火曜日朝の善福寺公園は快晴。初夏らしい、さわやかな風が吹いていてまさしく散歩日和。
植物学者の牧野富太郎をモデルにしたNHK連続テレビ小説「らんまん」のきのう(15日)の放送で、タンポポの名前の由来についての話があったので、タンポポを探す。
まだあちこちで咲いていた。
きのうの「らんまん」では、長屋の片隅でタンポポを見つけた子どもたちに万太郎が語って聞かせる。
「タンポポのことを古くはツヅミグサといった。蕾の形が鼓に見えたので、打つとタン・ポポンっていう音にたとえて、タンポポとなったんじゃ」
たしかに「日本国語大辞典」によると、語源については諸説あるが、「鼓草(つづみぐさ)をいうところから、鼓の音を擬した語」というのが最初に載っている。
方言なのか、地方によって呼び名が違うのがおもしろい。
静岡では「タタンポコ」「タンタンポ」、栃木・埼玉方言・東京・豊後では「タンポ」、岐阜・愛知その他では「タンポコ」、秋田では「チャンポポ」と「日本国語大辞典」に出ている。
鼓の音が地方によっては違って聞こえたのだろうか?
けさも上池には幼鳥たちが、それぞれ好きな場所にとまっている。
遠くで2羽が並んでいた。
この子はどうやらこの枝が好きらしい。
となりの枝に移ったがすぐ近く。
そこにいると安心できる、お気に入りの場所というのがあるみたいだ。
人間にも似たところがある気がするが・・・。
下池に回ると、けさもカワセミが池をグルグル回っている。
枝にとまったところ。三郎かな?
少し場所を移して、そっくり返ってエサを探している。
飛び立ったと思ったらホバリングを始めた。
その間、5、6秒ほどでいつもより長い。
エサを見つけて、空中にとどまってねらいをつけているのだろうが、池に飛び込んだもののエサはゲットできず、飛び去っていった。
再び上池に向かう。
途中で見つけたガ。
かなり大きめで、枯れ葉色しているからカレハガの仲間だろうか?
羽に黄色い2つの点がある。
よく見ると下にももう1匹いる?
ひょっとしてサナギからかえったところかしら?
そばに落ちていた枝でつついたら、下にいたのは別のガで、交尾している最中だった。
一度つながったら長い時間がかかるみたいで、多少つついても逃げていかない。
うーむ、なかなか堂々とした交尾だった。
上池に戻ると、幼鳥たちの母親のサクラがやってきていた。
サクラは相変わらず幼鳥には獲ったエサを与えないので、遠くに幼鳥がいるが誰も寄ってこないようだった。
きのうの午後、雨の中、公園の近くを通ったのでついでに寄ったときの写真。
電線にエナガの子どもらしいのがとまっていた。
親がエサを運んでくるのを待っているのか、少しの間そのままでいた。
上池では、父親の文二と幼鳥。
左の幼鳥がエサをおねだりしてるところのようだ。
文二が池のほとりのすぐ近くまでやってきて、子どもに与えるためだろう、エサをねらい始めた。
目と鼻の先のすぐ近くの枝にとまってるんだけど、一心不乱にエサを探してるもんだから人間が近づいてもお構いなし。
やがて小魚をゲット。
給餌ポーズで幼鳥にエサを与えようとしている。
幼鳥が寄ってくるかと期待したが、文二のほうから幼鳥のいる方へと飛んでいった。
オトーサン、えらいぞ。