善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

#伝統芸能

團十郎襲名披露 十一月吉例顔見世大歌舞伎

東京・東銀座の歌舞伎座で、十三代目市川團十郎白猿襲名披露の「十一月吉例顔見世大歌舞伎」の夜の部。八代目市川新之助の初舞台でもある。 10月31日、11月1日の特別公演に続き、いよいよ團十郎の本格的なお披露目公演がスタートした。地方巡業を含めれば襲…

「神歌」に祝福され團十郎襲名特別公演

東京・東銀座の歌舞伎座で「十三代目市川團十郎白猿襲名披露記念・歌舞伎座特別公演」。 7日から始まる「市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露・十一月吉例顔見世大歌舞伎(八代目市川新之助初舞台)」に先立ち、31日と1日の2日間だけの特別公演。…

菊之助の「三役完演」を“完観” 義経千本桜

東京・半蔵門にある劇場の建て替えを前に、歌舞伎「義経千本桜」を3プログラムに分けて通し上演している10月の「初代国立劇場さよなら公演」。3日のBプロ、10日のAプロに続き、16日は四段目にあたるCプロの「道行初音旅」「河連法眼(かわつらほうげん)館の…

菊之助の挑戦に拍手 「義経千本桜」Aプロ

東京・半蔵門にある劇場の建て替えを前にした10月の「初代国立劇場さよなら公演」は、歌舞伎「義経千本桜」を3プログラムに分けて通し上演しているが、3日にBプロを観たのに続いて、一週間おいてきのう(10日)はAプロの伏見稲荷鳥居前の場、渡海屋の場、大…

芝居見て泣ける非日常がうれしい 国立劇場「義経千本桜」Bプロ

建て替え工事を前にした「初代国立劇場さよなら公演」の歌舞伎公演の幕開けは、義太夫狂言の三大名作のひとつ「義経千本桜」を3プログラムに分けた通し上演。 「義経千本桜」はもともと人形浄瑠璃作品であり、延享4年(1747年)11月、大坂竹本座にて初演。二代…

9月文楽公演 奥州安達原

きのうの土曜日は東京・半蔵門の国立劇場小劇場で「9月文楽公演」。 1966年開場の同劇場は来年10月に閉場し、建て替えられることになっている。そのため14カ月に及ぶ「初代国立劇場さよなら公演」が始まり、その幕開けとなるのが本公演。 出かけていったのは…

歌舞伎座 秀山祭九月大歌舞伎の「藤戸」

歌舞伎座で、中村吉右衛門の一周忌追善「秀山祭九月大歌舞伎」第3部を観る。 菊五郎は別格として歌舞伎の二枚看板にして名優同士だった吉右衛門と仁左衛門。その吉右衛門が亡くなって1年。寂しさはいまだ続いている。 今月の大歌舞伎は、いずれも吉右衛門ゆ…

柳家三三の独演会

東京・霞が関のイイノホールで柳家三三(さんざ)の落語を聴く。 小三治なきなあと、若手で一番期待している落語家。 といっても今年47歳。昨年10月に亡くなった小三治に入門してから29年。年数ではほかの世界では中堅、ベテランの部類かもしれないが、落語…

5月文楽公演 超絶!源九郎狐

半蔵門の国立劇場小劇場で「5月文楽公演」の第一部を観る。 大河ドラマともいうべき「義経千本桜」のうち、源義経の家臣で、義経の愛妾(太夫は「思いもの」と呼んでいた)静御前の守護を命じられた佐藤忠信、実は源九郎狐を中心とした部分を抜き出した「伏…

きのうの日本酒+「佐倉義民伝」

山形・酒田の酒「上喜元 純米吟醸 蔵の華」無ろ過、生原酒。 「蔵の華」は「美山錦」の後継の酒造好適米で、60%にまで精米し、熊本県酒造研究所の酵母で仕込み、醸した純米吟醸生原酒。まだ発酵してるのだろう、瓶のフタをとるとポンと音がした。 おととし…

仁左衛門・玉三郎の「ぢいさんばあさん」

歌舞伎座「四月大歌舞伎」第3部「ぢいさんばあさん」「お祭り」を観る。 「ぢいさんばあさん」は1915年に発表された森鴎外の短編を原作とした新歌舞伎の名作のひとつ。宇野信夫作・演出で1951年に初演。 ぢいさんは仁左衛門、ばあさんは玉三郎の息の合った“…

岳父の得意役に菊之助が挑む「盛綱陣屋」

半蔵門の国立劇場で「近江源氏先陣館-盛綱陣屋-」を観る。 「歌舞伎名作入門」と銘打って分かりやすい解説付き。 夜の部に行ったら、あらすじや人物相関図を載せたリーフレットをもらえたのでよりわかりやすかったし、抽選で当たる菊之助のサイン入りブロ…

三月大歌舞伎&四谷・嘉賓

きのうは三月大歌舞伎・第2部の「天衣紛上野初花(くもにまごううえののはつはな)河内山」と「芝浜革財布(しばはまのかわざいふ)」を観るため歌舞伎座へ。 「河内山」は仁左衛門、「芝浜革財布」は菊五郎と、歌舞伎の大二枚看板の出演。 先月の二月大歌舞…

歌舞伎座第三部、にわかの中止

14日は歌舞伎座二月大歌舞伎第3部で河竹黙阿弥作「鼠小僧次郎吉(原題「鼠小紋東君新形(ねずみこもんはるのしんがた、「東君」とは春のこと。太陽は東から昇るというので「東君」。初春らしい演目)」を観ようと楽しみにしていたら、急きょ中止となってしま…

一世一代 仁左衛門の「渡海屋・大物浦」

歌舞伎座二月大歌舞伎・第二部を観る。 演目は「春調娘七種(はるのしらべむすめななくさ)」と「義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)渡海屋・大物浦(とかいや・だいもつのうら)」。 「渡海屋・大物浦」は「片岡仁左衛門が一世一代にて相勤め申し候」と…

十二月大歌舞伎 新版 伊達の十役

歌舞伎座「十二月大歌舞伎」第1部「新版 伊達の十役(しんぱん だてのじゅうやく)」を観劇。 仁左衛門、菊五郎と並んで歌舞伎界で一番に贔屓にしていた吉右衛門の突然の訃報を聞いたばかり。 今年1月の歌舞伎座の正月公演で「仮名手本忠臣蔵」の大星由良…

「花競忠臣顔見勢」&暁ビール

歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」を観劇。 江戸時代、役者は11月から翌年10月までの1年契約で舞台に立っていて、顔ぶれが11月に変わることから、新しい一座を観客に見せるのが顔見世興行で、その名残が今も残っていてなかなか華やかな演目がそろっているが、…

正倉院展と藤本博司と文楽 その1

毎年秋に奈良国立博物館で開催される「正倉院展」。 行きたいと思いつつ、なかなか実現しなかったが、コロナ禍で毎年行ってる海外旅行もままならない中でせめて奈良ぐらいまではと、今年は出かけていく。 せっかく奈良まで行くので1泊することにし、それなら…

小三治のいない国立名人会

半蔵門の国立演芸場の落語会「国立名人会」(10月25日)。 毎年、秋と正月の「国立名人会」は柳家小三治がトリをとっていて、必ず行くことにしているので発売と同時にチケットを購入。 ところが、今月10日、小三治が亡くなったとのニュース。 7日に、心不全…

国立劇場10月歌舞伎 伊勢音頭恋寝刃

国立劇場10月歌舞伎公演「通し狂言 伊勢音頭恋寝刃」。 四代目の襲名披露で初役をつとめて以来、梅玉が当たり役としているというので観る。 近松徳三ほか作で、初演は1796年(寛政8年)。通称「伊勢音頭」。 伊勢・古市の廓・油屋で実際に起きた事件を元に、…

きのうのワイン+映画「天守物語」「白鯨」他

イタリア・バジリカータの赤ワイン「アリアニコ デル ヴルトゥレ(AGLIANICO DEL VULTURE)2018」 (写真はこのあとメインのポークピカタ) バジリカータ州はイタリア南部に位置し、北東にはプーリア州、北西はカンパーニア州、南はカラブリア州に接し、イタ…

仁左衛門・玉三郎 東海道四谷怪談

歌舞伎座「九月大歌舞伎」の第3部、4代目鶴屋南北作の「東海道四谷怪談」を観る。 4月、6月の「桜姫東文章」上の巻、下の巻に続く片岡仁左衛門、板東玉三郎の共演。やはり南北作の「桜姫東文章」での2人の共演が36年ぶりなら、仁左衛門の民谷伊右衛門、玉三…

きのうのワイン+シネマ歌舞伎「高野聖」

フランス・ブルゴーニュの赤ワイン「レ・コティーユ・ピノ・ノワール(LES COTILLES PINOT NOIR)2019」 生産者のドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィスは、ブルゴーニュ地方コート・ドールの村サン・トーバンを拠点に、ブルゴーニュのほぼ全域のワインを造っ…

仁左衛門・玉三郎 桜姫東文章/下の巻

歌舞伎座六月大歌舞伎第2部「桜姫東文章(さくらひめあずまぶんしょう) 下の巻」を観る。 清玄と釣鐘権助2役(実際は最後にちょっとだけ出る桜姫の許嫁、大友常陸之助頼国の3役)の片岡仁左衛門、白菊丸と桜姫2役の板東玉三郎という、36年ぶりの共演による…

「家」より「夫婦愛」 心中宵庚申

半蔵門の国立劇場小劇場で5月文楽公演第1部の「心中宵庚申」。 本来なら9月4日が初日だったが、緊急事態宣言により公演が中止となり、12日が初日だった。 久々の文楽。幕が開くなり生の舞台の醍醐味がジワジワーッと伝わってきて、明日への活力をもらった感…

仁左衛門・玉三郎の「桜姫東文章」

歌舞伎座「四月大歌舞伎」第3部を観る。 午後6時開演というので、その前に銀座の「泰明庵」で白魚天盛りそば。 今月の歌舞伎座もコロナ対策のため、幕間ありの三部制、客席数50%を維持しての上演。第3部は鶴屋南北作「桜姫東文章(さくらひめあずまぶんしょ…

仁左衛門の「熊谷陣屋」 菊五郎の「直侍」

歌舞伎座の三月大歌舞伎、第2部は時代ものと世話もの豪華2本立て。 1本目は「一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき) 熊谷陣屋」。 熊谷直実(くまがい・なおざね)に仁左衛門、源義経に錦之助、直実の妻、相模は仁左衛門の息子の孝太郎ほか。 続いて「雪暮夜入…

冥途の飛脚 勘十郎・忠兵衛、勘彌・梅川にホロリ

国立劇場小劇場での2月文楽公演は、勘十郎見たさに第3部の「冥途の飛脚」へ。 前回行ったとき、客席は歌舞伎座と同じに席を前後左右に空けて市松模様みたいにしてコロナ対策を行っていたが、きのうは1列に2つ席を続けて1つ席を空けてというふうに変わってい…

仁左×玉コンビの「於染久松色読販」

歌舞伎座「二月大歌舞伎」第2部を観る。 演目は四世鶴屋南北作「於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)土手のお六 鬼門の喜兵衛」と、舞踊と清元の「神田祭」。 「於染久松色読販」では土手のお六を坂東玉三郎、鬼門の喜兵衛を片岡仁左衛門、ほ…

狂言「餅酒」「泣尼」「牛盗人」の含蓄

千駄ヶ谷の国立能楽堂で開催された「1月狂言の会」に行く。 演目と主な出演者は、「餅酒(もちさけ)」松田髙義(和泉流)、「泣尼(なきあま)」茂山七五三(大蔵流)、「牛盗人(うしぬすびと)」野村万作(和泉流)。 狂言なんて何十年ぶりのこと。能・狂…