火曜日朝の善福寺公園は曇り。出かけるとき雨粒がポツリと落ちてきたので傘を持って出かける。結局、小粒の雨がときおりポツリポツリときたが、傘はささずにすんだ。
上池の真ん中あたりで3羽のキンクロハジロが眠っていた。
冬鳥が少しずつ増えている。
ヒドリガモも、オスとメスのペアかな?
マルちゃんらしいオスのカワセミ。
けさは定位置より遠くいところにいた。
杭の上にいたコサギを撮ろうとしたら、こっちに向かってくる。
どうしたの?と思ったら、アサザの葉っぱ付近にいた小魚をゲット。
ゲットした小魚をアサザの葉っぱの上で食べようとしたら、沈んでしまいオットット。
結局、杭に戻って獲物をゴクリ。
コサギの朝の食事風景。
チャ(茶)の花が咲いていた。
ちょうど今ごろが開花の時期だ。
チャはツバキの仲間。岡倉天心はチャノキを「カメリアの女帝」と呼んだそうだが、カメリアとはツバキのこと。
下池にまわると、こちらにもヒドリガモ。
上池と下池を行き来してるのかな?
近くにカワセミがやってきていた。
オスの若造クンだろうか。
ウマノスズクサの花が咲いていた。
ウマノスズクサはジャコウアゲハの幼虫の食草としても知られるが、夏から秋にかけてラッパみたいな形をした花を咲かせる。
ラッパの形には秘密があり、ほかのラッパ形の花を咲かせる植物でもそうなのかもしれないが、ウマノスズクサの花の場合、蜜を吸おうと虫が中に入っていくと、花の中では毛が逆さになって生えているため虫は外に出られなくなり、まる1日、中に閉じ込められてしまう。つまり虫は幽閉されてしまうのだ。
閉じ込められた虫は、中で右往左往しているうちに、体につけていたほかの花の花粉を雌しべにつけて受粉を媒介する。
すると今度は雌しべより下にあった雄しべが出てくるので、その花粉をつける。そうすると何と逆毛が委縮して、虫は外に出られるようになり、花粉をつけたまま飛び出していく・・・。
ということが花の中で1日のうちに起き、虫は晴れて解放されるのだとか。
自家受粉を避けて子孫繁栄を図るウマノスズクサの戦略ということか。
ちなみにウマノスズクサの名前の由来は、結実する実が馬につけた鈴に似ているから、ということのようだか、結実率が低く、実は稀にしか見られないという。
ウマノスズクサのすぐそばで、生まれたばかりのカマキリの赤ちゃん。
赤ちゃんはほかにもいて、たくさん生まれたのかな?
カマキリは秋に成虫が産卵して、卵のまま冬を越し、春になると孵化するはずだが、早めに産卵したのが秋の今ごろ生まれちゃったようだ。
一般にはカマキリはとても賢く、季節の変化を読み取って産卵時期を調節しているので、秋や冬の直前に孵化するなんてことはない、といわれている。
しかし、今年はつい最近も気温が30℃近くから25℃を超える日があったように、季節変化に異変が起きていると、カマキリの“計算”にも狂いが生じているのかもしれない。
カマキリの赤ちゃん、無事に冬を乗り切ってね~。