善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ハラナガツチバチ

きのう(火曜日)の善福寺公園
池には前日はキンクロハジロが9羽ぐらいだったのが、20羽ほどに増えていた。
イメージ 1

アザミの花に先日もいた見慣れぬハチ。
やけにヒゲが長い。
イメージ 2

帰って調べたらどうやらツチバチの一種らしかった。
おなかの部分が長いのでハラナガツチバチだろうか。
イメージ 3

ハラナガツチバチにはヒメハラナガツチバチとかキンケハラナガツチバチとかあるが、はて?

善福寺公園からの帰り道、家の近くの区立公園にまたもやハラナガツチバチらしいのがいた。
こちらは羽の先が褐色だ。
とすると、善福寺公園で見たのはオスで、こちらはメスか?
イメージ 4

ツチバチは地中に潜むコガネムシの幼虫に卵を産みつけるという。そのやり方がスゴイ。
雌バチは地表すれすれに飛びながら寄主とするコガネムシの幼虫の地中生息場所を嗅覚で探り、地中に直角に掘り進み、幼虫の胸部下面を刺して麻痺させ、腹面のほぼ中央に1卵を産み付ける、と日本大百科全書にある。
コガネムシの幼虫は知らぬ間にツチバチの卵をあたため、孵化したツチバチの幼虫はコガネムシの幼虫を食べて成長し、土中でサナギとなって羽化を待つ。

寄生生物にありがちな話だが、やっぱり食べられてしまうコガネムシの幼虫に同情してしまう。