土曜日朝の善福寺公園は快晴。蒸し暑さ続く。が、きのうまでよりは多少しのぎやすい。
公園に向かう途中、公園近くの住宅地でオナガがギャーギャーとうるさい。

何羽かが集まっていて、やがて次々に去っていった。
あとに残っていたのは、鋭い眼光、鉤型に曲がったクチバシの猛禽系の鳥だった。
眼の周りに黄色いアイリングがあるから、ツミだろうか。
それもまだ小さそうだから幼鳥かもしれない。
どこへ行こうかと思案しているのか、いつまでも動かずにいた。
水の中に潜っていたカイツブリが浮き上がった。
親鳥?それとも子ども?
樹液を吸いにスズメバチがやってきていた。
下池にまわると、きのうと同じに川(善福寺川)からのぼってきたカルガモの幼鳥が、池に行きたくて行けずにいる。

池に行くには池の水をせき止めている堤を越えなくてはいけないのだが、親鳥はヒョイと飛び越えても、幼鳥はまだ十分伸びていない羽をパタパタさせるだけで、飛び上がることができない。
散歩中の人たちが集まってきて心配そうに見守っているが、そのへんをウロウロするばかりだった。
シオカラトンボが空中で交尾していて、離れたと思ったらすぐにメスが産卵を始めた。
尾っぽを水面に叩きつけて産卵するメス。
オスは上を旋回しながら、それを見守っている。
自分の遺伝子が確実に受け継がれているかを確かめているらしい。
カワセミの鳴き声がするので追いかけると、枝にとまった。
やがてダイブしてえさをゲット。うまくくわえられず取り落としてしまったが、そのまま飛び去った。
きのう見つけたカマキリの脱け殻より、さらに大きな脱け殻。
脚の先から、さらには細い触角まで、きれいに抜けている。
見事な脱皮のワザ。
再び上池に戻ると、何と、水の中から突き出た杭の上にカマキリ。
そんなところに獲物はいないと思うのだが、獲物を追って飛んできてとまったのだろうか。
白い斑点があるからハラビロカマキリのようだ。
カマキリは翅があるので飛べることは飛べるが、体が大きくて体重があるので長い距離を飛んだりはできないはず。
飛び回ったりするわけではなく、せいぜいジャンプするぐらいか。
無事に陸地に戻れるといいんだが。
