火曜日朝の善福寺公園は曇り。きのうほどではないが、けさもときおり冷たい風が吹き、冬に逆戻り。三寒四温とはこのことか。
このところ毎朝、落葉をひっくり返すのに忙しいハチジョウツグミの姿がない。
飛んでいくところを一瞬見たから、まだどこかにはいるようだ。
上池ではヤエちゃんらしいメスのカワセミ。
近くにオスのマルちゃんらしいのもいるらしいが、見つからなかった。
上池を半周して下池へ。
途中、盛んに鳴いているシロハラ。
そろそろ北へ帰るころだよーと仲間に呼びかけてるのか。
下池をめぐっていると、例年、善福寺公園で一番早く開花するソメイヨシノ。
つぼみがだいぶ膨らんでピンク色になってた。
エナガがつがいで飛んでいた。近くにもう1羽。
おちょぼ口で何かいってる?
子育てはどうなってるの?
エナガが産む卵の数は7~10個ほどといわれるが、卵やヒナの生存率はそれほど高くないという。
抱卵期間は約12日から14日間。巣づくりはオス・メスが共同で行うが抱卵もオス・メス交代に行い、仲間のエナガがヘルパーとしてやってくることもあるのだとか。
ヒナが生まれると巣立つまでに約20~22日間。そのあいだ親はせっせとヒナにエサを運ぶ。今ごろ産卵したとすると、4月の半ばぐらいにはヒナたちの巣立ちが見られるだろうか。
下池を1周して再び上池へ。
途中の小川(遅野井川)にヒヨドリが群れでやってきて、集団で水浴びしていた。
派手にバシャバシャやっていて、そのにぎやかなこと。
鳥たちにとって水浴びは羽についた虫とか汚れを落とすために必須のようだが、天敵に対して無防備になるため短時間でサッとすましてしまうことが多いが、「みんなでやれば怖くない」式に、交代しながら水浴びしたり、水を飲んだりしていた。
アオジが地面に落ちてる実をゲット。
水辺にはジョウビタキのオス。
きのうと同様、エサを探すでもなく盛んに鳴いている。
ジョウビタキの鳴き声といえば「ヒッヒッ」とか「カッカッ」というのはよく聞くが、そうではなく、小さな声で、ささやくようにして鳴き続けている。
まるで耳元で歌うラブソングのようだ。
再び上池に戻ると、メジロがエサを求めて飛んでいた。
池のほとりではムスカリが咲いていた。
地中海沿岸や西アジアなどが原産で、日本には明治時代に渡来したといわれ、やがて野生化していった。
名前の由来はギリシア語の「moschos」からきていて、麝香のことだという。
麝香の香りがするということなのだろうが、そんなにおいがするのはごく一部の品種で、日本にやってきたのはまるで匂わない品種のようだ。