善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

百日紅(サルスベリ)

日曜日朝の善福寺公園は晴れ。台風一過、ではなく、台風の余韻はいまだに残っていて、ときどき生暖かい風が吹く。

下池のサルスベリは花が高いところに咲いていてなかなか見られない。と思ったら、公園のはずれに道にせりだしたサルスベリの木があり、見やすい位置に花をつけていた。
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木登り上手のサルも滑るというのでついた名前が「サルスベリ」。もともと中国原産で、中国名は「百日紅」。
中国人は花の美しさ、花の命の長さにひかれ、日本人は木肌の滑らかさに感じ入ったのか。
古語にはほかに「さるなめり」とか「なめらき」というのもあるそうだ。

油蝉いま鳴きにけり大かぜのなごりの著るき百日紅のはな

斎藤茂吉の歌。一方、次は藤原為家

足引の山のかけぢのさるなめりすべらかにても世をわたらばや

下池にアオサギ
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