善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+「カルテット!人生のオペラハウス」

イタリア・ウンブリア州の赤ワイン「トーディ・ロッソ(TODI ROSSO)2016」
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ウンブリア州最大規模のワイナリー、トゥデルナムのワイン。そういえば先月イタリア旅行で行ったアッシジウンブリア州だった。

酸味とタンニンがまろやかで、やさしい味わい。
サンジョヴェーゼ、メルロ。

ついでに数日前に飲んだワイン。
フランス・ブルゴーニュの赤ワイン「ブルゴーニュピノ・ノワール(BOURGOGNE PINOT NOIR)2014」
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ピノ・ノワール100%のワイン。
ブルゴーニュの丘の中心に輝く宝石」と称えられ「ロマネ・コンティ」を始め「リシュブール」や「ラ・ロマネ」「エシェゾー」など有名なグラン・クリュ(特級畑)が並ぶヴォーヌ・ロマネ村にある区画から収穫された樹齢35~80年のピノ・ノワールをふんだんに使用。贅沢で、華やかで、優美なワイン、と宣伝文句にある。
たしかに飲むと優雅な気分になる。

ワインの友で見たのはNHKBSで放送していたイギリス映画「カルテット!人生のオペラハウス」。
2012年の作品。
製作総指揮・監督はダスティン・ホフマン。彼の初監督作品。
出演はマギー・スミストム・コートネイビリー・コノリー、ポーリン・コリンズほか。
マギー・スミスは「天使にラブ・ソングを…」で修道院長役、「ハリー・ポッターシリーズ」ではミネルバ・マクゴナガル先生役をやっていた。
トム・コートネイは「長距離ランナーの孤独」が懐かしい。
いずれの役者もイギリスの名優揃いだ。

美しい田園風景の中に建つ、引退した音楽家たちの施設“ビーチャム・ハウス”では、存続をかけたコンサートの準備が進んでいた。
カルテット仲間のレジー、ウィルフ、シシーのもとに、かつて野心のため皆を傷つけ去った大スターのジーンが入居してくる。
誰もが伝説のカルテット復活に期待を寄せるが、ジーンは歌を封印していた・・・。

そういえば日本でも、引退した名優たち向けの老人ホームを舞台にした連続テレビドラマが放映中だが・・・。

美しい風景、昔ながらの建物、名曲が全編に流れる。
「カルテット」とは「四重奏」とか「四重唱」の意味だが、狭義にはヴェルディのオペラ「リゴレット」の中の四重唱「美しい愛らしい娘よ」を指すらしい。
映画でも最後にこの曲が流れていた。
ただし役者が口パクで歌うのではなく、ピーチャム・ハウスの全景がうつし出され、ホンモノの歌手によるすばらしい歌声だった。