土曜日の善福寺公園は秋晴れ。
上池をめぐっていると、早くも葉っぱが落ちてしまったサクラの木に花が咲いている。
たしか去年あたりも秋のいまごろ、葉っぱが落ちた木にサクラの花が咲いていた。
これも気候異変のあらわれなのだろうか?
上池をめぐっていると、早くも葉っぱが落ちてしまったサクラの木に花が咲いている。
たしか去年あたりも秋のいまごろ、葉っぱが落ちた木にサクラの花が咲いていた。
これも気候異変のあらわれなのだろうか?
通常なら、サクラは夏の間、緑の葉で覆われ、秋の深まりとともに紅葉あるいは黄葉していくが、それでもしぶとく散らずにいる。ところが、秋になるとサッサと葉っぱが散ってしまい、丸裸のサクラの木をみく見かける。
サクラは夏の間に翌春の花芽を作ってから休眠に入るという。このとき花芽には、葉で作られ、花芽に届く「休眠(成長抑制)ホルモン」が作用している。
そして、葉が落ちて冬を越すころになると、寒さで休眠から目覚める。すると次第に春の暖かさを感じてつぼみが成長し、開花を迎えるのだという。
そして、葉が落ちて冬を越すころになると、寒さで休眠から目覚める。すると次第に春の暖かさを感じてつぼみが成長し、開花を迎えるのだという。
ところが、夏に何らかの原因で早々と葉が落ちてしまうと、葉からの休眠ホルモンが十分に届かなくなる。夏の終わりを告げる涼しさを冬と間違え、その後再び気温が高くなると「あ、春が来た」と勘違いして、花を咲かせてしまうのだとか。
ただし、サクラはもともと原産地のヒマラヤあたりでは秋に咲く花だったという。それが人間の都合で春に咲く花にさせられてしまった。気候変動ウンヌンだけでなく、花には花のいいぶんもあるかもしれない。