善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

酒樽の「キュッ」

1日夕方、イッパイやろうと東京駅で下車。丸の内南口の改札口を出るとすごい人の波。
たしか東京駅の丸の内駅舎の復元工事が終わって、10月1日が全面開業の日。ドームなどを備えた大正時代の創建当時の姿に戻ったというわけで、完成した姿を見たさにこれだけの人・人・人。
写真はドームの内部。
イメージ 1

この日初めて一般公開されたドームの天井を見上げると、たしかに美しい。8羽の白いワシは1羽が約2・4メートルもあるのだとか。
イメージ 2

外から見た丸の内駅舎。さきほどのドームの外観だ。
イメージ 3

時刻は午後4時半。連絡通路を通って八重洲口に出て飲み屋探し。するとあちこちにリクルートスーツ姿の学生とおぼしき集団がたむろしている。あとで知ったがこの日は大手をはじめ各企業の来春入社予定者の内定式。何もこんなに早くやらなくてもと思うが・・・。

まずは先日一度行った「花ざんしょう」という店へ。まだ客はおらず、一番乗り。そりゃそうだ、まだ5時前。まずはビールでその後、日本酒の冷や。つまみはサンマ、カツオの刺身、マグロの頭のタタキ、などなど。
イメージ 4

イメージ 5

1時間ほど飮んで、「ふくべ」へ。
八重洲のあたりも再開発が進んで新しいビルが次々と建っているが、昭和の香りのする界わいもいまだに残っていて、この店もそんな中の1つ。
いつも6時すぎに行くとカウンターはいっぱいでテーブル席しか空いてないが、今日は運よくカウンターに座れた。
お酒を頼むと、お盆に「ふくべ」の文字が刻まれた徳利、きき猪口ふうの蛇の目模様のぐい呑み、お通し(昆布の佃煮)、割りばしがのせられて、「おまちどうさま」と出てくる。
イメージ 6

目の前に大きな木の樽が2本、重ねられていて、客から注文を受けると親方が樽の横についた「呑口(栓)」を開けて酒をとり出すのだが、木の栓で締めるときの「キュッ」という音がたまらなくいい。
その音が聞きたくて樽酒(菊正宗)を注文。杯を重ねる。
イメージ 7

3軒目に立ち飲みの洋風居酒屋に寄って、美人の店員が立ち働いていたのは覚えているが、記憶はそこまで。