善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

無題

ファシズムの初期兆候 14項目

アメリカ・ワシントンD.C.にある「ホロコースト記念博物館」には、「EARLY WARNING SIGNS OF FASCISM(ファシズムの初期兆候)」と題するパネルが掲示されているという。 政治学者のローレンス・W・ブリット氏が起草したもので、ヒトラー(ドイツ)、ムソリ…

きのうのワイン+映画「ダウン・バイ・ロー」

フランス・ブルゴーニュの赤ワイン「レ・コティーユ・ピノ・ノワール(Les Cotilles Pinot Noir)2016」 1885年から5世代にわたり家族経営でワインを手がけてきたドメーヌ、ドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィスのワイン。ちなみにドメーヌとは生産者のことで…

きのうのワイン+「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」

イタリア・トスカーナの赤ワイン「アルパ カベルネ・ソーヴィニヨン(ARPA CABERNET SAUVIGNON)2015」 イタリアの老舗ブランド、サルヴァトーレ・フェラガモがトスカーナで手がけるワイナリー、イル・ボッロのワイン。 カベルネ・ソーヴィニヨン100%。ほど…

モンテロッソの夕食 北イタリアの旅⑤

モンテロッソの宿の周辺を散策したあとは、船で隣村のヴェルナッツァへ。 ふつう船に乗るときは船の横から乗るものだが、こちらでは船は先頭から突っ込んできて、乗船するのも船の先頭にハシゴをかけて乗る。 船上から見た風景。ブドウ栽培の段々畑が山のて…

綿毛の主はアカメヤナギ

20日(土)朝の善福寺公園は晴れ。朝から日差しが強く、暑い。日中の気温、29度の予報。 池をめぐっていて、いつものように弁天様にお参りしようとすると、視界の端に鳥の影。 よく見たらカワセミのシルエットだった。 あわててお参りを中断。明るいところで…

きのうのワイン+「愛と青春の旅だち」

フランス・ボルドーの赤ワイン「ル・オー・メドック・ド・ブラネール・デュクリュ(LE HAUT MEDOC DE BRANAIRE DUCRU)2009」 メドック格付け第4級、シャトー・ブラネール・デュクリュからリリースされたワイン。 格付け第4級ながら実力はそれ以上、という評…

死んだ女の子

元(はじめ)ちとせが歌う『死んだ女の子』を聞く。 とてもいい歌だったが、私が昔聞いて自分も歌った『死んだ女の子』とはメロディーが違っていた。 作詞というか原詩はトルコの詩人ナジム(あるいはナーズム)・ヒクメットだが、作曲は外山雄三だった。 私…

新印象派 光と色のドラマ

東京都美術館で開催中の「新印象派 光と色のドラマ」展を見る。(3月29日まで) スーラをはじめ、点描法で描かれた作品群を生み出したのが新印象派の画家たち。 モネなどの印象派の画家たちの影響を受けつつ、それを発展させたものだというが、本展を見て、…

きのうのワイン シャトー・ル・ブルデュー2012年

きのう、というかおととい飲んだワインは、エノテカの赤ワイン6本シリーズ第3弾の3本目。 フランス・ボルドーの「CH.LE BOURDIEU(シャトー・ル・ブルデュー)2012年」。 なかなかしっかりとした味わいのワイン。 何かの大会で金メダルをもらったのか、「Med…

凱旋門賞 結果

日本時間5日深夜に行われた競馬の「凱旋門賞」は、またしても日本馬の勝利はなかった。 結果は、1着トレヴ(牝4歳)、2着フリントシャー(牡4歳)、3着タグルーダ(牝3歳)。 トレヴは去年に続いての連覇だ。 期待した日本の3歳牝馬ハープスターと川田騎手は…

母の日の手打ちうどん

きのうは母の日。というわけでお昼は“男の料理”で手打ちうどん。 用意するのは小麦粉だけ。これでおいしいうどんができる。 ただし、蕎麦と違ってうどんは「寝かせ」の作業が必須だから、昼に食べるには朝のうちに準備が必要。 レシピとして参考にしたのは昔…

七草がゆ

きょうは「七草」 というわけでわが家の朝食も七草がゆ。 ゴマを振ったので八草になっちゃった。 本来「七草」とは「秋の七草」を指し、正月7日に食べるのは「七種がゆ」というのだそうだ。 春の七草は、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズ…

早口ラジオ商店

土曜日の午後、近所の児童館で毎年恒例の児童館のお祭、「子どもフェスティバル」が開かれた。 手作りの小物やゲーム、食べ物のコーナーなどで児童館中を埋めつくす、いわば大がかりな“お店屋さんゴッコ大会”。 毎月第2土曜日に児童館の一室を借りて公開放送…

ホーチミン散歩2 絶品!揚げ春巻き

ホーチミン2日目の朝は7時に起きてホテルで朝食。 街の中心部へタクシーで行く。 街は朝から活気にあふれている。 その主役は道路にあふれているバイクだ。 交通信号はあることはあるが、たとえ赤信号でも左折、右折のバイクが平気でスピードを上げてくるか…

大イサキ

久しぶりに荻窪駅隣のタウンセブン地階にある魚屋をのぞく。 ダイコンに合う魚が食べたくてブリとかサンマを探していると、「いいのが入ったから買ってってよ」という。 見ると大きなイサキ。40センチはある。刺し身にすると旨いという。 イサキといえば夏が…

首相官邸前へ行く

きのう(6日)の夕方、とうとうガマンできなくなって首相官邸前に行ってきた。 毎週金曜日に行われている原発再稼働への抗議行動。この日は関西電力大飯原発3号機の再稼働後初めての抗議行動でもあった。 午後6時スタート予定だが、ギリギリに行くと近くまで行…

会津の馬刺し

土曜日の午前中、宅急便で生ものが届いた。送り主は飲み仲間の友人、福島県会津若松市にある「ヤマゴ精肉本店」の「生肉」と書いてある。 それで思い出した。去年の暮れにイッパイやったとき、会津の馬刺しはうまい、とかいう話があって、「それなら送ってく…

アンストッパブル

日曜日の善福寺公園は晴れ。さすがに連日の寒さ。池は凍っている。 石を投げると、氷の上をはねていく音がヒョンヒョンヒョンと鳴る。初めて聞く音。まるで鳥のさえずりのようだ。 きょうはその足で大泉学園にあるT・ジョイ大泉に7日封切ったばかりの「アン…

NHKのど自慢チャンピオン大会

夕方の雑務が早く終ったので、きのうの夜はNHKのど自慢チャンピオン大会を見る。 グランドチャンピオンに選ばれたのはブラジル出身の男性。五木ひろしの「契り」を歌ったが、格段にうまかったから当然だろう。 準優勝にあたる優秀賞に選ばれた千葉県館山…

等伯最晩年の物語

ついに等伯最晩年の物語でーす! 今回の展覧会には等伯の最晩年の作品がいくつか出展しています。 「竹林七賢図屏風」は1607年、等伯69歳のときの作。 「日通上人像」は1608年の作。日通上人は京都・本法寺の住職で、 等伯とは長きにわたって交友があった人…

長谷川等伯物語 第7回 佳境

--- ハセトー物語もいよいよ佳境へ。 きのうの続きは今日の続き、第7回。 1599年、等伯60歳のときに描いた「仏涅槃図」も必見です。 息子の久蔵の7回忌に描いたもので、表装も含めると高さ10mの超大作。 見るときは首が疲れそうです。 前年の98年、秀吉が6…

波瀾万丈 長谷川等伯(ハセトー)物語・その6

波瀾万丈ハセトー物語・その6 智積院障壁画が完成したのは1592年ごろ、等伯53歳ごろのときです。 ところが、完成を喜んだのも束の間、等伯の片腕であり、 後継者としても期待していたセガレの久蔵が26歳の若さで夭折してしまうのです。 そればかりではあり…

「ハセトー物語」第5弾

「ハセトー物語」第5弾。 目の上のタンコブ、狩野永徳がこの世を去った翌年、 ついに等伯にウレシイ知らせが。 秀吉が溺愛した長男鶴松がわずか3歳で死に、 弔うために建てた菩提寺(現在の智積院)の障壁画制作という、 一大事業をまかされるのです。何でも…

「等伯物語」第4話。

空想冒険活劇「等伯物語」第4話。 京に上った等伯がめざしたもの、それは自らも一派を築き、 狩野派に追いつき・追い越すことではなかったでしょうか。 はじめはそんな気はなかったかもしれませんが、京の都は刺激的すぎました。 出張で歓楽街に繰り出すキー…

等伯第3弾

等伯第3弾! 等伯が絵師として活躍した時代は、下克上の戦国時代。 御用絵師をめざす絵描きたちとて同じこと。 自分の出世は自分のウデで勝ち取るものだったようです。 それは「町衆」に代表されるように、 やがて有力町人が武士に負けない力を持っていく時…

等伯展の見どころ2「信玄像のナゾ」

今回の回顧展には肖像画の傑作もいくつか出展されます。 その1つが武田信玄像です。 これも重文で、この絵は3月7日までの限定出展なので、 私たちは運よく見ることができます。 武田信玄といえば、誰もが思い浮かべるのが教科書に載っているあの肖像画で…

等伯展の見どころ・その1

今度の展覧会は没後400年を記念した大回顧展。 おそらく空前絶後でしょう。 「信春」と名乗った七尾時代の画業初期から、 上洛後、画壇に地位を占める晩年まで、その生涯をたどっていて、 仏画、障壁画、水墨画などあらゆるジャンルの等伯画を結集しています…