善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

波国・匈国(ポーランド・ハンガリー)の旅 ~その6 何と再びスタニスワフ・ヴィスピャンスキ

クラクフ3日目は、1596年までポーランド王国の首都だったクラクフの王宮、ヴァヴェル城へ。 ポーランド王カジミェシュ3世の命により970年に建てられたという。 世界にその価値を認められている世界遺産。1972年にユネスコ総会で採択された世界遺産条約に基づ…

波国・匈国(ポーランド・ハンガリー)の旅 ~その5 マウォポリスカの木造建築教会群

ポーランド南部は「マウォポルスカ(小さなポーランド)」と呼ばれ、そこには15~16世紀に伝統的な木造建築技術を用いて建造されたゴシック様式の木造の教会が点在しており、「マウォポルスカ南部の木造教会群(Wooden Churches of Southern Małopolska)」…

自然の造形美の極致アケビコノハの幼虫

水曜日朝の善福寺公園は、始め曇り、やがて日が差してきて蒸し暑くなる。 ガの仲間、アケビコノハの幼虫を発見! 大きな目玉模様が特徴で、お尻を突き上げた姿勢も独特。おそらく幼虫としてはヘビにでも擬態して、天敵に対して「オレは怖いんだぞー」と威嚇…

波国・匈国(ポーランド・ハンガリー)の旅 ~その4 動き出す「額縁の中の少女」

ワルシャワ3日目は旧王宮をめざす。 まずは宿のレストランで朝食。 世界遺産に登録されているワルシャワ歴史地区(旧市街)。 その中心にある旧王宮にレンブラントの作品が展示されてある。 薄暗い部屋に並んで飾られていたのは、ポーランド最後の国王スタニ…

ジャコウアゲハのさなぎ“お菊さん”

火曜日朝の善福寺公園は、はじめ曇り。やがて夏の日差し。蒸し暑い。そういえばきのうから7月だ。 上池をめぐっていると、大人の、メスのカワセミ。 ヤエちゃんだろうか? やがてかつて巣があった方向に飛んで行ったが、ひょっとして2番子の準備が始まった?…

波国・匈国(ポーランド・ハンガリー)の旅 ~その3スタニスワフ・ヴィスピャンスキ

ポーランドに行ったらぜひともこの人の作品を観たいと思った。 19 世紀末から 20 世紀初頭にかけて活躍したポーランドの芸術家スタニスワフ・ヴィスピャンスキ(Stanisław Wyspiański、1869~1907年)だ。 きっかけは、北海道ポーランド文化協会会誌「POLE第…

カワトンボは善福寺池が気に入った?

日曜日朝の善福寺公園は曇り。風がなく蒸し暑い。その後、薄日がさしてくる。 あっ、美しい2本の黄色いラインのハチがとまってる。 いえいえ、ハチに擬態したガ、コスカシバです。 透けて見える翅なんかハチそっくりだ。 モンシロチョウが翅を休めている。 …

波国・匈国(ポーランド・ハンガリー)の旅 ~その2 民謡から生まれたワルシャワ労働歌

ワルシャワ2日目の朝。 宿はB&Bなので朝食つき。 びっくりしたのはハチミツがミツバチの巣ごと出てきたこと。 聞けばこの宿では屋上でミツバチを飼って養蜂をしているそうで、自家製のハチミツも売っていた。 おいしい朝食後、いよいよワルシャワの町へと繰…

にぎやかエナガの朝の食事風景

土曜日朝の善福寺公園は曇り。どんよりとした雲が垂れ込めていて、傘を持って出かける。 上池をめぐっていると、エナガやシジュウカラの群れと遭遇。 朝の食事中だろう、盛んに鳴き交わしながら枝をめぐっていて、とてもにぎやかだった。 雨にぬれた葉っぱの…

波国・匈国(ポーランド・ハンガリー)の旅 ~その1 高齢者にやさしい国

今月9日(日)から24日(日)までの16日かけて、ヨーロッパの東というか中央あたりに位置するポーランドとハンガリーを旅してきた。 あいだにスロバキアを挟んで北にポーランド、南にハンガリー。ともにかつては社会主義国として“東” のソ連の影響下にあった…

共食いするアオモンイトトンボ

木曜日朝の善福寺公園は曇り。ときおり日が差すが、風は北からの風なので涼しい。 上池で久々にカワセミを発見! 手前にクモの巣があってはっきりしないが、メスのようだ。 今年生まれた若メスだろう。 善福寺池でカワセミを見るのは旅行に出かけた日以来だ…

優雅に舞うジャコウアゲハ

水曜日朝の善福寺公園は曇り。蒸し暑さは相変わらずだが、ときおり風が吹くと涼しい。 ガガイモの花が咲いていた。 ガガイモ科のつる性多年草で、東アジアの温帯、暖帯に広く分布し、日本でも各地の日あたりのよい山野に生えるという。花びらの内側に密に軟…

イトトンボのハートマーク

火曜日朝の善福寺公園は曇り。風はなく、ムシムシ。 今月9日の日曜日から、おととい日曜日までの16日間、ポーランド・ハンガリーを旅してきた。 旅の様子については本ブログでもおいおい紹介させていただくが、けさは半月ぶりの公園散歩。 出かける前はまだ…

きのうのワイン+映画「フィツカラルド」

アメリカ・カリフォルニアの赤ワイン「ロッソ・アンド・ビアンコ・ロッソ(ROSSO & BIANCO ROSSO)」 アメリカの映画監督フランシス・フォード・コッポラ氏が設立したワインナリーが醸す赤ワイン。 彼の両親はイタリアからの移民で、カリフォルニアではワイ…

子育てに忙しいカワセミのお父さん

日曜日朝の善福寺公園は曇り。日差しはないが風はなく、少しムシムシ。 葉っぱの陰で翅を休めるモンシロチョウ。 羽化した直後かな? 上池をめぐっていると、遠くにカワセミの姿。 どうやら下池で公園デビューした幼鳥のようだ。 あとで善福寺池のカワセミに…

グルグル渦巻きウズグモの網

土曜日朝の善福寺公園は快晴。多少、風があり、木陰は涼しい。 ウズグモのグルグルまわる渦巻模様の網を発見! 草むらなど薄暗い場所に水平の円い網を張り、網の中央にあるのは「隠れ帯」と呼ばれる渦巻き状の特殊な網。 しかし、ご当人のクモは渦巻きの下に…

ジーンときた六代目時蔵襲名口上

東京・銀座の歌舞伎座「六月大歌舞伎」は「初代中村萬壽と六代目中村時蔵襲名披露、五代目中村梅枝初舞台」で、昼の部の六代目中村時蔵襲名披露狂言「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)三笠山御殿」ほかを観る。 まずは川村花菱作の「上州土産百両…

意地悪な?ジャコウアゲハ幼虫

金曜日朝の善福寺公園は曇り。風がなく、少しムシムシ。 ジャコウアゲハの幼虫が黄色い角(臭角)を出していた。 臭角は敵からの攻撃に対する威嚇のためというから、天敵と思われたのかな? ジャコウアゲハの幼虫はけっこう意地悪な性格らしく、終齢幼虫にな…

きのうのワイン+映画「抱擁のかけら」「途中のページが抜けている」「ニトラム」

イタリア・トスカーナの赤ワイン「サバツィオ・ロッソ・ディ・モンテプルチアーノ(SABAZIO ROSSO DI MONTEPULCIAN)2022」 ワイナリーはアンティノリが手がけるラ・ブラチェスカ。 古代ローマの時代から続くトスカーナの銘醸地、コルトーナでワインづくりを…

早くも2番子づくり始まる?

木曜日朝の善福寺公園は晴れ。風がないので少しムシムシ。 ジャコウアゲハの幼虫がだいぶ大きく成長した。 2匹でチュッチュ?いえいえ、葉っぱの奪い合いか。 きのう公園デビューしたばかりのカワセミの幼鳥を探す。 幼鳥の姿は見えなくて、あらわれたのは母…

カワセミの幼鳥公園デビュー!

水曜日朝の善福寺公演は快晴。久々の抜けるような青空。朝の空気はさわやか。 東京のきょう5日の日の出は4時25分。1年のうち昼の時間が最も長いのは21日の夏至だが、日の出はきょうから20日までが1年で最も早い。 公園に着くと、2羽のカワセミの幼鳥を発見!…

石田泰尚スペシャル・熱狂の夜 第1夜

JR川崎駅前のミューザ川崎シンフォニーホールで石田泰尚スペシャル・熱狂の夜第二章の第1夜「無伴奏」を聴く。 神奈川フィルハーモニー管弦楽団の首席ソロ・コンサートマスターをつとめていて、今やカリスマ的な人気で知られるヴァイオリニスト、石田泰尚の…

公園デビューしたカワセミは?

火曜日朝の善福寺公園は曇りのち晴れ。きのうの雨のあとが残っていて、あちこちに水たまりができている。そろそろ梅雨入りかな? きのう公園デビューしたばかりのカワセミの幼鳥を探すが、見あたらない。 どこに行っちゃったのか? 親鳥がエサを給餌くわえし…

カワセミ の幼鳥が巣立ち!

月曜日朝の善福寺公園は曇り。きのうの雨の余韻が残っていて、遊歩道には水たまりがあちこちに。 雨上がりの朝に朗報! 善福寺池のカワセミの幼鳥が巣立ちした。 このところ親鳥のヤエちゃんとマルちゃんが、せっせと巣にエサを運んでいるので、いよいよ巣立…

ハンゲショウの葉が白くなるメカニズムは?

日曜日朝の善福寺公園は曇り。夜中にけっこう雨が降っていたみたいで、公園内にはあちこちに水たまりが。 雨の日というと出てくるのがカタツムリ。 しかも善福寺公園のカタツムリはすべて左巻きのカタツムリ。 池のほとりのハナショウブ、種類がいろいろで、…

ハンゲショウとジャコウアゲハ幼虫

土曜日朝の善福寺公園は小雨のち曇りのち晴れ。 きょうから6月。始め小雨が降っていたがすぐにやんで日が差してくる。 タキシード着たガイコツが“気をつけ!”してる。 ラミーカミキリでした。 池のほとりでは純白のハナショウブ。 鮮やかな黄緑色のクモ。サ…

きのうのワイン+映画「戦争のはらわた」「シービスケット」

フランス・ラングドック・ルーションの赤ワイン「ル・フルイ・デフォンデュ・ルージュ(LE FRUIT DEFENDU ROUGE)2022」 ワイナリーは、ブルゴーニュのワイン一族として高名なラフォン一族の末裔が南フランスで営むドメーヌ・マゼラン。 サンソー、シラー、…

溺れているタマムシを救出!

木曜日朝の善福寺公園は晴れ。夏の日差し。遠くに黒っぽい雲。あれが近づいてくるのかな。 ウが羽を広げてヒラヒラさせていた。 あすの台風接近の前に、晴れてるうちに乾かそうというわけか。 池のほとりに優曇華(うどんげ)の花。 3000年に一度、如来や菩…

ヒゲナガルリマルノミハムシ

水曜日朝の善福寺公園は始め曇り、やがて晴れてきて暑くなる。 池のほとりでユウゲショウが咲いている。 水面よりかなり上の高い枝にアオサギ。 高いところが好きなの? 遊歩道を歩いているとエナガの群れと遭遇。 巣立ちして間もない幼鳥かな? こちらはエ…

カワセミの子育て進行中

火曜日朝の善福寺公園は小雨が降ったりやんだり。傘をさして公園1周。 きのう開きかけていたハナショウブがきれいに咲いていた。 善福寺池のカワセミの夫婦、メスのヤエちゃんとオスのマルちゃんが、せっせと小魚を捕らえては巣に向かっている。 やっぱり夫…