスクとボルドーの旅⑮

ボルドー滞在1日目。昼食のあと、市内をめぐる。 まずは歩いて宿の近くにあるサン・ミッシェル教会へ。 水曜日の午後、それほど人はいない。 ワイン産地として世界的に知られるボルドーは人口約24万人。 中心街の東を流れるガロンヌ川を下っていくとまもなく…

キンクロの季節

土日の善福寺公園は両日とも久しぶりの青空。気温もちょうどよく、公園日和。 きのうは善福寺池にキンクロハジロが飛来していた。 まだ北の国からやってきたばかりで警戒しているのか、池の真ん中にかたまっている。 数えたら9羽いた。 これからもっと増えて…

スペイン・フランスバスクとボルドーの旅⑭

バイヨンヌ滞在3日目。いよいよバイヨンヌを離れる日。 ホテルで朝食。朝食付きはこのホテルだけだった。 ホテルのすぐ裏が国鉄のバイヨンヌ駅なのでラクチン。 10時24分発の新幹線TGVでボルドーへ向かう。 ホームの掲示。20両編成でわれわれが乗るのは1号車…

スペイン・フランスバスクとボルドーの旅⑬

バイヨンヌ滞在2日目はサン・ジャン・ピエ・ド・ポールへ日帰りの小旅行。 サン・ジャン・ピエ・ド・ポールはピレーネ山脈のふもとに位置する小さな町。人口1500人ほどという。 しかしここはヤコブの墓があるスペインの聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラ…

泰明庵の魅力

久しぶりに銀座のそば屋、泰明庵でイッパイ。 この店のいいところは、そば屋でありながらメニューが豊富なこと。 魚は新鮮、酒もいろいろ取り揃えてある。 もう1つ、昼から夜まで休みなしで営業していること。 おかげで本日は夕方4時半ごろから飲んでいる。 …