善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

通し狂言 世界花小栗判官

国立劇場の初春歌舞伎公演「通し狂言 世界花小栗判官(せかいのはなおぐりはんがん)」を観る。

小栗判官と恋人の照手姫がすれ違いを繰り返しながら艱難辛苦を乗り越えていく波乱万丈の物語。
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きのう3日が初日で2日目にいったが、1階は満席。晴れ着姿の人も多く、入口のホールは正月っぽい雰囲気。
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巨大な凧に描かれた荒馬を乗りこなす小栗判官
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出演は菊五郎中村時蔵尾上松緑尾上菊之助ほか。
休憩をはさみつつ4時間半の長丁場だが、見せ場たっぷり、というより見せ場の集大成という感じで一気にブッ飛ばす。正月らしい華やかな舞台。

何しろ見せ場だらけで、荒馬を鮮やかに乗りこなす小栗判官菊之助)の曲馬乗り、照手姫の危機を救う家臣・浪七(松緑)の壮絶な立ち回り、判官に一目惚れしたばっかりに悲劇に見舞われてしまいには幽霊になる娘・お駒(梅枝)、熊野権現の霊験が引き起こす奇跡など、見どころ満載だった。

舞台の最後には出演者による恒例の手拭いまきがあり、菊之助が投げた手拭いを見事にゲット。
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菊之助ファンとしてシアワセな気分。
こいつぁ春から・・・。

やっぱり正月公演は正月に観るのがいいネ。