善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

共食いするアオモンイトトンボ

木曜日朝の善福寺公園は曇り。ときおり日が差すが、風は北からの風なので涼しい。

 

上池で久々にカワセミを発見!

手前にクモの巣があってはっきりしないが、メスのようだ。

今年生まれた若メスだろう。

善福寺池カワセミを見るのは旅行に出かけた日以来だから、2週間ぶり以上ぐらいになる。

 

下池にまわると、ここでもカワセミと遭遇!

今度は今年生まれた若オスのようだ。

2羽がそれぞれ上池と下池をテリトリーにして定着してくれるといいんだが。

 

オレンジ色したイトトンボ

まだ未熟なアオモンイトトンボのメスのようだ。

しかし、近づいてよく見ると口に何かくわえている。

ありゃりゃ?くわえているのは同じ仲間のイトトンボの尻尾の部分ではないか。

しかも脚元には翅が落ちている。

ということは、このイトトンボは同じ仲間のイトトンボを食べちゃったあとか?

イトトンボはほかのトンボ同様、肉食だが、中でもアオモンイトトンボイトトンボの中間の中では獰猛な種に属するという。特にメスは大食漢で、産卵中でも小さなクモを見つけたりするとムシャムシャ食べちゃうという。

極めつきは共食いであり、未成熟の個体を共食いすることも多いんだとか。

一見するとかわいいイトトンボも、生き残りをかけて、弱肉強食の世界を生きているようだ。

 

共食いするイトトンボを見たあとは、十字架のような形のガ。

まるで死者を弔ってるみたいで順が入ってるが、トリバガ(鳥羽蛾)というガの仲間だ。

飛ぶときは折り畳んでいた羽が開き、羽には細かい毛が密に生えていて鳥の羽のようだというので、名がついた。世界に約600種、日本には約60種がいるといわれる。

 

池のほとりで早くも真っ赤っ赤のアカトンボ。

 

ジャコウアゲハの食草であるウマノスズクサが生えているあたりは、蛹になったのがみんな羽化していなくなってしまったと思ったら、モリモリ葉っぱを食べている幼虫がいた。

旅行で不在の間にまた新たに産卵し、孵化して幼虫になったのか?

今度こそ蛹になって飛び立つまでを見届けられるといいな。

 

道路沿いに咲くアベリアの蜜を吸いにやってきたのは?

クロアゲハ、それともジャコウアゲハ