水曜日朝の善福寺公園は快晴。風も穏やかでうららかな朝。
けさは上池にも下池にもカワセミの姿はなし。
善福寺川を少し下ったところでは、カワセミの幼鳥が飛んでいるらしいが、善福寺公園ではまだ見ていない。
けさは猛禽系のツミもいなかった。
きのうはカワセミもツミも、朝、遅くなってからあらわれたらしい。
ヤマボウシの花びらのように見える総苞片(そうほうへん)が白くなっていた。
その白さで花粉を媒介してくれる虫を真ん中の地味な花に呼び寄せるのだろうか。
茂みの中からムクドリが顔を出した。
葉っぱの上で目いっぱい脚を広げているのはイオウイロハシリグモ。
“草原のハンター”といわれ、網を張らないクモの中では大柄な部類。
硫黄色走蜘蛛の名の通り、自慢なのはその走力という。
8つの目が、後ろ側に4つ、前側に4つ、きれいに並んでいる。
同じように網を張らずに徘徊するハエトリグモなどと同様、視覚で獲物を捕らえるから目が発達していて、眼列が独特の配置となっているという。
ただし、ハエトリグモは前面にある一対の目が大きくてクリクリ目玉みたいに見えるのに対して、ハシリグモの仲間は後ろ側の目が発達している。
たくさん並んだ目で、どんなふうに見えているのだろうか?
シマサシガメの幼虫。
正面顔。目玉が飛び出ていて、獲物に突き刺して体液を吸う長い口吻は折り曲げておなかの下に隠されている。
ついでに、というわけではないが、きのう昼間見た空の雲。
十字みたいに見える。