フランス・ブルゴーニュの赤ワイン「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール(BOURGOGNE PINOT NOIR)2019」
生産者はバロン・ダヴラン。ロマネ・コンティを始めとする有名なブドウ畑が並び、「ブルゴーニュの丘の中心に輝く宝石」と称えられるヴォーヌ・ロマネ村のピノ・ノワールをふんだんに用いて造ったワインだとか。
何でもこのワインはヴォーヌ・ロマネにある非常に有名なドメーヌが敢えて名前を伏せて造っている特別なワインだという。その理由は知らないが、贅沢な味のワインだった。
ワインの友で観たのは、NHKBSの年越し映画マラソンで放送していたインド映画「きっと、うまくいく」。
2009年の作品。
原題「3 IDIOTS」。「3人のバカ」って意味か。
監督ラージクマール・ヒラニ、出演アーミル・カーン、カリーナ・カプール、R・マドハヴァン、シャルマン・ジョシほか。
インドで興行収入歴代ナンバーワンを記録する大ヒットとなった涙と感動のヒューマンコメディー。
入学したインド屈指のエリート理系大学で、友人たちと青春を謳歌(おうか)していた主人公が突然姿を消したナゾと理由を、10年という年月を交錯させながら解き明かしていく。
10年前、型破りな自由人のランチョー(アーミル・カーン)、機械よりも動物写真家を夢見るファラン(R・マドハヴァン)、何でも神頼みの苦学生ラジュー(シャルマン・ジョシ)の3人は同じ大学の学生だった。真っすぐなランチョーは異議があれば学長にすら物申し、好きなことに打ち込んでいた。しかし、ランチョーと学長の娘ピア(カリーナー・カプール)が接近したことから、3人は卒業目前で退学をいい渡されてしまう・・・。
差別・選別を生み出す競争社会を風刺しつつ、真の友情とは?幸せな生き方とは?と問いかける。ボリウッド映画らしく歌とダンスを織りまぜ、抱腹絶倒の笑いの中でジーンとくる感動を味わえる映画。
エンドロールで流れていた歌がいい。
人生が手に余るときは 唇を丸めろ
唇を丸め 口笛吹いてこういえ
うまーくいーく
鶏は卵の運命を知らない
ヒナ誕生か それとも目玉焼きか
誰も将来のことは わからない
唇を丸め 口笛吹いてこういえ
うまーくいーく
幸せはあとからいてくる。そう映画ではいっている。
ついでにその前に観た映画。
民放のBSで放送していたアメリカ映画「ユージュアル・サスペクツ」。
1995年の作品。
監督ブライアン・シンガー、出演ケヴィン・スペイシー、ガブリエル・バーン、ベ二チオ・デル・トロ、チャズ・パルミンテリほか。
5人の前科者による犯罪計画の顛末を描いたクライムサスペンス。
カリフォルニアの埠頭で麻薬密輸船が爆破されて27人が死亡し、現金9100万ドルが消えた。関税特別捜査官クイヤン(チャズ・パルミンテリ)は、ただ1人無傷で生き残った男キント(ケヴィン・スペイシー)を尋問する。6週間前、銃器強奪事件でニューヨークの警察に連行された5人の“常連容疑者(ユージュアル・サスペクツ=USUAL SUSPECTS)”は釈放後に結託し、悪徳警官を襲撃して宝石を奪う。それを売りさばくためカリフォルニアへ向かった5人は、売人から新たなヤマを持ちかけられるが・・・。
第68回アカデミー賞でケビン・スペイシーが助演男優賞、クリストファー・マッカリーが脚本賞を受賞。
「usual suspects」とは、容疑者としていつも名前があがる人物・メンバーという意味だそうだが、それが転じて、日常会話でも「いつものメンバー」というのをユーモアを交えていうときにこの言葉が使われたりするという。
民放のBSで放送していた中国・香港合作映画「ホワイント・ストーム」。
2019年の作品。
原題「掃毒2天地対決」(英題「THE WHITE STORM 2: DRUG LORDS」)
監督ハーマン・ヤウ、出演アンディ・ラウ、ルイス・クー、クリッシー・チャウ、カリーナ・ラムほか。
2013年に公開された「レクイエム 最後の銃弾(原題・掃毒)」の続編。
香港最大の裏組織・正興には、決して麻薬に手を出してはならないという鉄の掟があった。掟を破った地蔵(ルイス・クー)の義兄弟ティン(アンディ・ラウ)は、制裁として彼の指を切り落とす。15年後、金融会で成功したティンは麻薬撲滅運動に力を注ぎ、地蔵は香港麻薬四天王のひとりとなっていた。麻薬密売組織の襲撃事件が多発する中、ティンは香港最大の密売人を殺した者に1億ドルの懸賞金を支払うと発表。かつて義兄弟だったティンと地蔵は宿敵となり、香港全体を巻き込む争いへと突入していく。
香港映画お得意の黒社会(日本でいえば裏社会)もの。
しかし、自由にものがいえる香港だったからこそ黒社会ものもおもしろいが、最近は中国政府と結びつきを強め、民主派のデモなどに暴力をふるったりしているともいわれるが、その点はどうなんだろう?と思ってしまう。