善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+「ビューティフル・マインド」

イタリア・トスカーナの赤ワイン「ヴィラ・アンティノリ・キャンティ・クラシコリゼルヴァ(VILLA ANTINORI CHIANTI CLASSICO RISERVA)2013」
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このワインのつくられ方を調べたら、スゴイ。
ワイン取扱店のエノテカによると──。

使用するブドウは90%はサンジョヴェーゼを用い、残る10%はヴィンテージごとにシラーとメルロの比率を調整してブレンド。ヴィラ・アンティノリ・ロッソで用いられていたカベルネ・ソーヴィニヨンは使用しない。
摘み取られた果実は除梗後、穏やかに破砕し、新鮮なブドウの中で一気に発酵を開始。これにより豊かな香りを引き出す。
温度を最大30℃に保ち、12日間のマセラシオン発酵。その間は丁寧にルモンタージュを行い、健康的な色づきとまろやかなタンニンを与える。発酵を終えたワインは品種ごとに分け、2年後の春にブレンドするまで樽で熟成。
樽の種類も、3種類のオーク製小樽を使用していたヴィラ・アンティノリ・ロッソと異なり、60%は大樽、残りはフレンチオークとハンガリアンオークの小樽を使用。大部分は1回または2回使用済みの樽を用い、ハンガリアンオークは僅かに新樽も併用。バルジーノの新セラーにて瓶詰する。

フルーティーで軽やかな余韻。

ついでに数日前に飲んだワイン。
チリの「モンテス・リミテッド・セレクション・ピノ・ノワール(MONTES LIMITED SELECTION PINOT NOIR)2015」
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ラベルに天使が描かれたモンテスのワインは何度か飲んだことがあるが、このリミテッド・ピノ・ノワールは生産量が少なく、年間生産量が約4500ケースほどという稀少なワインだとか。

安心して飲めるワイン。

ワインの友で観たのはNHKBSでだいぶ前(たぶん2月ごろ)に放送していたアメリカ映画「ビューティフル・マインド
2001年の作品。監督ロン・ハワード。出演ラッセル・クロウジェニファー・コネリーエド・ハリスほか。

ゲーム理論」でノーベル経済学賞を受賞した実在の数学者ジョン・ナッシュの半生を描いた作品。
1947年、大学院に進学したナッシュは天才数学者として研究に没頭していたが、その才能に目をつけた諜報員からソ連の暗号解読を依頼される。スパイ活動の重圧から次第に精神を病んでしまい、自分を見失ったナッシュだが、妻や友人に支えられ病と闘っていく…。

現実と幻影を巧みに融合させていた。
映画の最後の、ノーベル賞授賞式でナッシュが妻に感謝するスピーチのシーンでは、つい涙が止まらなくなる。