善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+「ヒットパレード」

チリの赤ワイン「モンテス・リミテッド・セレクション・ピノ・ノワール(MONTES LIMITED SELECTION PINOT NOIR )2014」
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リミテッド・ピノ・ノワールは生産量が少なく、稀少なワインという。年間生産量は約4500ケースほど。とても飲みやすいワインでツルツル飲めた。

ワインの友で観たのは先週の金曜日(21日)昼間NHKBSでやっていたアメリカ映画「ヒットパレード」。
1948年の作品。1946年製作の「郵便配達は二度ベルを鳴らす」はモノクロだったけど、こちらはカラー作品。日本公開は1951年。
監督ハワード・ホークス、出演ダニー・ケイバージニア・メイヨ、ベニー・グッドマン、トミー・ドーシーほか。

音楽辞典を編集している7人の教授が、それまでのクラシックの音楽理論を超える旋律を持つジャズに出会う。
フリズビー教授(ダニー・ケイ)は、さっそくジャズを研究するためナイトクラブに出かけ、歌手のハニーと知り合うが、彼女がギャングの恋人で警察に追われていたことから騒動に巻き込まれてしまう。
ルイ・アームストロングベニー・グッドマンなど大物ミュージシャンが多数出演。

音楽史の編纂にあたる教授たち7人は、出資者であるトットン音楽財団の屋敷に寝泊まりしながら9年こもりきりで研究と編纂に余念がない。だからジャズもブギもビバップも知らない。さらにあと3年こもりきりになるというところに、クラブの歌手ハニーが飛び込んでくる。
「白雪姫」に出てくる7人の小人という感じだが、ハニーは白雪姫というにはちょっと色っぽすぎるが。

教授の中にはベニー・グッドマンもいて、クラシックの教授という設定。で、ヴィブラフォン奏者のライオネル・ハンプトンらを相手に生まれて初めて即興演奏に挑戦するというのだが、当然のことながら見事というかため息の出るようなセッションとなる。

とにかく登場人物たちの演奏がすばらしい。
サッチモルイ・アームストロングしかりだが、ピアノのメル・パウエルや、それに、アカペラで歌うゴールデン・ゲート・カルテットのメチャメチャうまいこと。

ところが、映画が佳境にきたところで急に「緊急地震速報」が画面いっぱいにあらわれ、鳥取で起きた震度6弱地震のニュースに切り替わってしまった。
ま、しょうがいないことではあるが、映画は途中でしり切れとんぼ。

何でも30日(日)の午前1時15分から(ということは実際は31日未明)再放送するそうなので、また録画しておくことにして、続きはまたあとで。