善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

2012-01-01から1年間の記事一覧

ボジョレー・ヌーヴォー2012

15日はボジョレー・ヌーヴォーの解禁日。 この日はわが家でもちょっとうれしいことがあり、さっそく飮んでみた。ボジョレー・ヌーヴォーを解禁日に飲むなんて、20年ぶりぐらい。 つれあいが買ってきたのはボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー。何と、その2…

明治座 天竺徳兵衛新噺

きのうの夜は明治座で「11月花形歌舞伎」 都内の劇場はあらかた行ったつもりだが、明治座は初めて。 何しろ明治座は以前は“新派の殿堂”といわれ、その後ももっぱら歌謡ショーみたいなのが多かったから、そちらにあまり関心がない当方としては、行くチャンス…

日曜日のトロールの森

善福寺公園で開催中の国際野外アート展「トロールの森」(23日まで)は、11日に2回目の日曜日を迎えた。朝から雲が低く垂れ込め、寒い1日。 朝、公園を1周すると、上池にくちばしというか鼻っ先が真っ白の鳥がいた。オオバンだ。 ツル目クイナ科の水鳥。オ…

ムラサキシキブ

土曜日朝の善福寺公園は快晴。木々も色づいてきて、秋深まる、という感じ。 11月3日から始まった「トロールの森」(http://www.trollsinthepark.com/)も早くも1週間たった。 村山修二郎氏の作品は、真っ白いキャンバスを並べて「太陽光による植物の影と光を映…

「トロールの森」始まる

3日、4日の善福寺公園は両日とも快晴。とくにきのうは暑くもなく寒くもなく、すばらしい“公園日和”。 いよいよ3日から善福寺公園を主会場にした国際野外芸術展「トロールの森」が始まった。 所属するミニFM放送局(最近はもっぱらUSTREAMで放送しているが)「…

怪物はささやく

イギリス発のベストセラーというので手にとった。 『怪物はささやく』(あすなろ書房) 13歳の少年と怪物の物語。ズバリ、「死といかに向き合うか」がテーマ。死と向き合った少年が、揺れ動く自分自身の「心」と格闘した果てに「真実の愛」とは何かを知る──…

公園のアート展 トロールの森2012

善福寺公園の朝は、きのうは秋晴れだったが、きょうはチョイ曇り。 風が強かったきのうは、ギンナンの匂いが公園に漂っていた。 下池のスイレンはもう花はほとんどなくなり、葉っぱだけ。 北の国から来たオナガガモが、都会は珍しいのか、興味津々でコイとた…

ドヴォルザーク 弦楽五重奏曲 第3番

きのう(25日)の夜は、銀座のシャネル銀座ビル4階にある「シャネル・ネクサス・ホール」で「シャネル・ピグマリオン・ディズ スペシャルコンサートシリーズ 指揮者 大山平一郎氏と若手音楽家たちによる室内楽」とかいう音楽会。 シャネルは、シャネルの創始…

経済が政治を変える? 新しい左翼入門

松尾匡『新しい左翼入門 相克の運動史は超えられるのか』(講談社現代新書) 匡は「ただす」と読む。ご両親は飯沢匡のファンだったのかな? 別に左翼でも何でもないが興味本位で手にとった本。 松尾氏はマルクス経済学者で、久留米大学経済学部教授を経て08年…

償いの報酬 平成猿蟹合戦図

最近読んだ本から。 ローレンス・ブロック『償いの報酬』(二見文庫) アル中探偵、マット・スカダーシリーズの最新作。といっても今は酒を止めているから元アル中か。 元ニューヨーク市警の警官で、免許証を持たない私立探偵となったスカダーは今年74歳。そ…

割烹さいとう ヤキトリ鳥茂

きのう(22日)は友人の紹介で台東区下谷にある「割烹さいとう」へ。 われわれが行ったのはJR鴬谷駅からだったが、地下鉄日比谷線入谷駅の千住方面の出口からは目と鼻の先。 何でも友人がこのあたりをウロウロしていたら行列ができている店があって、それがこ…

小三治の「甲府ぃ」

日曜日の21日夜は国立演芸場で「芸術祭寄席」。 平成24年度(第67回記念)文化庁芸術祭主催特別企画公演と銘打ってある。出演者はいずれもかつて芸術祭の賞を受賞した芸人ばかり(1人だけ受賞歴はないが落語協会幹部というのがいた)。 昼の部は落語芸術協会所属…

ワタリウム美術館 歴史の天使

日曜日朝の善福寺公園は前日に続いて秋晴れ。すごしやすい。 下池のスイレンは花はもうほとんどない。それでもつぼみがいくつか。 きのうは外苑前のワタリウム美術館で「歴史の天使」と題する写真展をみる。 会場に置いてあったチラシにはこう書かれてある。…

コガモカモ?

土曜日の善福寺公園は秋晴れ。 上池をめぐっていると、早くも葉っぱが落ちてしまったサクラの木に花が咲いている。 たしか去年あたりも秋のいまごろ、葉っぱが落ちた木にサクラの花が咲いていた。 これも気候異変のあらわれなのだろうか? 通常なら、サクラは…

新国立劇場 リチャード三世

18日の晩は新国立劇場で『リチャード三世』を観る。 シェークスピア作、翻訳・小田島雅志、演出・鵜山仁、出演は岡本健一、中嶋朋子、浦井健治、勝部演之ら。 何でも新国立劇場は今年開場15周年で、「新国立劇場・英国舞台芸術フェスティバル2012」というの…

井草八幡宮の流鏑馬

きのうの14日は近くの井草八幡宮(東京都杉並区善福寺)で流鏑馬(やぶさめ)があった。5年に1度行われていて、前回は雨で中止になったから、実に10年ぶり。いつもは平日なので行ったことはなかったが、今年は日曜日なので出かけていく。 午後3時開始というの…

うろこ雲? いわし雲?

土曜日は秋晴れの1日、朝から夕方まで近くの児童館にいた。午前中は、メンバーとなっているミニFM放送局「ラジオぱちぱち」の月に1度の公開放送。午後は、児童館主催の「こどもフェスティバル」に同館を利用している団体の1つとして参加した。 「こどもフェ…

ボーン・レガシー

体育の日の朝は快晴。10月10日の晴天特異日じゃなくても晴れてよかった。風はさわやかで、日差しが温かい。 善福寺公園を1周したが、一昨日は北から来たオナガガモの数が多い気がしたが、きょうはあまりいない。隠れているのか? 弁天島あたりでカワセミがヒ…

擬態するガ オオスカシバ

3連休の初日。朝、善福寺公園まで散歩しようと家を出て、近所のマンションの植栽(ハナゾノツクバネウツギ)の前を通りかかると、花から花へと、羽を振るわせホバリングしている虫を見つける。 最初、ハチかと思った。しかし、黄緑色をしていて、胴体が太い。…

「雲の上団五郎一座」と「十二人の怒れる男」

きのう、おとといとNHKBSで懐かしい2つの映画を観た。 おととい観たのは『雲の上団五郎一座』。 1962年公開の東宝映画。監督/青柳信雄、脚本/長瀬喜伴・新井一、原作/菊田一夫、出演/フランキー堺、三木のり平、八波むと志、南利明、由利徹、水谷良重、…

酒樽の「キュッ」

1日夕方、イッパイやろうと東京駅で下車。丸の内南口の改札口を出るとすごい人の波。 たしか東京駅の丸の内駅舎の復元工事が終わって、10月1日が全面開業の日。ドームなどを備えた大正時代の創建当時の姿に戻ったというわけで、完成した姿を見たさにこれだけ…

歩くミノムシ

善福寺公園の隣の子ども広場わきに、今年もヒガンバナが咲く。 幾本もの細い蕊(しべ)が放物線を描いて天に向かって伸びている。 彼岸のころに咲くから「ヒガンバナ」。それにしても今年は遅い。夏が暑かったからか。 近くの善福寺にも群生していて、やはり咲…

南伸坊 本人伝説

南伸坊『本人伝説』(文藝春秋)を読む、というか見る、というか眺める、というか・・・。 政界から芸能界から、有名人になりきって写真で登場するとともに、文章までが本人が書いたかのごとくコメントしている。 「まえがき」で筆者は言う。 17年間姿をくらま…

焼き肉と人類の歴史

先週の話で恐縮だが、何カ月かぶりで焼き肉を食べる。 JR西荻窪駅南口からすぐ、そば屋の「鞍馬」斜め向かいの「縁」という店。 壺入りのホルモンが自慢らしく、壺カルビ、壺ホルモンなどを注文。 壺の中から出てきたカルビの長いこと。炭火の網の上にとぐろ…

地図で読む戦争の時代

今尾恵介『地図で読む戦争の時代』(白水社)を読む。副題に「描かれた日本、描かれなかった日本」とある。 白水社ってフランス文学専門かと思っていたら、こういう本も出しているんだね。 筆者は中学時代から地図や時刻表を眺めるのが趣味だったという。長…

アカボシゴマダラ

火曜日朝の善福寺公園は晴れ。朝は涼しい。 池の周辺は秋の気配。 上池、下池をめぐって「自然保護区」のあたりを通っていると、キアゲハの幼虫を見つける。去年のいまごろ、群れを成していたのを思い出した。 すると、アゲハチョウがヒラヒラと飛んできて、…

命のリレー 日のリレー

3連休の3日目、敬老の日。夕方になって、久しぶりに善福寺公園へ。 途中、善福寺の前を通ると、スイフヨウがたくさんの花をつけている。 夕方だから朝白かった花はピンクに染まり、たぶんきのう咲いた花(スイフヨウは朝咲いて夕方しぼむ1日花)だろう、赤を通…

アラン・グレン 鷲たちの盟約

アラン・グレン『鷲たちの盟約』(新潮文庫、上・下)を読む。 「もし〇〇だったら?」といういわゆる歴史改変モノ。 大恐慌のころのアメリカ。フランクリン・ルーズヴェルトは危うく暗殺されそうになるが生き延び、大統領に就任。一方、ルーズヴェルトの政…

ミノムシ

火曜日朝の善福寺公演は晴れ。残暑厳しい。 立派なミノムシを発見。 そういえば昔は冬になるとよくミノムシを見つけたが、最近はみかけなくなった。 いろんな虫がミノムシになるのかと思ったら、意外と限られているらしい。 ガの中にミノガ科というのがあっ…

秀山祭九月大歌舞伎 昼の部

日曜日は新橋演舞場公演「秀山祭九月大歌舞伎」を観ようと銀座へ。 地下鉄・東銀座駅の前に差しかかると建て替え中の歌舞伎座がだいぶ出来上がっていた。 本日観たのは昼の部。客席は満員だったが、ふだんの昼の部と違って男性客も多い。日曜日だからか。 演…