イタリア・トスカーナの赤ワイン「ヴィラ・アンティノリ・ロッソ(VILLA ANTINORI ROSSO)2018」
ワイナリーは14世紀からの歴史を持つというトスカーナ州フィレンツェのアンティノリ。
メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルド、サンジョヴェーゼをブレンド。
やわらかさコクをミックスしたような味わい。
ワインの友で観たのは民放のBSで放送していたアメリカ映画「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」。
2019年の作品。
監督ライアン・ジョンソン、出演ダニエル・クレイグ、クリス・エバンス、クリストファー・プラマー、アナ・デ・アルマス、ジェイミー・リー・カーティスほか。
世界的ミステリー作家ハーラン・スロンビー(クリストファー・プラマー)の85歳の誕生日パーティーが彼の豪邸で開かれた。その翌朝、ハーランが遺体となって発見される。
匿名の人物からの依頼を受けた名探偵ブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)は、事件の調査を進めていくが、莫大な資産を持つハーランの子どもたちとその家族、家政婦、専属看護師と、屋敷にいた全員が事件の第一容疑者となったことから、裕福な家族の裏側に隠れたさまざまな人間関係があぶりだされていく・・・。
館の大広間に放射状に突き出たオブジェが飾られていて、よく見るとたくさんのナイフが突き出ている。館の主のミステリー作家はナイフの収集家なのか、それで邦題にも「刃の館」とある。
原題は「KNIVES OUT」。直訳すると「ナイフが突き出た状態」を意味する。この題名が映画のテーマと重なり合っていて、英語の慣用句に「The knives are out」という言葉があり、その意味は「矛先を向ける」とか「互いに敵意をむき出しにする」ということだという。
その慣用句の意味を知っていれば、映画がもっとおもしろくなっただろう。
邦題の「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」も日本語の部分をもうちょっヒネってくれたらなー。
事件の鍵を握るのが亡くなったミステリー作家の専属看護師マルタ(アナ・デ・アルマス)。ウソをつくとすぐに吐いてしまう体質を持っていて、その設定がおもしろく、アカデミー賞に「アイデア賞」があれば受賞間違いし、では?