善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+映画「セーラー服と機関銃」

フランスの赤ワイン「レ・コティーユ・ピノ・ノワール(LES COTILLES PINOT NOIR)2018」f:id:macchi105:20200508171118j:plain

 ブルゴーニュのメゾン・ドメーヌとしては非常に珍しく1885年から家族経営を貫く生産者。ブルゴーニュのコート・ドールの南端、その他地域のピノ・ノワールブレンドし造られる1本。ブルゴーニュと産地を名乗ることはできませんが、エレガントなスタイルはブルゴーニュピノ・ノワールそのものです、と宣伝文句にある。

やさしいタンニンの味。

 

ワインの友で観たのはNHKBSで放送していた日本映画「セーラー服と機関銃」。

1981年の作品。

監督・相米慎二、出演・薬師丸ひろ子渡瀬恒彦ほか。

 

赤川次郎の同名小説の映画化。今から39年も前の映画。薬師丸ひろ子の「か・い・か・ん」のセリフも主題歌も一世を風靡した。あの当時を思い出し、懐かしい映画だった。

 

当時、彼女はまだ17歳。ほとんど彼女のための映画といっていい。

監督の相米慎二はかなり実験的映像に凝っているふうなんだが、こちらのほうは残念ながらほとんどうまくいってない。

 

意外だったのは、青春・アイドル映画なのに三国連太郎北村和夫藤原鎌足といった老練俳優が出演していること。しかもこの3人はアップなしで遠くから撮っていて、声だけ聞いて「あ、三国連太郎だ」とわかる。

青春映画にオジサンのアップは無用と思ったのか、監督の美意識か、あるいは俳優の方で「アップはやめてくれ」といったのか。

 

映画のはじめの方で、黒幕の悪役(新興宗教の教祖だったか)を「太っちょ」と呼んでいたので、どんなデブかと思ったら、三国連太郎だった。ちっとも太っちょじゃない。

太っちょは両足が義足で車イスで移動していたんだが、映画のラスト近くで本物の足を2本ともニョキニョキ出して、実はウソだったというシーンは笑えた。