新型コロナウィルスの影響で歌舞伎公演はすべて中止となっているが、公演再開に向けて役者たちは日々鍛練してますよというのを伝える目的なのか、日本俳優協会と伝統歌舞伎保存会がYouTubeチャンネル「歌舞伎ましょう」を開設し、役者たちの近況を動画で伝えている。
17日には吉右衛門が出演。自己研鑽のために自宅で絵を描いている様子を動画で伝えていた。吉右衛門が描いた干支の絵も紹介されていて、心休まり、ジンとくる。
19日には仁左衛門が登場した。
撮影しているのは、息子で一緒に住んでる(あるいは近所に住んでる)孝太郎。
仁左衛門の話によれば、コロナ禍で知人2人を亡くしたそうだ。
7月には大阪の公演で三味線を弾く予定だったというが、それも早々と中止が決まってしまってショックでガッカリしたとか( 当方も大坂まで見に行く計画をしていたのでガッカリ)。
自粛で家にいる間のすごし方について語っていたが、体がなまってはいけないというので週に5日はウォーキングに励み、発声練習のために「勧進帳」の全配役を一人で発声しているという。
「勧進帳」は1時間を超える演目で、役々で声の質が変わるので発声練習にはピッタリなんだとか。
昨年9月の秀山祭での仁左衛門の弁慶を思い出す。