善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

アオゲラとヤマボウシ

火曜日の善福寺公園は曇り。気温が低く半袖ではちょっと寒い。夜来の雨はやんでるものの、あちこちで水たまり。

善福寺公園にはヤマボウシの木が何本かあるが、今年はどの木も見事にたくさん咲いている。
去年は少ない感じだったが、年によって違いがあるのだろうか?
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しかし実は、ヤマボウシの白い花は花のように見えて花ではない。
総苞片といってホンモノの花を包む葉っぱのことだ。白く輝くように光らせて花粉を運んでくれる虫を呼び寄せる作戦なのだ。
これがホンモノの花。
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まだつぼみのもあるが、薄い緑色の花弁が4枚。真ん中に雌しべを囲むように4本の雄しべが伸びている。

そういえばきのうのテレビで、春先に咲くニリンソウの白い花も、花ではなく葉っぱだといっていた。
花を偽装する総苞片は白色が多い気がする。
梅雨時になると咲くハンゲショウは花の近くの葉っぱが白くなるが、あれは花モドキの総苞片になりきれなかった葉っぱなのだろうか。

ヤマボウシを観察していると、上のほうからコンコンと木の幹を叩く音がする。
アオゲラが木に取りついていた。1羽ではなく3羽ぐらいいそうだ。
虫でも捕まえようとしているのだろう、上へ上へと移動しながらしきりに木の幹をつついている。
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縦に止まってよく落ちないと思うが、ナルホド尾の先端を木に密着させしっかりと支えていた。
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2本の脚としっかりした尾羽で行う“3点支持”の原理。