善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

首相官邸前へ行く

きのう(6日)の夕方、とうとうガマンできなくなって首相官邸前に行ってきた。
毎週金曜日に行われている原発再稼働への抗議行動。この日は関西電力大飯原発3号機の再稼働後初めての抗議行動でもあった。
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午後6時スタート予定だが、ギリギリに行くと近くまで行けなくなるかもと30分前に地下鉄・今回議事堂前駅に到着。改札口には警察官が大勢いて、首相官邸方面よりなるべく遠くの出口へと誘導している。

地上に出るとすでにすごい人の波。ようやく国会記者会館近くまでたどり着くが、それ以上先には行けない。やがて6時。小雨が降りだしたが「再稼働反対」「福島を返せ」のシュプレヒコールを何度も繰り返した。
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抗議行動を呼びかけている「首都圏反原発連合」という市民ネットワークの発表では、この日の参加者は約15万人という。

この日、参加した理由の1つは、これだけの人々の声を野田首相は「大きな音だね」で片づけていることに憤ったからでもある。
先週の29日の20万人の抗議の声に野田首相がノンキな顔で語った言葉だ。

国民の声を、ただの音としかとらえない人物が一国の首相とは。
こんな人に政治を任せていたら、それこそ日本は大変になると思った。それで国会に足を向けた。

今からウン10年前、正確には1960年の「安保闘争」のとき、国会を包囲するデモ隊に対して当時の岸首相は「国会周辺は騒がしいが、後楽園球場はいつもどおり満員じゃないか。私には声なき声が聞こえる」と語った。岸首相も国民の声を騒音としかとらえなかったが、それでも「声」として認識していた。
そしてその発言から1か月後、岸内閣は総辞職している。

選挙で投票するのは別として、自分が政治的行動をとったのは何十年ぶりのことか。
それほど私は怒っている。