善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

2015-01-01から1年間の記事一覧

いざよいの月

きのうは十五夜。 曇りかと思ったら夜になって晴れて、十五夜の月をながめることができた。 翌日のきょう、陰暦8月16日は十六夜(いざよい)。 「いざよい」のいわれがおもしろい。 もともとの意味は「ためらうこと」「猶予」と辞書にある。十六夜の月は十五…

スーパームーンはきょうかあすか?

日曜日朝の善福寺公園は曇り。灰色の雲。湿度が高い。さすがにもうセミの鳴き声はしない。 鳥の声もあまりしない。曇天だからか、トンボもチョウの姿もあまり見ない。 地面か湿っているからか散歩する人もさほど多くはなく、静かな公園。 きょうは十五夜、中…

きのうのワイン+ガントレット

イタリア・プーリア地方の赤ワイン「Tempio di Giano(テンピオ・ディ・ジャノ)2013」。 けっこう濃い赤をしていて、適度の渋みが効いていた。 フランスワインのように上品じゃないところがいい。 ワイナリーは Vetrere(ヴェトレーレ)。ブドウ品種はNegro…

コハダの仕込みに挑戦!

JR荻窪駅前タウンセブン地下の魚屋の前を通ったら「シンコ」を売っていた。カッコして「コハダ」とある。 シンコはコノシロの幼魚のことで、成長とともに名前が変わる出世魚。一番小さいころをシンコといい、コハダ、ナカズミ、コノシロと名前が変わっていく…

北区散歩 上中里~東十条・十条

きのうの22日は連休を利用して久々の遠出の散歩。どこに行こうか、あまりいったことのない北区あたりはどうか、と選んだのが、JR上中里駅から飛鳥山公園、名主の滝公園、東十条駅へと巡る散歩コース。施設見学を含めて約2時間半の行程。 まずは朝9時30分ごろ…

アキアカネ再び

秋分の日朝の善福寺公園は秋晴れ。風が涼しい。 きょうは赤トンボとチョウがやけに目立つ。 染めあへぬ尾のゆかしさよ赤蜻蛉 与謝蕪村 染めあえぬとは、まだ赤くなっていない赤トンボを指すのだろうか。 しかし、けさ見たのは十分に赤かった。 赤トンボ、正…

ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション

連休中にみた映画がトム・クルーズの『ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション』。 大泉学園にあるTジョイ大泉の午後の回。客席はほぼいっぱいだった。予約しておいたのでいい席がとれた。自分専用のひじ掛けのある席。料金が同じ(夫婦50なら1人110…

きのうのワイン+マダムと泥棒

フランスの赤ワイン「ヴィニウス オーガニック カベルネ/メルロー(Vinus Organic Cabernet/Merlot)2013」を飲む。 すいすい飲めてバランスのとれた味。飲んだあともさわやかな感じ。 このワインを輸入した「スマイル」という会社のホームページを見たら、…

カワセミの後ろ姿

敬老の日朝の善福寺公園は晴れ。雲多し。風がさわやか。 下池をめぐっていてスイレンのあたりに差しかかると、クイの上にカワセミが止まっていた。ここでカワセミを見るなんてチョー久々。 「あっ」といった声が聞こえたのか、すぐに飛んで行って別のクイの…

虫たちの秋の公園

日曜日朝の善福寺公園は晴れ。ただし雲が多い。風が冷たく、さわやか。 きょうの公園はカラスの鳴き声がしない。どこへ行ったのか? だからなのか、チョウなどの虫が目についた。 弁天島はシラサギがいっぱい。全部で6羽いた。 このところの雨で洗い流された…

自由なススキ

土曜日朝の善福寺公園は快晴。こんな青空は久しぶりだ。日陰は涼しいが日向は暑い。 ススキの穂が空に向かって突き立っていた。 ああ、何たる自由さ。生きものはこうでなきゃ。 公園のあちこちでヒバンバナが咲いていた。こんなに多いとは、と驚く。 紅白の…

9月文楽公演の津駒大夫

きのうは国立劇場「9月 文楽公演」を見る。 第1部の「面売り(めんうり)」「鎌倉三代記(かまくらさんだいき)」「伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)」 平日の昼間というのに客席は満員。着物姿の女性も目立った。男性客もけっこう多い。そこが歌舞…

カワセミとホトトギス

日曜日朝の善福寺公園は晴れ。風が心地よい。しかし、風が止まるとちょっぴり蒸す。 上池をめぐっていて、弁天さまにお参りのあと島をすぎようとしたら、何か動くもの。 あっ、カワセミだ! 一瞬、池にダイブしエサをゲットし、飲み込んだ直後の様子。 しき…

ヒガンバナ咲く

土曜日朝の善福寺公園は久々にいい天気。朝方、東京直下の地震があり、調布は震度5弱だったが杉並区は震度3。北隣の練馬区は震度4。震源地は地中深く地下70キロというから、伝わり方に違いがあったのだろうか。 公園のいたるところでヒガンバナが咲き出して…

シルクロード・路上の900日

大村一朗『シルクロード路上の900日 西安・ローマ1万2000キロを歩く』(めこん)を読む。 図書館の新着図書のコーナーに置いてあったので手にとる。奥付を見たら2004年発行とあり、けっこう古い本だった。 620ページからなる分厚い本だったが、日記風なので…

恒例!見世物小屋

土曜日は朝から1日近所の桃井第4小学校の校庭にいた。 この日夕、校庭で盆踊りがあり、私が所属する地域ミニラジオ局「ラジオぱちぱち」は見世物小屋をやることになり、その準備のため。 運のいいことに、このところ秋雨前線の停滞で雨続きだったが、土曜日…

通し狂言伽羅先代萩に新しい歌舞伎の姿を見た

歌舞伎座で2日から始まった「秀山祭九月大歌舞伎」の2日目、夜の部の「通し狂言 伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」を観る。 「御殿」は何度か観たが、通しは初めて。通しでみることで個々の場面が浮き彫りになり、感動がさらに深まった感じ。何しろ乳人…

カラスウリかキカラスウリか

8月最後の日曜日、朝の善福寺公園は曇り。涼しい。猛暑は終わって、いつの間にか秋の気配。 しかし、セミは相変わらずかしましく鳴いている。 上池をめぐっていると、白いモジャモジャの不思議な花を発見。 ツル性で、ほかの木にまとわりついて咲いている。 …

きのうのワイン+『鴛鴦歌合戦』

フランスの赤ワイン「シャトー・デ・ゼサール・ルージュ2012」。 飲む前にあらためてラベルを見て、ハテどこかで見たような、と思ったら先日飲んだのと同じワインだった。ほどよい酸味と渋みで、飲みやすい。うまけりゃ何度飲んでもいい。 ブドウ品種はメル…

おメメぱっちりセセリチョウ

日曜日朝の善福寺公園は曇り。ときどき小雨が降るが、やがて薄日がさして蒸し暑くなる。 きょうは「処暑」。チョウをよく見る朝だった。それも小さいヤツばかり。 まずはヤマトシジミっぽいチョウ。 シロチョウの仲間のキチョウかな? 1羽ではなく、実は2羽…

ガマの花穂

土曜日朝の善福寺公園は晴れたり曇ったり。日差しが出ると暑くて汗が吹き出す。 それでも秋は確実にやって来ているようで、上池のヤマボウシの実が色づいていた。 しかし、セミはまだがんばって鳴いている。葉っぱの裏に脱け殻が。きれいに脱皮している。 下…

千倉由穂さんの句

きのう(18日)の朝日新聞夕刊文化面に載っていた俳人の千倉由穂さんの句が心に残ったので紹介する。 夏を詠んだ句がとても新鮮でみずみずしかった。 青蔦(あおつた)は風のことばを翻訳す 蔦茂る風がすべってゆくほどに 本屋より驟雨(しゅうう)に潜り駆…

きのうのワインと諏訪湖花火大会

フランスの赤ワイン「ペイ・ドック・カベルネ・ソーヴィニヨン2013」を飲む。 バランスのとれた味。チーズ、ことにコンテと合う(コンテが好きだからかもしれないが)。 カベルネ・ソーヴィニヨン100%。生産者はレ・フォンタネル。樽で6カ月熟成させたとか…

夏は花より虫

日曜日朝の善福寺公園は晴れ。時々雲り。きのうと同じに蒸し暑い。 上池のフヨウの花にチョウがとまっていた。 最近よく見るツマグロヒョウモンのメスか。 下池に回ると、葉っぱかと思ったら緑色の虫だった。 カメムシの仲間だろうか。 太い木にチョウが群が…

戦後70年の公園にて

終戦記念日(今年で70回目)朝の善福寺公園は晴れたり曇ったり。木陰のあたりは涼しいが、日向は蒸し暑く、汗をかく。 きのうの安倍首相談話にはがっかりというか怒りを覚える。 冒頭で、彼の歴史認識が如実にあらわれていた。 彼は言う。 百年以上前の世界…

きのうのワインと『アパートの鍵貸します』

きのう飲んだ赤ワインはフランスの「シャトー・デ・ゼサール・ルージュ」。 ほどよい酸味と渋みで、飲みやすい。 ブドウ品種はメルロ(70%)、カベルネ フラン(30%)。 産地はフランス南西地方、とあるが、ボルドーの近くだろうか。 調べてみたら、南西地…

死のドレスを花婿に

フランスのミステリー作家、ピエール・ルメートル『死のドレスを花婿に』(文春文庫)を読む。 昨年のミステリーランキングの話題をさらった『その女アレックス』の作者の小説というので手にとる(日本でこの人の本はまだ2冊しか出ていない。フランス本国で…

夏の花は白尽くし

日曜日朝の善福寺公園は曇り。きのうまでの酷暑とは違って比較的しのぎやすい。 けさの最低気温(東京都心)午前4時56分に24・7度。 セミの鳴き声は最高潮。 羽化したばかりのセミだろうか。 脱け殻のそばでジッとしていた。 クサギの白い花。 シオカラトン…

死んだ女の子

元(はじめ)ちとせが歌う『死んだ女の子』を聞く。 とてもいい歌だったが、私が昔聞いて自分も歌った『死んだ女の子』とはメロディーが違っていた。 作詞というか原詩はトルコの詩人ナジム(あるいはナーズム)・ヒクメットだが、作曲は外山雄三だった。 私…

阿部勘と金魚と阿佐ケ谷・七夕まつり

阿佐ケ谷にある美人女将のいる居酒屋「燗酒屋」に行った話を友人にしたら、「ぜひ行きたい、連れてって~」というので、おととい再訪。 飲んだり食ったりしたが、冷や酒に変わったのがあった。 宮城の「阿部勘」という酒。 こっちから見ると何ということはな…