フランスの赤ワイン「レ・コティーユ・ピノ・ノワール(LES COTILLES PINOT NOIR)2018」
ブルゴーニュのメゾン・ドメーヌとしては非常に珍しく1885年から家族経営を貫く生産者。ブルゴーニュのコート・ドールの南端、その他地域のピノ・ノワールをブレンドし造られる1本。ブルゴーニュと産地を名乗ることはできませんが、エレガントなスタイルはブルゴーニュのピノ・ノワールそのものです、と宣伝文句にある。
やさしいタンニンの味。
ワインの友で観たのはNHKBSで放送していた日本映画「セーラー服と機関銃」。
1981年の作品。
赤川次郎の同名小説の映画化。今から39年も前の映画。薬師丸ひろ子の「か・い・か・ん」のセリフも主題歌も一世を風靡した。あの当時を思い出し、懐かしい映画だった。
当時、彼女はまだ17歳。ほとんど彼女のための映画といっていい。
監督の相米慎二はかなり実験的映像に凝っているふうなんだが、こちらのほうは残念ながらほとんどうまくいってない。
意外だったのは、青春・アイドル映画なのに三国連太郎、北村和夫、藤原鎌足といった老練俳優が出演していること。しかもこの3人はアップなしで遠くから撮っていて、声だけ聞いて「あ、三国連太郎だ」とわかる。
青春映画にオジサンのアップは無用と思ったのか、監督の美意識か、あるいは俳優の方で「アップはやめてくれ」といったのか。
映画のはじめの方で、黒幕の悪役(新興宗教の教祖だったか)を「太っちょ」と呼んでいたので、どんなデブかと思ったら、三国連太郎だった。ちっとも太っちょじゃない。
太っちょは両足が義足で車イスで移動していたんだが、映画のラスト近くで本物の足を2本ともニョキニョキ出して、実はウソだったというシーンは笑えた。