フランス・ブルゴーニュの赤ワイン「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール(BOURGOGNE PINOT NOIR)2018」
(写真中央は厚岸の牡蠣)
先日ボルドーの白ワインを飲んだからというわけでもないが、ブルゴーニュの赤ワイン。
生産者はアンリ。
赤ワインの定番品種ともいえるピノ・ノワール、今では世界中で栽培されている国際品種となっているが、そもそもはヨーロッパ系の品種で、原産地はフランス東部のブルゴーニュ地方という。
ワインの友で、スイングしながら観たのは民放のBSで放送していたドキュメンタリー映画「真夏の夜のジャズ」。
1959年の作品。
原題「JAZZ ON A SUMMER'S DAY」
監督・製作・撮影バート・スターン。
アメリカの東北部に位置するロードアイランド州ニューポート市で開催された「ニューポート・ジャズ・フェスティバル(Newport Jazz Festival)」は、1954年から現在も続く伝統ある恒例の夏フェス。本作は58年7月3日から6日まで開催された第5回フェスと、同時期に開催されたアメリカズカップの模様を撮ったドキュメンタリー。
愛称・サッチモ、「ジャズの父」とも呼ばれる20世紀を代表するジャズミュージシャンのルイ・アームストロングや、セロニアス・モンク、チャック・ベリーなど伝説のミュージシャンたちが続々と登場し、圧巻は、最後に登場するマヘリア・ジャクソンのゴスペル。
ミュージシャンのほかにも、フェスを楽しむ観客たちの姿が多く映し出され、当時のファッションなども見どころ。
監督のバート・スターンは撮影時28歳で、当時ニューヨークで最も人気のある写真家のひとりだったという。新進気鋭の作家だけに、演奏シーンだけでなく、それを楽しむ観客たちの姿をクローズアップしていて、そのころの時代の雰囲気がわかるドキュメンタリーとなっている。
大胆な撮影手法や美しい映像が反響を呼んで何度もリバイバル公開されているが、日本では1960年に初公開され、2020年には日本公開60年を記念して4Kのあざやかな映像でよみがえっている。
ついでにその前に観たのは、民放のBSで放送していた日本映画「マスカレード・ホテル」。
2019年の作品。
監督・鈴木雅之、出演・木村拓哉、長澤まさみ、小日向文世、梶原善、石川恋、濱田岳、前田敦子、笹野高史、髙嶋政宏、菜々緒、生瀬勝久、宇梶剛士、橋本マナミ、田口浩正、勝地涼、松たか子、鶴見辰吾、篠井英介、石橋凌、渡部篤郎ほか。
東野圭吾のベストセラー小説「マスカレード」シリーズの第1作「マスカレード・ホテル」を映画化。
都内で起こった3件の殺人事件。すべての事件現場に残された不可解な数字の羅列から、事件は予告連続殺人として捜査が開始された。警視庁捜査一課のエリート刑事・新田浩介(木村拓哉)はその数字が次の犯行場所を示していることを解読し、ホテル・コルテシア東京が4番目の犯行場所であることを突きとめる。
しかし、犯人への手がかりは一切不明。そこで警察はコルテシア東京での潜入捜査を決断し、新田がホテルのフロントクラーク(フロントでの接客にあたる担当者)として犯人を追うこととなる。
そして、彼の教育係に任命されたのは、コルテシア東京の優秀なフロントクラーク・山岸尚美(長澤まさみ)だった・・・。
マスカレードとは「仮面舞踏会」の意味だが、語源はイタリア語で「仮面」を意味する「maschera」といわれる。また、マスカレードには「見せかけ、虚構」の意味もあるという。
次々と現れる素性の知れない宿泊客たちはまさしく「仮面」をかぶった人々。
刑事として「犯人逮捕を第一」に掲げ、利用客の「仮面」を剥がそうとする新田。それに対して、ホテルマンとして「お客さま第一」のポリシーから利用客の「仮面」を守ろうとする尚美との丁々発止が見どころ。
東野圭吾のミステリーが原作だけに、最後にはどんでん返しが・・・。
小説を読んでなくてよかった。