善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+「愛と青春の旅だち」

フランス・ボルドーの赤ワイン「ル・オー・メドック・ド・ブラネール・デュクリュ(LE HAUT MEDOC DE BRANAIRE DUCRU)2009」
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メドック格付け第4級、シャトー・ブラネール・デュクリュからリリースされたワイン。
格付け第4級ながら実力はそれ以上、という評価をうけているんだとか。
さすがメドック、というべきか。たしかにおいしい!
カベルネ・ソーヴィニヨン主体、メルロ、カベルネ・フラン

ワインの友で観たのは、かなり前にNHKBSでやっていたアメリカ映画「愛と青春の旅だち」。
1982年公開。テイラー・ハックフォード監督、リチャード・ギア主演。
邦題は甘っちょろい感じだが、原題は「An Officer and a Gentleman」。「士官と紳士」とでも訳すのか。
海軍士官養成学校の飛行士課程に入った新入生の成長と、学校近くの町工場の娘とのロマンスを描く青春映画。
鬼軍曹として新入生たちをシゴきにシゴいた教官役のルイス・ゴセット・Jrがアカデミー助演男優賞を受賞している。

卒業式は士官の任官式でもある。
卒業生たちは式のあと、式場の外で待ち受ける教官のフォーリー軍曹から祝辞を受ける。
きのうまで「アホ・バカ・マヌケ」と見下していた卒議生たち1人1人に、フォーリー軍曹は敬礼していう。
「おめでとうございます、少尉殿」
卒業すると「少尉」となる卒業生のほうが「軍曹」のフォーリー教官よりも階級が上になるのだ。

このとき、卒業生たちは一様にフォーリー軍曹に何か渡していた。
あれはたぶん1ドル銀貨だろう。
アメリカの士官学校では、士官となり新しい士官用の帽子をかぶり肩章などを付け替えたあと、最初に敬礼してくれた自分より階級が下の制服現役軍人に1ドル銀貨を渡す習わしなんだそうである。

日本なら胸の第2ボタンだろうか?