善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

2011-01-01から1年間の記事一覧

プラハ・ウィーンある記 5

プラハで気になったことをいくつか。 1つは赤い屋根のこと。プラハに限らずヨーロッパの民家の屋根はどれも赤い。これは赤い屋根瓦を使っているためだが、イタリアに行ったとき、どこかの市では法律で赤い屋根じゃないといけないと決まってるところもあるそ…

プラハ・ウィーンある記 4

プラハ・ウィーンある記の4日目(9月26日)は午前中、ユダヤ人街を歩く。 キリスト教徒からの迫害を受け、放浪の民となったユダヤ人。しかし、自分の国を持たず、放浪を繰り返しながらも民族のアイデンティティーを持ち続けたのがユダヤ人であった。 その名…

プラハ・ウィーンある記 3

3日目(9月25日)はプラハから電車で1時間50分ほど西にあるプルゼニュという町へ。 なぜこの町に行く気になったかというと、ビール消費量世界一(国民1人あたり)のチェコ(意外なことにドイツではなく、ドイツは第3位)にあって、ここがピルスナービール発…

プラハ・ウィーンある記 2

プラハ・ウィーンの旅の2日目(9月24日)。 ホテル(ホテルパジーシュ)で朝食のあと、歩いてプラハ中央駅に行き、あす行く予定のプルゼニュまでの鉄道の切符を買う。そのあと近くにあるバスターミナルで27日に行くチェスキー・クルムロフ(世界一美しい町と…

プラハ・ウィーンある記 1

秋分の日の9月23日から10月2日までの10日間、プラハとウィーンを旅行してきた。何回かに分けて旅の思い出を綴る。写真はカレル橋から見たプラハの風景。後方はプラハ城、手前の川はヴルタヴァ(モルダウ)川。 以前はどちらかというと自然の多いところとか古…

モンクロシャチホコ

敬老の日の善福寺公園は晴れ。だいぶ秋らしくなってきた。 きのう見かけたケムシ、アメリカヒロシトリかチャドクガか、と書いたら、「モンクロシャチホコではないか」とのご指摘をいただいた。 確かにその通りで、公園事務所によると、今年は大量発生してサ…

イモムシ、ケムシがいっぱい

日曜日朝の善福寺公園は晴れ。日差しは暑そうだが、木陰は涼しい。 下池に赤トンボ! ちょっとは秋の足音。 きのう見たキアゲハの幼虫が気になって、公園わきの自然保護区へ。 ナント、キツネノマゴにわんさか幼虫がいる。それもキアゲハの幼虫ばかり。 真ん…

公園は劇場だ

土曜日朝の善福寺公園は晴れ。湿度高く、蒸し暑い。 公園を一周すると、きょうもいろんなことに出会う。自然はいつも同じではなく、ドラマがある。公演はまるで劇場だ。 公園向かいの子ども広場の前にヒガンバナの群生地。3輪ほどが咲き出している。 上池の…

老辺餃子館(2)

おととい、新宿で『キネマの天地』を観たあと、東口に老辺餃子館の支店ができたというので寄ったが、この店には懐かしい思い出がある。 今から20何年も前、新宿西口に本場中国の餃子専門店ができたというので行ったのが老辺餃子館。そのころ、仕事仲間たちと…

国立劇場 9月文楽公演

金曜日朝の善福寺公園は曇り。風が止まると蒸し暑い。 早くも彼岸花が咲き始めた。セミの声がまだうるさい。 きのうは国立劇場の文楽公演。9月公演は「開場45周年記念」と銘打って、第1部は「天下泰平 国土安穏 寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)」「伽…

キネマの天地

朝、2階の窓を開けたら、アサガオが窓辺までにツルをのばし、たくさんの花を咲かせていた。 きのうは新宿の紀伊国屋サザンシアターで『キネマの天地』を観る。 作・井上ひさし、演出・栗山民也。井上ひさしが亡くなってから、なぜかたくさん井上作品を観るよ…

スローフードジャパン燗酒コンテスト2011

日曜日朝の善福寺公園は曇り。西の方向に黒雲。きょうは雨が降るかも・・・。 きのう何カ月ぶりかで見たバンがきょうも下池に。 わが家のアサガオも、1週間ほど前からようやく咲き出した。もう秋というのに。 9日の夜、スローフードジャパン燗酒コンテスト2011…

イヌビワの黒い実

火曜日朝の善福寺公園は曇り。つい2、3日前までは降るようだったセミの声がまるでしない。むしろ秋の虫の声がにぎやかだ。帰るころになってようやく鳴き出す。 上池のイヌビワの実。赤かったのが黒くなっている。 植物の赤は、極まると黒になるという。黒は…

座敷おやじ-幇間芸とパントマイムの融合

きのうは台東区は柳橋で、幇間(ほうかん)芸とパントマイムのコラボ『座敷おやじ』を観る。 場所は大川(隅田川)端にあるルーサイトギャラリー。 もともと昭和の流行歌手、市丸のお屋敷で、そこを改装して骨董店としてオープンした2階に特設舞台をつくった…

百日紅(サルスベリ)

日曜日朝の善福寺公園は晴れ。台風一過、ではなく、台風の余韻はいまだに残っていて、ときどき生暖かい風が吹く。 下池のサルスベリは花が高いところに咲いていてなかなか見られない。と思ったら、公園のはずれに道にせりだしたサルスベリの木があり、見やす…

読んで損した本

本にもいろいろあって、読んでよかったと思う本、それほどでもなかったなと思う本、途中で投げ出した本、最初から読む気のしない本、といろいろだが、一番くやしいのは、読んで損したと思う本だろう。時間を浪費した無念さだけが残るからだ。 最近は危ない本…

「形態の生命誌」と三木成夫

長沼毅『形態の生命誌』(新潮選書)を読む。 「なぜ生命にカタチがあるか」がテーマ。長沼氏は辺境生物学者で広島大学大学院生物圏科学研究科准教授。 もともと長沼氏は、生物学者ではあるがモノとしての生物よりも、コトとしての生物のほうが好きで、カタ…

キノコがいっぱい

水曜日朝の善福寺公園は晴れ。雨上がりですがすがしい。 きのう見つけた下池のキノコ。きょうみたらさらに大きくなっていた。 よく見ると、木のあちこちがキノコだらけ。木の上の方にも…。 根っこの方にもキノコ。まるで木全体がホダ木状態。 何というキノコ…

マーティン・ブース 暗闇の蝶

火曜日朝の善福寺公園は快晴。朝はもう秋の気配。 下池のサクラの老木にキノコが育っていた。 ラジオ体操に子どもたちの姿が少ないと思ったら、地元の小学校はきょう(30日)が始業式。授業時間確保のためか夏休み短縮の動きが各地で広がっていて、杉並区も・…

日本人イヌイット 北極圏に生きる

月曜日朝の善福寺公園は晴れ。上空は晴れているが、東のほうは雲がかかっているので直射日光はなく、涼しい。 きょうのラジオ体操は子どもたちは少ない。宿題疲れだろうか。 世界陸上、ボルトの100m決勝が失格で終り、何気なくテレビのチャンネルをNHKに切…

キンミズヒキ

日曜日の善福寺公園は快晴。日差しは強いが、秋の風。 たしかに、公園の植物はすでに秋の色がちらほら。 上池のサンゴジュの赤い実が今、真っ盛り。サンゴジュは初夏に白花を咲かせ、夏の終りから秋にかけて真っ赤な光沢のある美しい果実をたわわに実らせる…

酔芙蓉咲く

土曜日朝の善福寺公園は曇り。気温は低めだけど蒸し暑い。 夜来風雨の声、枝落ちるのも多少。 上池の弁天島付近の杭の上にカワセミが1羽。しばらくして森の中に消えていく。 スイレンの近くに差しかかると、羽化したばかりのセミ。まだ白い。やはりカラスに…

気になるリビア情勢

水曜日朝の善福寺公園は久々の晴れ。小学生がたくさんいる。みんな首からカードを下げている。夏休みもあと1週間。朝6時半からのラジオ体操に参加することで、規則正しい生活を取り戻そうということなのだろう。 上空にはいわし雲? 秋の気配が少しずつ。 ラ…

脱け殻比べ

朝、散歩に出かけようとしたらポツリポツリと雨が降ってきた。時間を遅らせて出かけていく。善福寺公園は曇り。涼しい。 セミが威勢よく鳴いている。下池の周囲はセミの脱け殻が多い。おなかのところがやけにくびれた脱け殻を発見。 最初、ハチかとも思った…

ジャーナリズム列伝

木曜日朝の善福寺公園は曇り。あまり風がなく蒸し暑い。 きょうのラジオ体操は島根県の川本町からの中継。 朝日新聞夕刊に連載中の「ジャーナリズム列伝」がときどき面白い。現在は元共同通信編集主幹の原寿雄を取り上げているが、戦後の謀略事件の1つ、菅…

西荻窪・珍閣再訪

おとといに続いてきのうも中華の店へ。場所は西荻窪駅南口前にある「珍閣」。だいぶ前、5月の連休に山登りのあと寄った店だが、パイチュウ(白酒)を置いてる、と友人を誘って行く。 夕方5時半に行くとまだ客はだれもいない。友人は最近、酒を飲む日は早めに…

横浜中華街 萬珍楼点心舗

きのうの「曾根崎心中」の文楽公演がハネたあと、すぐ近くの横浜中華街へ。 旧盆の15日ということもあってか、平日の夜なのにすごいにぎわい。いくつかお目当ての店をネットで検索しておいたが、場所がわからずウロウロ。 ネットで評判がよかった広東料理の…

杉本文楽 曾根崎心中

終戦記念日のきのうは神奈川芸術劇場で『杉本文楽 木偶坊 入情 曾根崎心中 付り(つけたり)観音廻り』。 本当は今年3月に観に行く予定をしていたのだが、大震災の影響を受けて中止。がっかりしたが、その後、8月14日~16日の3日間、限定特別公演として復活…

カルガモのヒナその後

日曜日朝の善福寺公園ははじめ曇り。帰るころにはギラギラと太陽が顔を出す。 上池できのう久しぶりに見たカワセミは、きょうは見つからず。そのかわりシラサギが3羽。 夏に生まれたカルガモのヒナが大きくなっていた。 母親(父親?)に見守られながらスイ…

熊ん蜂

土曜日朝の善福寺公園。おとといきのうと比べると涼しい。 上池のフヨウのあたりで熊ん蜂だろうか、大きめのハナバチがホバリングしている。めざす花を見つけると頭を突っこんで蜜を吸い出した。 蜜を吸ってる間も羽は広げたまま。そうやって、花から花へと…