日曜日朝の善福寺公園は快晴。風はさほどないが、空気が冷たい感じ。
上池をめぐっていると、池の淵でコサギがエサを探していた。
コサギのエサの獲り方はいつ見ても楽しい。
黄色いソックスを水底に沈めて、脚を小刻みにズリズリッと揺する。一歩踏み出してはズリズリッ、また一歩踏み出してズリズリッ、これを何度も繰り返す。
こうしたコサギのエサの獲り方を「脚揺すり漁法」と呼ぶらしいが、水底につけた脚を激しく震度させ、驚いて飛び出してくる小魚やザリガニを捕まえる、追い出し作戦だ。
コサギに限らずサギ類のエサの獲り方は賢く、都会の鳥を研究している唐沢孝一氏によると、サギ類はざっと挙げただけでも12種類の採餌方法があり、「待ち伏せ」「忍び脚」「ホバリング」「追い出し・脚揺すり」「脚さぐり」「追いかけ・ダッシュ」「波紋」「疑似餌・投げ餌」「ネオンや街灯の灯を利用」「翼かざし」「飛び込み」「人や他の鳥の行動を利用する」と多彩なんだとか。
「人や他の鳥の行動を利用する」ってどんな方法なんだろうか?
池の中央付近の杭の上にカワセミ。
若いオスのシローくんのようだが。
池の南のほうにはメスのカワセミ。
ジッと水面をにらんでエサをねらっているのは、ヤエちゃんかな?