善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

トロールの森の黄金バット

11月3日から23日まで、今年も善福寺公園の上池を主会場に野外アート展「トロールの森2016」が開催された。 私が所属する地域のミニラジオ局「ラジオぱちぱち」は、毎日曜日の公園内でオープンカフェを開くとともに、パフォーマンス部門で活劇「黄金バット第9…

カワウとウミウ

毎年恒例の「トロールの森」も23日で終わり、土曜日朝の善福寺公園は至って静か。 先日の雪がまだところどころに残っている。 気温も低くて、秋というより冬の気配。 公園は今、イチョウの黄葉が真っ盛りだ。 でもまだ青々しているイチョウもあって、木によ…

三浦綾子「母」

三浦綾子の「母」(角川文庫)を読む。 「蟹工船」の作者として知られるプロレタリア作家・小林多喜二の母、小林セキさんの物語だ。 先日、三浦綾子原作の映画「母―小林多喜二の母の物語」が寺島しのぶ主演でクランクインしたとのニュースを知った。 監督は…

トロールの森2016 フットパスプロジェクト

善福寺公園を中心に開催中の「トロールの森2016」のイベントのひとつ、青山学院大学総合文化制作学部鳥越研究室主催の道案内ワークショップ「西荻→善福寺池 フットパスプロジェクト」に参加。長年善福寺に住んでいるが、知らなかったことばかりで発見の連続…

秋の花と実

きのうの日曜日は終日ポカポカ陽気。 善福寺公園の秋も深まり、紅葉が進んでいる。 赤い実は何の実かな? そういえば「赤い鳥小鳥」という童謡にこんな歌詞があった。 赤い鳥小鳥 なぜなぜ赤い 赤い実を食べた 赤い鳥が食べたのはこんな実だっただろうか。 …

きのうのワイン+「スタア誕生」

イタリア・トスカーナの赤ワイン「ブラッカーレ(BRACCALE)2011」 初めて飲むワインだ。 イタリア・トスカーナの海岸沿いに広がるマレンマでつくられるワイン。 マレンマ地区では狩猟の伝統があり、ブラッカーレとは「捕獲を始める、獲物を追う」という意味…

ジェフリー・ディーヴァー『煽動者』

ジェフリー・ディーヴァー『煽動者』(池田真紀子訳・文藝春秋)を読む。 キネシクス(ボディランゲージを分析する科学という)を駆使して犯人に迫るキャサリン・ダンス捜査官シリーズの4作目。 “人間嘘発見器”の異名をとる尋問のエキスパート、キャサリン・…

紅葉とハシビロガモ

暦の上での立冬(11月7日)はとっくにすぎ、小雪(11月22日)が近づいてきたきょうこのごろ。善福寺公園の秋も深まっている。 早くも見ごろとなったモミジ。 サクラの葉っぱも黄色くなっているが、今年は散るのが遅い感じもする。 下池には今年も北の国から…

ボルドーワイン&シチリアワイン

最近もいろんなワインを飲んでいるが、晩酌で飲んでいるワインから。 フランス・ボルドーの赤ワイン「シャトー・ジレ・ルージュ(CH.GILLET ROUGE)2014」 9月の末にボルドーを旅行してメドックとサンテミリオンのシャトーを見学したが、サンテミリオンより…

ごちそう史庵の「竹筒焼きつくね」

先日、仲間と行った飲み屋に変わった料理があった。 JR西荻窪駅北口からちょっと行ったところにある「ごちそう史庵」という店。 ビールに日本酒、ワイン、料理も「しらすピザ」とかいろいろ頼んだが、つくねを頼んだら竹筒に入ったアツアツのつくねが出てき…

絶品!国立劇場「仮名手本忠臣蔵」第2部

国立劇場の11月歌舞伎公演を観る。 同劇場は今年の11月1日で開場から50年。そこで開場50周年を記念して義太夫狂言の大作『仮名手本忠臣蔵』(かなでほんちゅうしんぐら)の全段を10月から3カ月に渡って上演中で、11月は第2部の「浄瑠璃 道行旅路の花聟」「五…

トロールの森の作品あれこれ

善福寺公園の上池を中心に開催中の野外アート展「トロールの森2016」(23日まで)。 作品を見て回ったので、いくつかを紹介しよう。 河原拓巳さんの「ガラスの水たまり」。 バット・ド・ヴェールというガラス制作技法による作品という。ガラス素材を生かし、…

吉例顔見世大歌舞伎

歌舞伎座11月の「吉例顔見世大歌舞伎」は2カ月続く八代目中村芝翫襲名披露公演。同時に新芝翫の子どもたち、四代目中村橋之助、三代目中村福之助、四代目中村歌之助も襲名披露。 歌舞伎座へ行こうと銀座を歩いていたら、和光のウインドディスプレーに巨大な…

ダンス集団「初期型」

3日からはじまった野外アート展「トロールの森」(23日まで)に参加している肉体派?ダンスカンパニー「初期型」のパフォーマンス公演、題して「HAVE(ハヴ)」を日曜日の夜に観た。 会場はJR西荻窪駅前のビリヤード山崎2階。 出演は構成・演出のカワムラア…

トロールの森始まる

杉並区の都立善福寺公園とJR西荻窪駅周辺から善福寺のエリアを舞台にさまざなジャンルのアートを楽しむ「トロールの森」は今年で15年目。 3日から始まり、今月23日まで開催されるが、きのうの日曜日は「池の端遊歩音楽会」と「水車」を出展している栗田昇さ…

カワセミ見返り美人の図

3日の文化の日から善福寺公園上池を主会場に野外アート展「トロールの森2016」が始まり、けっこう忙しい。 詳しいことはまたの機会にして、きょうも1日公園にいたら、目の前をカワセミがツイ~ッと飛んで行ったのであとをつけると、至近距離にいました。 そ…

国立新美術館 ダリ展

六本木の国立新美術館で開催中の「ダリ展」を見に行く(12月12日まで)。 スペインに生まれたサルバドール・ダリ(1904年-89年)は20世紀美術を代表する一人。 1929年、ということは彼が24、5歳のとき彗星のようにパリの美術界に登場し、シュルレアリスムを…

ピエール・ルメートル「傷だらけのカミーユ」

ピエール・ルメートル「傷だらけのカミーユ」(橘明美訳、文春文庫)を読む。 フランスの作家で1951年生まれだから今年65歳。 「その女アレックス」「悲しみのイレーヌ」に続くカミーユ警部シリーズ三部作の完結編という。 前2作も意表をつく意外な展開にう…