木曜日朝の善福寺公園は快晴。日差し強く、夏の暑さ。何しろ6月、きょう5日は二十四節気の芒種。イネやムギなど穂の出る植物の種を蒔くころ。
上池では、マルちゃんらしいオスのカワセミ。
1番子は順調に育ってるのかな?
ウとゴイサギとマルちゃんの3羽揃い踏み。
マルちゃんが何かくわえている。エサをゲットしたようで、幼鳥にあげるのではなく自分で食べちゃったみたい。
カイツブリの巣ではけさもにぎやか。
1羽のヒナがお母さん(それともお父さん?)にエサをねだっている。
カワセミは池から離れたところにある巣でヒナが生まれ、巣立ちしてから善福寺池にやってくるが、カイツブリは池の浮き巣で産卵・孵化させるので岸辺からヒナの成長を観察できる。
日ごとに成長しているのがよくわかるが、きのは5羽いたヒナが、けさは4羽しかいない。
1羽は災難に遭ったのか?
親鳥がエサを運んでくるとみんな大喜びしている。
どうやらエビをプレゼントされたようだ。
おいしそうなエビを尻尾から丸飲みしようとしている。
ヒナとはいえ食欲旺盛。
まだ足りないよー、もっと欲しいよーとおねだりしてるのかな?
小さな黄色い花が群生して咲いていた。
コモチマンネングサといって、茎の葉のつけ根にムカゴを生じるので、「子持ち」というので名がついた。
やがてムカゴはポロポロ地面に落ちて発芽し、増えていくので、繁殖力が強いらしい。
夏の日差しの中をミスジチョウが飛んでいて、とまったところ。
胸からおなかにかけて虹色に輝いていた。
交尾しているのはハバチの仲間かな?
見るたびに大きくなっていくカマキリ。
いつもは翅を開いてとまるミスジチョウが珍しく翅を立てていた。
翅の裏も表も同じ模様。
けむくじゃらのムシヒキアブがガらしいのをゲット。
鋭く尖った口吻をブスッと獲物に突き刺して、生き血を吸っている。
「やめてー!」と被害者の声が聞こえてきそうだ。
イトトンボが葉っぱにとまった。
離れたところの別の葉っぱの上にはカナヘビ。
おなかがプックラとふくらんでいるが、メスだろうか。
カナヘビの産卵時期はちょうど今ごろで、メスは交尾するとおなかがどんどんふくらんでくるという。
5月に分封したミツバチの巣はどうなったか?
そっとのぞいてみると、どうやら今は蜜と花粉集めの最盛期みたい。
次々と働きバチが出たり入ったりしていた。
垂直に網を張り、真ん中がジグザグになっているところに小さなクモ。
ナガコガネグモの幼体のようだ。
ナガコガネグモはジグザグ状やX字状の模様の網を張って獲物を待ち受ける。
この網を「隠れ帯」と呼ぶが、まだ小さな幼体の段階から立派な隠れ帯をつくって獲物を待ち伏せしているようだ。
体をくねらせているのはハエトリグモの一種、メスジロハエトリだ。
オスとメスではデザインがまったく違うハエトリグモ。
メスの体色は白くて、それでメスジロの名かがついた。
一方、オスは黒地に白やクリーム色っぽい線がある。
したがってけさ見たのはオスのようだ。
体くねらせダンスでも踊ってるの?