水曜日朝の善福寺公園は曇りのち晴れ。明け方まで降った雨もやみ、次第に光が差してくる。
公園に着くと、公園の高い場所を歩いているからか、朝日が横から差してくる。
宮沢賢治が名づけたように、光のパイプオルガン。
上池をめぐっていると、マルちゃんだろうか、オスのカワセミ。
さらに池をめぐっていくと、今度はヤエちゃんらしいメスのカワセミ。
きのうと同じ時間、同じ枝にとまっていた。
下池に回ると、こちらでも光のパイプオルガン。
多少時間がたって、上から光が差してきた。
下池のカワセミはメスのシーナちゃんかな?
シーナちゃんは以前は上池を飛んでいたが、マルちゃん、ヤエちゃんから邪険に扱われているのか、最近は下池によくあらわれるようになったという。
下池を1周してふたたび上池へ。ちょうどカイツブリが獲物をゲットしたところ。
どうやらエビのようだ。
ゴクリと飲み込んだところ。
一気に飲み込んだためか、くちばしから威勢よくしぶきが飛んでいる。
カイツブリに限らず、カワセミにしてもそうだが、鳥には歯がないので獲物を飲み込む前に咀嚼することはできず、基本的に丸飲みする。
すると魚の骨なんかはどうするの?と心配になるが、鳥には筋胃(きんい)と呼ばれる、通称「砂肝(すなぎも)」とも呼ばれものがあって、丸呑みした獲物をすりつぶす役割を担っている。
それでも消化できないものは、ペリットとして吐き出す。
このところ公園でジョウビタキやルリビタキのオスの目撃談をよく聞くようになった。
あすは会えるかな?