善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ハンゲショウとジャコウアゲハ幼虫

土曜日朝の善福寺公園は小雨のち曇りのち晴れ。

きょうから6月。始め小雨が降っていたがすぐにやんで日が差してくる。

 

タキシード着たガイコツが“気をつけ!”してる。

ラミーカミキリでした。

 

池のほとりでは純白のハナショウブ

 

鮮やかな黄緑色のクモ。サツマノミダマシかな?

 

小川(遅野井川)のほとりでハンゲショウが咲いていた。

夏至から11日目の7月2日から七夕までを七十二候の1つで「半夏生」というが、そのころに咲くので「ハンゲショウ半夏生)」とも、葉の半分が白くなるので「半化粧」とも呼ばれる。

なぜ葉が白くなるかというと、花は地味で目立たないので、花粉を媒介してくれる虫を呼び寄せるために、花のまわりの葉を白くして目立つようにするといわれている。

いったいどんなメカニズムが働いているのか?

 

紫色のホタルブクロ。

 

カワセミの子育ては順調のようで、オスのマルちゃんとメスのヤエちゃんが交代で、巣で待っているヒナにエサを運んでいる様子。

姿を見せたのはマルちゃんだろうか。

エサをあげたあとらしく、水浴びしたりしてひと休みしていた。

 

ウマノスズクサの葉っぱにジャコウアゲハの幼虫。

ジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサの葉っぱを食べて大きくなる。

全体に突起があり、左の頭の先にあるのはオレンジ色の「臭角」。天敵から襲われそうになったら、ここから匂い物質を発散させて身を守る。

実はジャコウアゲハの幼虫にとっての食草であるウマノスズクサは、強い毒性成分(アルカロイドの一種であるアリストロキア酸)を持っていて、虫などによる食害から身を守っているのだが、ジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサのアリストロキア酸をせっせと食べて体内に蓄積し、天敵から身を守るために臭角からアリストロキア酸を発散させているのだ。

何という連係プレー。

 

近くにいたのはムネアカトゲコマユバチ。

頭部と胸部がオレンジ色で、お尻から産卵管が伸びているからメスのようだ。

カミキリムシの幼虫に卵を産みつけるというから、ジャコウアゲハには興味ないかな?

だったらいいけど。

 

お寺の善福寺の門前でタマムシの死骸を運ぶアリを発見!

きのうは溺れているタマムシを助けたが、死んでいるのでは助けようがない。

ちょうどお寺の門前だったので、合掌。

死後も、タマムシは玉虫色に輝いていた。