日曜日朝の善福寺公園は曇り。夜中にけっこう雨が降っていたみたいで、公園内にはあちこちに水たまりが。
雨の日というと出てくるのがカタツムリ。
池のほとりのハナショウブ、種類がいろいろで、楽しい。
ハナショウブはノハナショウブの園芸品種で、江戸系、伊勢系、肥後系などなど、たくさんの品種があるらしい。
花を見ながら何という品種?と想像するのも趣がある。
白地で真ん中が紫色になっている。江戸系の相生か?
白地で縁のあたりが濃い紫色。肥後系の「君子国」?
小川(遅野井川)のほとりのハンゲショウの花が咲いてきて、花の近くの白い葉っぱがきのうより増えている。
そこで疑問に思うのだが、ハンゲショウは花粉を虫に媒介してもらう虫媒花なので、小さくて目立たない花に虫を呼び寄せるため、遠くからでも見えやすいように花の近くに葉を白くしている、とのことだが、いったいどんなメカニズムで白くなるのだろうか?
葉っぱをよく見てみると、遠くからよく見える表面はたしかに白くなっているが、葉の裏側は緑色だ。しかも、白くなるのは花が咲いているときだけで、やがて白いのは緑に変わっていく。
ということは、葉を緑にする葉緑素はしっかりと葉の細胞の中に蓄えられていて、何らかの信号が発せられると、葉緑素が抑えられて白くなったり、花が終わると葉緑素の働きが活発になって緑になるのだろうか。
実はハンゲショウはドクダミ科の植物で、葉が白くなるのはドクダミと同じなのだという。
ドクダミというと鮮やかな白い花が咲くイメージがあるが、あの白いのは花びらではなく、葉が変化した苞葉(ホウヨウ)と呼ばれる部分なのだそうだ。
そういえば今、盛んに咲いているアジサイにしても、鮮やかな花びらに見えるのは萼(がく)が変化したもので、実際の雄しべや雌しべのある花は真ん中の目立たないところに隠れるようにしてある。
子孫繁栄のための植物の知恵が、アジサイには飾り花を、ハンゲショウやドクダミには白い花のような葉っぱを生み出したようだ。
長すぎるほど長いガガンボの脚。
カタツムリの赤ちゃんを発見。殻もまだ透明だ。
けさのラミーカミキリ。
きのう見たのより青みが強い感じがする。
フヨウの葉っぱの上で交尾するテントウムシ。
上に乗ったオスが雄叫び上げてる?