金曜日朝の善福寺公園は曇り。気温はそれほど高くないが湿度は高い。
ハナセンナが黄色い花をたくさん咲かせていた。
別名「アンデスの乙女」とも呼ばれるが、ブラジル、アルゼンチン原産のマメ科センナ属の花木だ。
上池では、けさもカワセミの親子たちが楽しめる。
母親のサクラがエサをゲットして、幼鳥に与えようとしている。
エサが大きいのか、幼鳥がもらうのがヘタなのか、なかなか受け渡しができない。
きのうは、サクラがわざと幼鳥の見ている前でエサを食べてしまって、自分で獲ることを教えていたが、成長の度合いによって、まだ給餌しないと生きていけないのもいるのだろう。
何度もチャレンジして、何とかエサをくわえた幼鳥。
するとそこへ、離れたところからきょうだいたちが集まってきた。
左端の親のサクラに「次はぼくにエサをおくれよ」と訴えている。
さらにどんどん集まってきて、入り乱れた感じになった。
一番左にいるのがサクラで、幼鳥5羽がズラリと並んだ。
幼鳥はもう1羽いるが、自分でエサを獲れるようになったのか、遠くのほうにとまっていた。
やがてサクラは、子どもたちから離れてエサ探し。
子どもたちも、それぞれお気に入りの場所に散っていった。
すると遠くのほうでまた親がエサをゲットして幼鳥に与えようとしている。
父親の文二か母親のサクラかはわからないが、今度は瞬時に受け渡し成功。
一方、下池では、けさもカワセミの姿はない。
ゴイサギがエサをねらっていた。
再び上池に向かう途中、葉っぱの上に落ちていたゴミ。
しかし、よく見るとゴミが動いている!
ゴミに擬態して暮らすクサカゲロウの幼虫のようだ。
カモフラージュのため枯れ葉や枯れ草の切れ端かなんかを背中に背負って移動し、アブラムシなどを捕らえるという。
毒々しい感じの毛虫。
トビイロトラガの幼虫のようだ。
トラガの一種で、幼虫は黒色の地色に白色の細い模様、頭部と側面は黒点を伴ったオレンジ色をした綺麗な色合いで、白い長めの毛がまだらに生えている。
葉っぱを食べていたのを近づいてみると、口から緑色の液体を出した。警戒のためのサインだろうか。
けさは曇っていてチョウは飛んでなかったが、シジミチョウがジッとしていた。
上池に戻ると、ちょうど幼鳥がエサをゲットしたところ。
かなり大きめの小魚だったが、すぐに飲み込んだ。
6羽もいるきょうだいの中には、親からのエサに頼っている幼いのもいれば、こうして自分でエサを獲れるようになったのもいるようだ。