善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

大イサキ

久しぶりに荻窪駅隣のタウンセブン地階にある魚屋をのぞく。
ダイコンに合う魚が食べたくてブリとかサンマを探していると、「いいのが入ったから買ってってよ」という。
見ると大きなイサキ。40センチはある。刺し身にすると旨いという。
イサキといえば夏が旬の魚のはずだが・・・。
大きさが立派なのと、値段の安さ(ナント1本560円)で購入。
家に帰ってマナイタの上に載せるとたしかに大きい。
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これを3枚におろして、頭とアラは煮出してダイコンとゴボウの味噌汁に。
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刺し身にすると優に3人前はある。薄くスライスするというより、ぶつ切り気味なのが家庭料理。
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ピンクの色合いが何となくめでたい。

イサキは漢字では伊佐木とか鶏魚とも書く。東アジア沿岸の岩礁域に生息するが、なぜか沖縄にはいないという。

なぜイサキというかというと、磯に棲むから「磯魚」(イソキ)、それが転じてイサキとなったという説や、幼魚にはイノシシの子どものような縞模様があり、それで「班魚」(イサキ)と呼んだとの説もある。
ちなみにイサキの幼魚は、イノシシの子どもの呼び名と同じウリボウとかウリンボウ、イノコなどと呼ぶ地域も多いという。
さらにいえば、狩りでイノシシを追わせる猟犬のことを「イザキ」という地域がある。何か関係があるのだろうか。

それはともかく、560円で3人分のおかずと味噌汁が得られる喜び。