善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

スペイン・フランスバスクとボルドーの旅⑲

ボルドー滞在2日目。1日シャトーめぐりのあと、10日にわたる今回の旅の最後の晩。

宿の近くのビストロで夕食。街を歩いていて見つけた「Le Lion Lilas」という店。
イメージ 1

まずはビールで乾杯。
イメージ 2

ワインは「Chateau Ferran」というボルドーワイン。写真のラベルは裏面。
イメージ 3

料理は串焼きなど。
イメージ 4

イメージ 5

翌日は帰国の日。飛行機は夕方発の便なので、出発まで市内観光。
朝8時に宿をチェックアウト。管理人さんは現れず、かわりにやってきた掃除の女性(管理人さんの奥さんといっていた)にカギを返却し、メルシー、オゥボワール。

まず、ボルドー・サン・ジャン駅までトラムで行って、荷物を預ける。
いつもそうなのか、あるいは最近相次ぐテロ事件以来そうなったのか、コインロッカーのある部屋に入るにはX線の荷物チェックが行われていた。これだけ厳重なら盗難の心配もいらないだろう。

まずはサン・ジャン駅から歩いて10分ほどのところにある市場「Marche des Capucins」へ。
イメージ 6

朝からけっこうにぎわっていた。
イメージ 7

魚売り場にはいろんな魚が並んでいた。どれも新鮮そう。
イメージ 8

葉っぱの野菜もたくさんあった。
イメージ 9

みたこともないこんな葉っぱも。
イメージ 10

サラミもいろんな種類があるみたいだった。
イメージ 11


マルシェをひとまわりして、次は町の北にあるワイン博物館(シテ・デュ・ヴァン)に行く。
今年6月にオープンしたばかりで世界最大規模のワインの博物館という。
トラムB線La cite du Vin駅下車。そこから数分のところにある。

途中、奇妙な4本のタワーに遭遇。実は2013年に開通したガロンヌ川にかかる橋でヨーロッパ最大という。
イメージ 12

橋の名前は「Jacques Chaban-Delmas(ジャック・シャバン=デルマス)」。第二次世界大戦レジスタンスを牽引し、ボルドーの市長や首相を歴任した人物の名前。ちなみに1966年公開の映画「パリは燃えているか」ではアラン・ドロンがシャバン=デルマス役を演じているとか。

橋は全長443mで可動式になっていて、大型船が通る際は中央の橋の部分が海上55mまでリフトアップするようになっており、それを支えるのが4本のタワー。高さ77mあるという。
なかなかアートな可動橋だ。

4本タワーの可動橋よりもっと奇妙な形をしているのがワイン博物館。
イメージ 13

いったい何の形?と思ったら、ワインのデキャンタ(カラフ)を模してつくられているという。素材はガラスやアルミ板、木材、ステンレスなどで、デキャンタの中で揺れるワインやブドウの木のうねりを表現しているという。
イメージ 14

イメージ 15

オープンして間もないからか、中は人でいっぱいだった。

サン・ジャン駅に取って返して荷物を引き出し、バスでボルドー・メリニャック空港へ。
空港の警備はさほど厳重とは感じなかったが、自動小銃の引き金に手をかけたまま巡回する警察だか軍隊の一団がいた。
イメージ 16

9月30日午後1時40分発のターキッシュエアラインズ(TK)便でイスタンブールアタテュルク国際空港を経由して、成田着は10月1日(土)午後7時すぎ。
無事帰国と相成った。

楽しい旅だった。
今まで行った中でも何本指かに入る旅だった気がする。
どこにひかれたのか?
おいしい料理と酒か、静かなたたずまいの町の雰囲気か、人々のやさしさか。
あるいは自由気ままな旅だったからか。
そのいずれもだろう。

さて、次はどこへ行こう?
(終わり)