善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

けさもキビタキ

金曜日朝の善福寺公園ははじめ曇り、やがて晴れ。

 

木の上の方からきれいな鳥の声が聞こえる。

キビタキだった。

カメラを向けるとエサをくわえている。

虫だろうか、ゲジゲジみたいな毛を生やしている。f:id:macchi105:20200508093505j:plain

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食べ終わって、美しい声で鳴きながら、しばらくジッとしていた。f:id:macchi105:20200508093549j:plain

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カワセミが比較的高い枝から水面を見つめている。f:id:macchi105:20200508093631j:plain

と思ったら矢のように飛び出した。f:id:macchi105:20200508093655j:plain

一直線にダイブして見事、獲物をゲット。踊り食い。f:id:macchi105:20200508093745j:plain

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テントウムシf:id:macchi105:20200508093822j:plain

このところ毎日、トチノキの雌しべを探しているがなかなか見つからない。

雄しべはとっくにたくさん伸びてきているが、けさようやく見つけた。ひときわ長く伸びているのが雌しべ。2本しか見えない。f:id:macchi105:20200508093844j:plain

トチノキは近親交配を避けるため雄性先熟で先に雄しべが伸びてくるようになっているのか。

トチノキの雌しべはゾウの鼻みたいだというのだが、まさしくその通りだった。

 

葉っぱの上にいたクヌギカメムシの幼虫。なかなかカラフルな色合い。f:id:macchi105:20200508094024j:plain

カメムシ類の幼虫にはこうしたカラフルなのが多いらしい。

クヌギの木などに寄生して生きているのでクヌギカメムシ。早春に孵化した幼虫は、クヌギやコナラなどの葉の汁を吸いながら育ち、夏に成虫となるという。

 

ところでこのクヌギカメムシ。変わった卵の産み方をするらしい。

晩秋になるとクヌギなどの木に卵を産みつけるが、ゼリー状物質に覆われた卵の塊で産みつけるという。

幼虫は冬の間に孵化して、ゼリーのみをエサにして成長し、葉っぱが生えてくる早春から植物の汁を吸い始める。

ラクタンという多糖類からなるゼリーには、幼虫の成長に必要な栄養分とともに、春からの植物の汁をエサとする幼虫の生活に必須の共生細菌が含まれていて、クヌギカメムシの生態を支えているという。

ラクタンは寒天などにも含まれる成分。ガラクタンの産生は藻類や植物では知られているが、動物では例外的といわれるのだとか。

 

ユリノキの花が咲き出した。f:id:macchi105:20200508094049j:plain

バンヒナはどうなったかと探したが、けさは見当たらず。ヨシの深くで逼塞しているのか?

なので、きのうの午後に撮ったヒナの写真です。f:id:macchi105:20200508094108j:plain

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葉っぱを食べてました。