善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ボーン・レガシー

体育の日の朝は快晴。10月10日の晴天特異日じゃなくても晴れてよかった。風はさわやかで、日差しが温かい。
善福寺公園を1周したが、一昨日は北から来たオナガガモの数が多い気がしたが、きょうはあまりいない。隠れているのか?
弁天島あたりでカワセミがヒュッと飛ぶ。

きのうは大泉学園のT・ジョイ大泉で「ボーン・レガシー」を観る。

「レガシー」は「遺産、遺物」の意味。「ボーン・レガシー」とは「ボーンの遺産」「ボーンを受け継ぐもの」という意味か。

ロバート・ラドラム原作、マッド・デイモン主演のスパイアクション3部作がCIAの極秘プログラム「レッドストーン計画」により記憶を失ったスパイ、ジェイソン・ボーンの戦いを描いたものなら、それと平行してやはりCIAの極秘プログラム「アウトカム計画」というのがあって、こちらは最強のスパイを作り出す肉体改造のプログラム。ボーンによる事件の余波で、「アウトカム計画」の発覚を恐れた上層部は、関係者の抹殺を指示。かろうじて生き延びた主人公アーロン・クロスは、研究者のマルタ・シェアリングを訪ねるが、彼女もまた命を狙われていた。果たして2人の運命は──。

監督は前3部作の脚本を手がけたトニー・ギルロイ。アーロン・クロスにジェレミー・レナー、マルタ・シェアリングにレイチェル・ワイズ

はじめのころはいろんなシーンが矢継ぎ早に挟み込まれて、なんだかわからないうちに話が進んでいくが、ようやく話のスジがわかってくるころになると物語は快調に進んでいく。CGも使っているんだろうが基本は生身の人間のアクションなので迫真に満ちていて、引き込まれる。
山登りのシーンやオオカミと戦うシーンなどはスゴイ。
最後はマニラでの死闘。ボーンシリーズではヨーロッパが舞台だったので、それであえてアジアを選んだのだろうか。狭い路地や人でごった返す町の中を駆け抜け、バイクの追っかけシーンが壮絶。アーロンのバイクさばきがカッコイイ。

まあ深く考えずに気分転換にはピッタリの映画。

帰りは駅に戻る途中にある中華料理屋「福楽門」で餃子と酸辣湯麺、それにビールに紹興酒。この店、街角にひっそりとあって有名店でも何でもないかもしれないが、中国人家族の経営のようでけっこうおいしい。特に餃子はいかにも中国風でモチモチしていて、酸辣湯麺もおいしかった。

酸辣湯麺は酢の酸味とトウガラシや胡椒の辛味のハーモニーがなんともいえない。たしかタイのトムヤンクンも似た系統ではないかと思って調べると、酸辣湯麺はもともと四川や湖南の料理だという。やはり南方の料理なのだろう。

おいしく食べながらひょいっと見ると、ドハデな黄金のカエルの置物があった。
イメージ 1

店の人に聞くと、カエルは金運を引き寄せ、幸せを招くのだとか。それにしても黄金の輝きの度合いが半端でなく、たぶんメイド・イン・チャイナだろう。

店を出て、すぐ隣の理髪店のウインドにディスプレイされた絵がまたステキ。秋らしく、サンマがうまそうだ。
イメージ 2

この店、四季ごとにいろんな絵を描いていて、冬だったら雪だるまだったりして、映画を見に行くとき、前を通るのが楽しい。

[観劇データ]
10月7日10時50分~13時15分
ボーン・レガシー
T・ジョイ大泉シアター5 G-7番