#観劇
東京・六本木の俳優座劇場で劇団俳優座公演№358「慟哭のリア」を観る(6日)。 最近は観劇というと歌舞伎や文楽ばかりで新劇は久しく観ていないが、今年は新劇100年(新劇初の劇団・築地小劇場が誕生してから100年)の節目であり、これまで新劇を牽引してき…
東京・千駄ケ谷にある国立能楽堂で、夏スペシャル「蝋燭の灯りによる 特集・魂魄のゆくえ 狂言と落語・講談」の企画公演。 講談は神田松鯉(しょうり)「番町皿屋敷」、落語は柳家さん喬「野ざらし」、狂言は大蔵流・大藏彌太郎、山本泰太郎、茂山千五郎「武…
歌舞伎座新開場十周年と銘打った「六月大歌舞伎」夜の部は「義経千本桜」のうち「木の実」「小金吾討死」「すし屋」「川連法眼館」。 出演は、いがみの権太に仁左衛門、ほかに中村歌六、中村時蔵、坂東彌十郎、中村錦之助、片岡孝太郎、尾上松緑など。 「義…
歌舞伎座で、中村吉右衛門の一周忌追善「秀山祭九月大歌舞伎」第3部を観る。 菊五郎は別格として歌舞伎の二枚看板にして名優同士だった吉右衛門と仁左衛門。その吉右衛門が亡くなって1年。寂しさはいまだ続いている。 今月の大歌舞伎は、いずれも吉右衛門ゆ…
歌舞伎座二月大歌舞伎・第二部を観る。 演目は「春調娘七種(はるのしらべむすめななくさ)」と「義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)渡海屋・大物浦(とかいや・だいもつのうら)」。 「渡海屋・大物浦」は「片岡仁左衛門が一世一代にて相勤め申し候」と…
東京・中落合にある「シアター風姿花伝」(全100席)で、古川日出男作の1幕劇「ローマ帝国の三島由紀夫」を観る。 岸田國士戯曲賞にノミネートされるほどの評価を得ながら、なぜかどの劇団もやろうとしない戯曲の上演、というので出かけていく。 客席は満員…
歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」を観劇。 江戸時代、役者は11月から翌年10月までの1年契約で舞台に立っていて、顔ぶれが11月に変わることから、新しい一座を観客に見せるのが顔見世興行で、その名残が今も残っていてなかなか華やかな演目がそろっているが、…
国立劇場10月歌舞伎公演「通し狂言 伊勢音頭恋寝刃」。 四代目の襲名披露で初役をつとめて以来、梅玉が当たり役としているというので観る。 近松徳三ほか作で、初演は1796年(寛政8年)。通称「伊勢音頭」。 伊勢・古市の廓・油屋で実際に起きた事件を元に、…
きのう10月30日は東京・池袋にある東京芸術劇場コンサートホールへ。 モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚~庭師は見た!~」の再演を観る。 前から3列目、舞台中央付近のSS席。中央付近の前の2列はコロナ対策のためか、あるいはキャンセルか、空席だったの…
半蔵門の国立劇場小劇場でチョー久しぶりに文楽鑑賞。 国立劇場に行くのも久々。本来なら3月に尾上菊之助が歌舞伎「義経千本桜」の佐藤忠信・源九郎狐と平知盛、初役のいがみの権太の“三役完演”に挑むというのでチケットも買ってあったが、コロナ禍で公演中…
歌舞伎座九月大歌舞伎第3部「双蝶々曲輪日記 引窓」を観る。 8月の花形歌舞伎をコロナ禍での中断以来半年ぶりで観たが、あれは舞踊中心で小手調べという感じ。 今月のは本格的な歌舞伎演目、というわけで、感慨深かった。 コロナの影響が続いていて、入場時…
チリの赤ワイン「モンテス・リミテッド・セレクション・ピノ・ノワール(MONTES LIMITED SELECTION PINOT NOIR)2018」 南北に細長いチリは16の州に区分されていて、かつて各州は名前とは別に割り当てられていたローマ数字が用いられるのが一般的だったとい…
宮崎駿原作の新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」夜の部を観る。 出演はナウシカ尾上菊之助、クシャナ中村七之助、ユパ尾上松也そのほか。 会場に入って真っ先に目につくのが幕。 タペストリーみたいになっていて本物の織物のタペストリー?と思ったら風に揺れて…
歌舞伎座「四月大歌舞伎」夜の部を観る。 演目は「源平布引滝 実盛物語」「猿翁十種の内 黒塚」「二人夕霧」。 出演は仁左衛門、歌六、錦之助、猿之助、鴈治郎、孝太郎、魁春ほか。 圧巻は時代物の名作「実盛物語」の仁左衛門。 特に扇を用いて物語るくだり…
歌舞伎座二月大歌舞伎・夜の部を観る。 昼夜で初代尾上辰之助の三十三回忌追善狂言を上演。初代辰之助は四代目尾上菊之助(現・尾上菊五郎)、六代目市川新之助(十二代目市川團十郎)とともに“三之助”と呼ばれ人気だったが40歳という若さで亡くなった。 夜…
今年の初芝居は、国立劇場の「通し狂言 姫路城音菊礎石(ひめじじょうおとにきくそのいしずえ)」。 正月らしい華やかさが好きで、このところ毎年見ている音羽屋の新春歌舞伎公演。 出演は菊五郎、松緑、菊之助、時蔵ほか。 まだ松の内だったので開演前の会…
国立劇場12月公演「通し狂言 増補双級巴(ぞうほふたつどもえ)―石川五右衛門―」を観る。 12時開演で終わるのが午後4時すぎ。平日の昼間だったが客席は1階席満員、2階席もほぼ埋まっていて人気のほどがうかがわれる。 出演は石川五右衛門・中村吉右衛門、壬…
歌舞伎座の「10月大歌舞伎」を観る。 平成30年文化庁芸術祭参加公演と銘打った夜の部で、十八代中村勘三郎七回忌追善興行でもある。 お目当ては仁左衛門が助六を演じる「助六曲輪初花桜」。ほかに「宮島のだんまり」「義経千本桜 吉野山」。 出演は仁左衛門…
歌舞伎座四月大歌舞伎・夜の部「絵本合法衢(えほんがっぽうがつじ)」を観る。 入口の絵看板。 四世鶴屋南北作。文化7年(1810年)5月5日江戸市村座初演。 片岡仁左衛門が権力者の悪人と市井の悪人の2役を演じる悪の魅力?満載の芝居。 2011年3月に国立劇場…
新国立劇場で上演中の「赤道の下のマクベス」を観る。 夕方6時開演なので、その前に腹ごしらえをと新宿で途中下車し、新宿郵便局そばの「渡邉」でそばをすする。 食べたのは「きのこ卵とじせいろ」。 夕方の中途半端な時間なのにけっこう客で賑わっていた。 …
歌舞伎座の三月大歌舞伎。夜の部を観る。 演目は「於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)」「神田祭(かんだまつり)」「滝の白糸(たきのしらいと)」。 もちろんお目当ては「於染久松色読販」と「神田祭」の仁左衛門と玉三郎の共演。 「於染久松色…
国立劇場3月歌舞伎公演に行く。 「増補忠臣蔵(ぞうほちゅうしんぐら)」と「梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)」の2本立て。 もちろんお目当ては菊之助が髪結新三を演じる「梅雨小袖昔八丈」。 なかなかいい題名。 まだ3月になったばかりだが、…
国立劇場の2月文楽公演第2部を観る。 昭和を代表する名人、八代目竹本綱太夫50回忌追善と、豊竹咲甫太夫改め六代目竹本織太夫襲名披露公演。 演目は「花競四季寿(はなくらべしきのことぶき)万才・鷺娘」のあと、綱太夫50回忌追善と新・織太夫の襲名披露口…
歌舞伎座の二月大歌舞伎は、1月に続いて高麗屋の三代同時襲名公演。 松本幸四郎が二代目松本白鸚を、市川染五郎が十代目松本幸四郎を、松本金太郎が八代目市川染五郎を襲名する記念すべき公演。 見に行ったのは夜の部。 演目は「一谷嫩軍記 熊谷陣屋」「壽三…
国立劇場の初春歌舞伎公演「通し狂言 世界花小栗判官(せかいのはなおぐりはんがん)」を観る。 小栗判官と恋人の照手姫がすれ違いを繰り返しながら艱難辛苦を乗り越えていく波乱万丈の物語。 きのう3日が初日で2日目にいったが、1階は満席。晴れ着姿の人も…
国立劇場大劇場で「12月歌舞伎公演」を観る。 12時開演で演目は「今様三番三(いまようさんばそう)」「通し狂言 隅田春妓女容性(すだのはるげいしゃかたぎ)三幕九場―御存梅の由兵衛―(ごぞんじうめのよしべえ)」 「今様三番三」は30分ほどの長唄舞踊。曽…
きのうは地元のミニラジオ局「ラジオぱちぱち」のメンバー有志と、渋谷の「青山クロスシアター」で上演中の「W3(ワンダースリー)」を観に行く。 善福寺公園を主会場とする「トロールの森2017」で、わがぱちぱちの野外劇(黄金バット第92作)に特別出演し…
国立劇場の十月歌舞伎公演「通し狂言 霊験亀山鉾」を観る。 鶴屋南北作。出演は仁左衛門、雀右衛門、錦之助、孝太郎、彌十郎、又五郎、歌六、秀太郎ほか。 「霊験亀山鉾」の初演は1822年(文政6)、南北68歳のときだったという。 元禄文化とはやや趣を異にす…
歌舞伎座で1日から始まった「芸術祭十月大歌舞伎」、昼の部の「マハーバーラタ戦記 序幕・神々の場所より大詰・戦場まで」を観る。 出演は菊之助、時蔵、七之助、松也、菊五郎ほか。 劇場内に貼ってあったポスター。主人公の迦楼奈に扮する菊之助。インドの…
歌舞伎座で「秀山祭九月大歌舞伎」夜の部を観る。 おととい文楽、きのう歌舞伎と観劇三昧。 演目は、吉右衛門、歌六、雀右衛門、又五郎、錦之助、東蔵、左團次など出演の「ひらかな盛衰記 逆櫓」、染五郎、雀右衛門、錦之助、魁春など出演、吉右衛門監修の「…