月曜日午後の善福寺公園は曇り。
午前中、小雨が降り続いたので、雨がやんだ昼休みに公園1周。
池のふちでユウゲショウが咲いていた。
原産地は南米から北米南部で、明治期に鑑賞用として移入されたのが野生化したという。
午後遅くに開花して艶っぽい花の色、というので夕化粧(ユウゲショウ)。
どおりで朝の散歩のときには花が開いているところを見ないので気づかなかった。
オシロイバナの別名もユウゲショウなので、それと区別してアカバナユウゲショウとかベニバナユウゲショウとも呼ぶそうだ。
ムシヒキアブが葉っぱの上でジッとしていた。
緑色の美しい複眼をしているが、肉食の必殺ハンター。
雨粒に濡れてナンジャモンジャの花。
名前の由来は、水戸黄門として有名な徳川光圀が将軍から「あの木は何じゃ?」と聞かれて、とっさに「ナンジャモンジャ」と答えたとか、神事のときに使われる木だったので名を呼ぶのを憚ってこう呼ばれるようになったとか、諸説あるようだ。
いつもはコサギなのに、珍しく大型のサギがやってきていた。
やっぱり朝と昼とではやってくる生き物も違うのか。
見分け方のひとつとして、ダイサギの口角は目の後端を越えるが、チュウサギの口角は目の後端の下あたり、といわれるから、ダイサギのようだ。
エナガの巣にお母さんエナガ(それともお父さん)がエサを運んできた。
しかも、巣の中にヒナみたいなのが見える。
どうやら順調に育っているようだ。
エサを運んできたのは親鳥の2羽だけではなく、ほかに2羽ぐらいがエサを運んでいた。
どうやらヘルパーさんが応援に駆けつけてるみたいだ。
ふだんは群れで行動するエナガも、繁殖期には別れて一夫一婦制で巣をつくり子づくりをする。そこでエナガで注目されるのは、繁殖に失敗したほかのつがいとか、相手が見つからなかった独身のオスが、ヘルパーとして子育てを手伝いにやってくることだ。
とすると、エナガはひとつの大きな群れを形成していて、その中で家族ごと別れて子育てをしているので、群れの中で手の空いている者が忙しい家族に手伝いにやってきて、ヒナが巣立つと再び大家族の大きな群れで行動するようになるのだろうか。
そういえば人間も、今の若い人は子どもを産まなくなったというが、子どもを産まなくても社会の一員として活動するのであれば、広い意味で子育てに参加することになるといえるのではないか。
年寄りだって、年をとれば当然のことながら子どもをつくれなくなる。だからといって社会に不要なのではなく、自分がつくり出したものを子どもたちに伝える活動によって、立派に子育てに参加している。
巣の近くにいたのはヘルパーさんだろうか。
ヒナたちにエサをあげる順番を待っていた。