きのうは地元のミニラジオ局「ラジオぱちぱち」のメンバー有志と、渋谷の「青山クロスシアター」で上演中の「W3(ワンダースリー)」を観に行く。
善福寺公園を主会場とする「トロールの森2017」で、わがぱちぱちの野外劇(黄金バット第92作)に特別出演してくれたパントマイマーの鈴木秀城さんが「ワンダースリー」に出演しているというので出かけていった。
善福寺公園を主会場とする「トロールの森2017」で、わがぱちぱちの野外劇(黄金バット第92作)に特別出演してくれたパントマイマーの鈴木秀城さんが「ワンダースリー」に出演しているというので出かけていった。
開演は夜の7時。その前にかつての花街、円山町を探訪しようと夕方、井の頭線神泉駅で集合。
案内してくれたのは、われわれのメンバーでもあるサウンドスケープ研究家で青山学院大学総合文化政策学科の教授でもある鳥越けい子先生。
実は鳥越先生は、ゼミの一環として円山町を舞台に環境やアートなどと多角的に結び付けた新たなまちづくりの方法をフィールドワークしていて、円山町に相当詳しい。それで案内をお願いしたのだ。
案内してくれたのは、われわれのメンバーでもあるサウンドスケープ研究家で青山学院大学総合文化政策学科の教授でもある鳥越けい子先生。
実は鳥越先生は、ゼミの一環として円山町を舞台に環境やアートなどと多角的に結び付けた新たなまちづくりの方法をフィールドワークしていて、円山町に相当詳しい。それで案内をお願いしたのだ。
東急本店通りと道玄坂に挟まれた丘の上にあるのが円山町で、丘の谷間に位置するのが神泉地域。
このあたりは爆発的な都市化が進んでいった渋谷駅周辺エリアの中にあるにも関わらず、まるでエアポケットのような別天地となっていて、落ち着いた昔の街並みが残されている。
もともと花街だったからラブホテルも多いが、そうした新しさと昔の風情が同居している街といったらよいか。
このあたりは爆発的な都市化が進んでいった渋谷駅周辺エリアの中にあるにも関わらず、まるでエアポケットのような別天地となっていて、落ち着いた昔の街並みが残されている。
もともと花街だったからラブホテルも多いが、そうした新しさと昔の風情が同居している街といったらよいか。
訪れた場所の写真をいくつか。
神泉駅南口を出たところの踏み切り。
踏み切りのすぐ目の前にあるのが「カフェ・ド・ラ・フォンテーヌ」という老舗喫茶店。
生まれも育ちも渋谷というオーナーは写真家でもあり、渋谷の変遷を撮り続けているという。
喫茶店の入口にはお父さんの代からのカメラが何十台と並んでいた。
この地域のことで知らないことはないというくらいの地元ツウ。
神泉駅南口を出たところの踏み切り。
踏み切りのすぐ目の前にあるのが「カフェ・ド・ラ・フォンテーヌ」という老舗喫茶店。
生まれも育ちも渋谷というオーナーは写真家でもあり、渋谷の変遷を撮り続けているという。
喫茶店の入口にはお父さんの代からのカメラが何十台と並んでいた。
この地域のことで知らないことはないというくらいの地元ツウ。
神泉の由来はもともとここには湧水があり、古くから霊泉として知られていたのでこの地名が生まれたとか。江戸時代から明治20年ころまでは温泉も湧いて、「弘法湯」として栄えてのちの円山を中心とする盛り場の発祥地となったそうだ。
花街としての全盛期だった大正時代末期から昭和初期の円山町には待合が100軒近く、芸者置屋は130軒以上あり、芸者総数は400人を超えていたという。ちなみに今は4人とかいっていた。
その当時の名残、下駄をつっかけた芸者さんが歩きやすいよう低く造られた階段。
滝坂道は江戸時代初期に甲州街道がつくられる以前、江戸と武蔵国府のあった府中方面を結んでいた中世の「府中道」の一部だったという道筋。この滝坂道から道玄坂へと続いている。
円山町のほぼ中心にあるのが道玄坂地蔵。
よーく見ると口紅がついている。
千代田稲荷神社の隣はホテル。
昭和の香りがする円山町から一歩出ると、ものすごい人出の渋谷の町並み。
まるで異空間からタイムマシンでいきなり現実にもどったみたいな気分になる。
ブルーのイルミネーション。
20分ほど歩いて「ワンダースリー」が上演されている青山クロスシアター」へ。
入口に「ワンダースリー」の原作者・手塚治虫のマンガのシーンが何枚も貼られていて、物語の発端がわかる。
客席は若い人が多い。子ども連れもいた。
芝居というかパフォーマンスというか、ほとんど無言劇に近く、言葉はときおり宇宙語で語られたりするが意味は不明。
しかし、抱腹絶倒でメッチャおもしろかった!
その当時の名残、下駄をつっかけた芸者さんが歩きやすいよう低く造られた階段。
滝坂道は江戸時代初期に甲州街道がつくられる以前、江戸と武蔵国府のあった府中方面を結んでいた中世の「府中道」の一部だったという道筋。この滝坂道から道玄坂へと続いている。
円山町のほぼ中心にあるのが道玄坂地蔵。
よーく見ると口紅がついている。
千代田稲荷神社の隣はホテル。
昭和の香りがする円山町から一歩出ると、ものすごい人出の渋谷の町並み。
まるで異空間からタイムマシンでいきなり現実にもどったみたいな気分になる。
ブルーのイルミネーション。
20分ほど歩いて「ワンダースリー」が上演されている青山クロスシアター」へ。
入口に「ワンダースリー」の原作者・手塚治虫のマンガのシーンが何枚も貼られていて、物語の発端がわかる。
客席は若い人が多い。子ども連れもいた。
芝居というかパフォーマンスというか、ほとんど無言劇に近く、言葉はときおり宇宙語で語られたりするが意味は不明。
しかし、抱腹絶倒でメッチャおもしろかった!
来年は“マンガの神様”手塚治虫の生誕90周年だという。彼の初期の代表作が「W3(ワンダースリー)」だ。
3人というか3匹の宇宙人と正義感に満ちた地球人・真一が出会い、地球の存亡をかけて悪と戦うSF活劇。
この物語をマンガとプロジェクションマッピングと融合させて最先端のエンターテインメント"MANGA Performance"として蘇らせたのだという。
息つく間もなく繰り広げられるアクロバチックなパントマイム。それにマジック、影絵などを駆使することで、見るものを想像力の宇宙へと連れて行ってくれる感じ。
3人というか3匹の宇宙人と正義感に満ちた地球人・真一が出会い、地球の存亡をかけて悪と戦うSF活劇。
この物語をマンガとプロジェクションマッピングと融合させて最先端のエンターテインメント"MANGA Performance"として蘇らせたのだという。
息つく間もなく繰り広げられるアクロバチックなパントマイム。それにマジック、影絵などを駆使することで、見るものを想像力の宇宙へと連れて行ってくれる感じ。
ワタシ的には、栓抜きが宇宙人になったり、クラッカーがパーンとやって吹き出る血を表現したりしたのが実におもしろかった。
最後のカーテンコールは写真撮影OKというのでパチリ。
公演は12月22日まで。ぜひぜひ見に行くことをお勧めする。
公演は12月22日まで。ぜひぜひ見に行くことをお勧めする。