善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+真藤順丈「宝島」

ニュージーランドの赤ワイン「エステート・セレクション・ザ・プラトーピノ・ノワール(ESTATE SELECTION THE PLATEAU PINOT NOIR)2017」
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シレーニ・エステートのワイン。ワイナリーはニュージーランド北島、東寄りの海に近い都市ホークス・ベイに位置している。
ホークス・ベイはニュージーランドワイン発祥の地で、果物などの農作物の産地としても有名な地域だとか。フランスワインの銘醸地と似た気候に恵まれたニュージーランドでも指折りの銘醸地として知られているそうだ。
ピノ・ノワール100%。

ついでに何日か前に飲んだのはやはりピノノワール100%のアメリカ・カルフォルニアの赤ワイン「モントレーピノ・ノワール(MONTEREY PINOT NOIR)2016」
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カリフォルニアの大手ワインメーカー、ケンダルジャクソンが手掛けるワイナリー、ラ・クレマのワイン。
エレガントなピノ・ノワールの味わい!

ついでにその前に飲んだのはイタリア・トスカーナの赤ワイン「サンタ・クリスティーナ・ロッソ(SANTA CRISTINA ROSSO )2015」
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イタリアの代表品種サンジョヴェーゼとフランスからの外来品種カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロ・シラーをブレンドしたワイン。

ワインの友、といわけではないがここ数日の間に読んだのが真藤順丈の「宝島」(講談社)。
読んでる最中に直木賞受賞のニュースを聞く。

舞台は沖縄。沖縄戦前後にはまだ少年少女だった男女が、20年の時をへてコザ暴動、本土復帰に至る歴史の中を駆け抜けていく。とにかく熱~い小説。
沖縄を支配した米軍と沖縄県民をめぐる実際に起こった数々の事件や、抵抗と不屈の政治家である沖縄人民党(のちに共産党と合流)委員長の瀬長亀次郎や、復帰前の行政主席と沖縄県知事をつとめた屋良朝苗が実名で出てくる。

そういえばだいぶ前の話だが、JR飯田橋駅近くに沖縄料理の店(といってもかなり大衆的な感じだった)があり、沖縄ソバを食べていてヒョイッと見上げると、かなり古びてはいるが瀬長亀次郎の写真が飾ってあった。
「あっ、瀬長さんですね」といったら、店のマスターだったかママさんだったかが、うれしそうにうなずいていたのを思い出した。
あの店はまだあり、瀬長亀次郎の写真は今も飾ってあるだろうか。