日曜日朝の善福寺公園は曇り。朝から雨の予報だったが、まだ降ってないので出かけていく。
上池の4羽のヒナ。
お母さんと一緒だったが、ヒナというより若鳥に近くなっている。カモの成長は早い。
カワセミはけさもオスとメスが並んでとまっていた。
メスがエサをゲットするも自分で食べてしまった。
それでもオスの凛々しい姿。内股だけど。
少し離れたところに移動し、写真下のオスはジッとメスに見とれてる感じなんだが。
池のほとりのイトトンボ。
こうして見るとけっこう毛深い脚をしている。
アオサギは、スイレンの葉っぱに隠れてエサをねらっているのかな?
下池のカルガモのヒナはけさも8羽が元気そうだった。
いつもクモをよく見るあたりに、けさはクモの姿がない。
すると、ハチっぽいのがとまっていて、すぐに飛び去って行った。
全身真っ黒で、おなかのところにオレンジ色の帯がある。
オオモンクロクモバチだろうか。
名前の通りクモを狩るクモバチの仲間。
クモはほかの虫を食べるが、そのクモを幼虫のエサにしているのがクモバチ。
それでクモたちはいち早く避難したのか。
オオモンクロクモバチの狩りの仕方がコワイ。
主にねらうのはイオウイロハシリグモなど大型の徘徊性のクモで、クモの体に針を刺してマヒさせ、動かなくなったのを生きたまま地面の穴の巣に引きずり込む。クモの腹部に卵を産みつけて、孵化した幼虫のエサにするという。
したがって幼虫の食性はクモで肉食だが、成虫は花蜜や花粉など。
ハチの場合、おなかのくびれがものすごく細くなっていて、これだけ細いと固形物は通らず、液体しか消化できない。
そこで肉食といわれるスズメバチにしても、とらえた獲物は幼虫のエサとなり、自分はというと幼虫がお返しに分泌する栄養素を含んだ液を口伝えにもらっている。
スポーツドリンクとして知られるVAAMは、スズメバチの幼虫が出す栄養液と同じ組成のアミノ酸からなるドリンクで、スズメバチ並みの即効性のパワーが得られるというわけだ。
一方、クモバチの成虫が食するのは花蜜や花粉など。
クモは野菜などの害虫を食べてくれる益虫であり、それを食べるクモバチはいけないことをしてるように見える。しかし、花蜜や花粉を食べることで花粉媒介をしてくれているから、果たしてクモバチは害虫か益虫か。そもそも自然界に善悪なんてないから、人間の倫理観とはほど遠い、なかなか複雑な世界のようだ。
と、また朝から余計なことを考えてしまった。