#伝統芸能
半蔵門の国立劇場で「近江源氏先陣館-盛綱陣屋-」を観る。 「歌舞伎名作入門」と銘打って分かりやすい解説付き。 夜の部に行ったら、あらすじや人物相関図を載せたリーフレットをもらえたのでよりわかりやすかったし、抽選で当たる菊之助のサイン入りブロ…
きのうは三月大歌舞伎・第2部の「天衣紛上野初花(くもにまごううえののはつはな)河内山」と「芝浜革財布(しばはまのかわざいふ)」を観るため歌舞伎座へ。 「河内山」は仁左衛門、「芝浜革財布」は菊五郎と、歌舞伎の大二枚看板の出演。 先月の二月大歌舞…
14日は歌舞伎座二月大歌舞伎第3部で河竹黙阿弥作「鼠小僧次郎吉(原題「鼠小紋東君新形(ねずみこもんはるのしんがた、「東君」とは春のこと。太陽は東から昇るというので「東君」。初春らしい演目)」を観ようと楽しみにしていたら、急きょ中止となってしま…
歌舞伎座二月大歌舞伎・第二部を観る。 演目は「春調娘七種(はるのしらべむすめななくさ)」と「義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)渡海屋・大物浦(とかいや・だいもつのうら)」。 「渡海屋・大物浦」は「片岡仁左衛門が一世一代にて相勤め申し候」と…
歌舞伎座「十二月大歌舞伎」第1部「新版 伊達の十役(しんぱん だてのじゅうやく)」を観劇。 仁左衛門、菊五郎と並んで歌舞伎界で一番に贔屓にしていた吉右衛門の突然の訃報を聞いたばかり。 今年1月の歌舞伎座の正月公演で「仮名手本忠臣蔵」の大星由良…
歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」を観劇。 江戸時代、役者は11月から翌年10月までの1年契約で舞台に立っていて、顔ぶれが11月に変わることから、新しい一座を観客に見せるのが顔見世興行で、その名残が今も残っていてなかなか華やかな演目がそろっているが、…
毎年秋に奈良国立博物館で開催される「正倉院展」。 行きたいと思いつつ、なかなか実現しなかったが、コロナ禍で毎年行ってる海外旅行もままならない中でせめて奈良ぐらいまではと、今年は出かけていく。 せっかく奈良まで行くので1泊することにし、それなら…
半蔵門の国立演芸場の落語会「国立名人会」(10月25日)。 毎年、秋と正月の「国立名人会」は柳家小三治がトリをとっていて、必ず行くことにしているので発売と同時にチケットを購入。 ところが、今月10日、小三治が亡くなったとのニュース。 7日に、心不全…
国立劇場10月歌舞伎公演「通し狂言 伊勢音頭恋寝刃」。 四代目の襲名披露で初役をつとめて以来、梅玉が当たり役としているというので観る。 近松徳三ほか作で、初演は1796年(寛政8年)。通称「伊勢音頭」。 伊勢・古市の廓・油屋で実際に起きた事件を元に、…
イタリア・バジリカータの赤ワイン「アリアニコ デル ヴルトゥレ(AGLIANICO DEL VULTURE)2018」 (写真はこのあとメインのポークピカタ) バジリカータ州はイタリア南部に位置し、北東にはプーリア州、北西はカンパーニア州、南はカラブリア州に接し、イタ…
歌舞伎座「九月大歌舞伎」の第3部、4代目鶴屋南北作の「東海道四谷怪談」を観る。 4月、6月の「桜姫東文章」上の巻、下の巻に続く片岡仁左衛門、板東玉三郎の共演。やはり南北作の「桜姫東文章」での2人の共演が36年ぶりなら、仁左衛門の民谷伊右衛門、玉三…
フランス・ブルゴーニュの赤ワイン「レ・コティーユ・ピノ・ノワール(LES COTILLES PINOT NOIR)2019」 生産者のドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィスは、ブルゴーニュ地方コート・ドールの村サン・トーバンを拠点に、ブルゴーニュのほぼ全域のワインを造っ…
歌舞伎座六月大歌舞伎第2部「桜姫東文章(さくらひめあずまぶんしょう) 下の巻」を観る。 清玄と釣鐘権助2役(実際は最後にちょっとだけ出る桜姫の許嫁、大友常陸之助頼国の3役)の片岡仁左衛門、白菊丸と桜姫2役の板東玉三郎という、36年ぶりの共演による…
半蔵門の国立劇場小劇場で5月文楽公演第1部の「心中宵庚申」。 本来なら9月4日が初日だったが、緊急事態宣言により公演が中止となり、12日が初日だった。 久々の文楽。幕が開くなり生の舞台の醍醐味がジワジワーッと伝わってきて、明日への活力をもらった感…
歌舞伎座「四月大歌舞伎」第3部を観る。 午後6時開演というので、その前に銀座の「泰明庵」で白魚天盛りそば。 今月の歌舞伎座もコロナ対策のため、幕間ありの三部制、客席数50%を維持しての上演。第3部は鶴屋南北作「桜姫東文章(さくらひめあずまぶんしょ…
歌舞伎座の三月大歌舞伎、第2部は時代ものと世話もの豪華2本立て。 1本目は「一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき) 熊谷陣屋」。 熊谷直実(くまがい・なおざね)に仁左衛門、源義経に錦之助、直実の妻、相模は仁左衛門の息子の孝太郎ほか。 続いて「雪暮夜入…
国立劇場小劇場での2月文楽公演は、勘十郎見たさに第3部の「冥途の飛脚」へ。 前回行ったとき、客席は歌舞伎座と同じに席を前後左右に空けて市松模様みたいにしてコロナ対策を行っていたが、きのうは1列に2つ席を続けて1つ席を空けてというふうに変わってい…
歌舞伎座「二月大歌舞伎」第2部を観る。 演目は四世鶴屋南北作「於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)土手のお六 鬼門の喜兵衛」と、舞踊と清元の「神田祭」。 「於染久松色読販」では土手のお六を坂東玉三郎、鬼門の喜兵衛を片岡仁左衛門、ほ…
千駄ヶ谷の国立能楽堂で開催された「1月狂言の会」に行く。 演目と主な出演者は、「餅酒(もちさけ)」松田髙義(和泉流)、「泣尼(なきあま)」茂山七五三(大蔵流)、「牛盗人(うしぬすびと)」野村万作(和泉流)。 狂言なんて何十年ぶりのこと。能・狂…
初芝居は松の内にと7日に歌舞伎座へ。2日から始まった「壽 初春大歌舞伎」の第2部を観る。 コロナ対策のため1演目のみで四部制だったのが、1月からは三部制(各部総入れ替え、幕間あり、2演目)となったが、席は相変わらず前後左右1席ずつ開けて座る。歌舞…
今年の歌舞伎座正月公演の第2部で、亡くなった坂田藤十郎を偲んで息子の中村鴈治郎、扇雀らが「夕霧名残の正月」を上演するというので正月休みを利用して調べてみたら、この作品の誕生には興味深いエピソードがいろいろあることがわかった。 中でも、江戸時…
歌舞伎座十二月大歌舞伎、第四部の「日本振袖始(にほんふりそではじめ)大蛇退治」を観る。 地下鉄を降りて歌舞伎座の地下から1階を結ぶエスカレーターに乗っていたら、「農口尚彦研究所」の広告がズラリと並んでいた。 農口さんといえば「酒づくりの神様」…
東京・半蔵門の国立劇場11月歌舞伎公演・第2部の「彦山権現誓助剣(ひこさんごんげんちかいのすけだち)―毛谷村-」を観る。ほかに、清元の舞踊で「上 文売り(ふみうり)」「下 三社祭(さんじゃまつり)」。 「彦山権現誓助剣」はもともと人形浄瑠璃(文楽…
歌舞伎座十月大歌舞伎第3部の「梶原平三誉石切 鶴ヶ岡八幡社頭の場」を観る。 相変わらずコロナ予防のため入場時は手指の消毒、検温。席の前後左右は空席。前から3列目だったので、1例目は無人で2列目の前も誰も座ってないから3列目でも最前列と同じ。全体が…
半蔵門の国立劇場小劇場でチョー久しぶりに文楽鑑賞。 国立劇場に行くのも久々。本来なら3月に尾上菊之助が歌舞伎「義経千本桜」の佐藤忠信・源九郎狐と平知盛、初役のいがみの権太の“三役完演”に挑むというのでチケットも買ってあったが、コロナ禍で公演中…
歌舞伎座九月大歌舞伎第3部「双蝶々曲輪日記 引窓」を観る。 8月の花形歌舞伎をコロナ禍での中断以来半年ぶりで観たが、あれは舞踊中心で小手調べという感じ。 今月のは本格的な歌舞伎演目、というわけで、感慨深かった。 コロナの影響が続いていて、入場時…
3月から休場していた歌舞伎座が8月1日、ようやく再開した。 再開前に観たのは2月の十三代目片岡仁左衛門二十七回忌追善狂言で、当代の仁左衛門が菅丞相を演じる「菅原伝授手習鑑」から「加茂堤」「筆法伝授」「道明寺」だった。 それから半年ぶりの歌舞伎座…
新型コロナウィルスの影響で歌舞伎公演はすべて中止となっているが、公演再開に向けて役者たちは日々鍛練してますよというのを伝える目的なのか、日本俳優協会と伝統歌舞伎保存会がYouTubeチャンネル「歌舞伎ましょう」を開設し、役者たちの近況を動画で伝え…
歌舞伎座二月大歌舞伎昼の部を観る。 十三世片岡仁左衛門二十七回忌追善狂言で、昼の部では平安時代に大宰府流罪となった菅丞相の悲劇を描いた「菅原伝授手習鑑」から「加茂堤」「筆法伝授」「道明寺」。 菅丞相は当代の仁左衛門。1995年に初役で演じて以来…
東京・渋谷のPARCO劇場が新生オープンし、幕開けの"こけら落とし"公演となった「志の輔らくご」を聴きに行く。 ロビーには祝いの酒樽と胡蝶蘭がところ狭しと並んでいた。 演目は、「こけら落としの一席」として「ぞろぞろ」、新作落語の「メルシーひな祭り」…