善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ハエトリグモの目の数は?

木曜日朝の善福寺公園は曇り。きのうよりは気温が低く、多少は秋の気配も感じるが、風がないとやはりムシムシ。

 

けさのカワセミは、定位置にオスのマルちゃんの姿がない。

どこ行ったの?と見回すと、離れた場所でエサをねらっていた。

 

池をめぐっていると、メスのヤエちゃんのテリトリーとおぼしきところにカワセミ

よく見ると、ヤエちゃんではなく、若いオスのカワセミだ。

まだ子どもっぽい。ハテ、あなたはどなた?

 

下池をめぐっていると、孤高のアオサギ

 

先日、ナガコガネグモが大きな網をつくっていたところで、きのうは見つけられなかったが、けさはふたたびナガコガネグモ

同じように直線の隠れ帯をつくっていた。

 

下池を1周してふたたび上池へ。

ウマノスズクサの葉にジャコウアゲハの幼虫。

ムシャムシャと無心に葉っぱを食べていた。

 

白いハエトリグモを発見。

メスジロハエトリだろうか。

和名の通り、メスだけが白い体のハエトリグモ。

卵を守るため、あえて目立つ白色にしているのだろうか。

横から見ると、前方に4つの目が並んでいて、後方にも左右に目があって合計6個。

クモの目は8個あるはずだが、残りの2つはどこ?と探すが見つからない。

実は、通常クモの目は合計8個あるが、ハエトリグモの場合は左右の横にある目の2つが退化して機能しておらず、実質合計6個の目になっているそうだ。

それぞれの目は視野が重ならないようになっていて、前方真ん中の2つの目(前中眼)は10°、前方左右の2つの目(前側眼)は60°、後方にある目(後側がん)は130°の視野がある。

一番大きい前方真ん中の目は視野が10°ととても狭いが、網膜における見えるものの解像度は高く、ヒトの視力に匹敵するほどなんだとか。

徘徊して獲物を捕らえるのがハエトリグモなのだから、獲物を見つけるため“目は命”なのだろう。

 

オンブバッタを下から見上げたところ。

上の体の小さいオスがしっかりとメスをつかまえている。

 

アゲハチョウがヒラヒラ舞っていて、葉っぱにとまった。

ナミアゲハのようだが、羽化して間もないのか翅には傷もなく美しい。

 

歩いているとコムラサキが舞っていて、立ち止まると体の周りをヒラヒラ舞いだした。

ジッとしていると、近くのベンチにとまった。

すぐにまたヒラヒラと舞いはじめ、やがてどこかへ消えた。

オスのようで飛んでいるときは翅が紫色に見えたが、あれは光線の加減による一瞬の美しさだったのか。