善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

世界最古の擬態する昆虫?クサカゲロウ幼虫

月曜日朝の善福寺公園は快晴。朝から初夏の陽気。

 

きのうは用事があったついでに井の頭公園に行ったので、まずはそのときの写真。

10時半すぎ、善福寺公園に寄ったら、クヌギカメムシの幼虫。

 

下池ではマルちゃんらしいオスのカワセミの姿。

 

井の頭公園でまず目についたのがカワウの巣の多さ。

まるで超高層のタワマンみたい。

写真に映ってるだけでも11個ある。

1つの巣にヒナが1羽だけでも11羽。

巣の中では大きく育ったヒナが「エサおくれ~」といってる。

去年も今ごろ井の頭公園にきてるが、こんなにたくさんの巣はなかった。

 

早くもトンボが飛んでいる。

シオカラトンボだろうか。

本州では4月中旬ぐらいから成虫があらわれるというから、早すぎるというわけではないのだろうか。

例年だとこの時期、カイツブリのヒナが誕生しているのだが、きのうは見つけられなかった。

 

さて、けさの善福寺公園

最初に見つけたのはハグロハバチの幼虫。

いつもは丸くなっているのだが、けさはまっすぐ。

お目メがキュート。

 

クサカゲロウの幼虫がゴミを背負って歩いていた。

植物片とか捕食した虫の死骸なんかを背中の鉤状の毛に引っかけて、背負って移動する。肉食なので、エサにこっそり近づいたり、逆に天敵から身を隠すための擬態と考えられているが、実は「世界最古の擬態する昆虫」なのかもしれないという。

琥珀に閉じ込められたクサカゲロウの幼虫の化石が発見され、1億1000万年以上前から、こうしたゴミを背負う擬態行動がすでに存在していたと考えられているという。

 

池のほとりで咲いているのはニセアカシア?それともエンジュ?

ニセアカシアはハリエンジュ属だし、エンジュはエンジュ属。どちらも似てなくもない。

花に隠れて、長い左右の2本の前脚を目いっぱい広げているのはワカバグモか。

獲物を待ち受けているのだろうが、その姿がカニに似ているというのでカニグモ科に属している。

 

 

ツマグロヒョウモンが飛んできて葉っぱにとまった。

普通はオスがハデハデなのに、ツマグロヒョウモンはメスのほうが目立つ模様で、翅の先端部分が黒色で斜めの白帯が特徴。

 

エナガの巣に親鳥がエサを運んできたところに遭遇。

ヒナが大きな口を開けているのがかすかにわかる。

 

キャンドルみたいな形のトチノキの花がだいぶ咲いてきた。

 

クサノオウの花蜜を吸うシジミチョウのオス。

 

こちらでは、ノイバラの花蜜をめぐって争い中。

花はいっぱいあるんだから、ケンカしなくてもいいと思うんだけど。