善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

2015-01-01から1年間の記事一覧

『ブエノスアイレスに消えた』とアルメニア料理

グスタボ・マラホビッチ『ブエノスアイレスに消えた』(宮崎真紀訳、ハヤカワポケミス)を読む。 アルゼンチン発のミステリー。 二転三転する意外な展開に、最後の方はイッキ読み。 建築家ファビアンの4歳になる娘とベビーシッターは、ブエノスアイレスの地…

コーカサス3国旅行記⑮最終回 ピロスマニ

コーカサス3カ国の旅9日目の18日(土)、トビリシを立つ前にナショナル・ギャラリーで見たニコ・ピロスマニの絵の続き。 加藤登記子がロシアの歌として歌って日本でもヒットした「百万本のバラ」に出てくる画家はピロスマニがモデルだという。 もともとの曲…

コーカサス3国旅行記⑭

コーカサス3カ国の旅9日目の18日(土)はいよいよコーカサスにサヨナラする日。 予定ではトビリシの市内観光のあと空港に向かうが、ナショナルギャラリーでぜひとも見たい絵があったので、メンバーとはいったん別れ、空港で合流することにした。 朝食のデザ…

仲良し脱け殻

8月第一週の日曜日朝の善福寺公園は、朝から暑い! 日陰は風があれば涼しいが・・・。 上池のほとりにサルスベリの花が咲いていた。 セミの声は今が盛り。 脱け殻が2つ並んでいた。仲良く並んで脱皮したのだろうか。 すぐ下にはニイニイゼミの脱け殻。 まる…

シャネル・ピグマリオン・デイズ 戸室玄

土曜日の午後は銀座のシャネル4階にあるシャネル・ネクサスホールで「シャネル・ピグマリオン・デイズ2015」のコンサート。要は若手演奏家を応援するコンサート。 きのうの出演は2012年のシャネル・ピグマリオン・デイズ・アーティストだったピアノの戸室玄…

コーカサス3国旅行記⑬

コーカサス3カ国の旅8日目の17日(金)午後、あと数キロ北上するとロシアの国境に達するというカズベキから引き返す。ここから先の国境付近は情勢が不安定であり、近づくと危険である。 カズベキから2170mの山の頂に建つサメバ教会に向かうが、道路は舗装さ…

ジョージアワイン+映画「風にそよぐ草」

ジョージアで買った赤ワインを飲む。 「TELIANI VALLEY Saperavi 2013」 コーカサス旅行中、たしかトビリシのスーパーで添乗員さんのオススメで買ったもの。 TELIANI VALLEYはメーカーの名前。Saperaviはジョージアのカヘチ地方が起源のブドウ品種。 ジョー…

コーカサス3国旅行記⑫

コーカサス3カ国の旅8日目の17日(金)は、コーカサス山脈を越えてトビリシとロシアのウラジカフカスを結ぶ約200㎞におよぶハイウエイ、ジョージア軍用道路をひた走り、標高2395mの十字架峠をめざす。 この道路は19世紀初め、帝政ロシアが軍事用に建設した…

コーカサス3国旅行記⑪

コーカサス3カ国の旅7日目の16日(木)はアルメニアの首都エレバンを出て、ジョージアに再入国して首都トビリシに向かう。 朝、出発前にホテルのまわりを散策。市内は地下鉄も走っているようだったが、主な交通機関はバスのようで、けっこう混み合っていた。…

コーカサス3国旅行記⑩

コーカサス3カ国の旅6日目の15日(水)の夕食は、エレバンの中心部に位置する共和国広場に面したレストランで。 広場を取り囲むようにしてホテルや博物館、郵便局といった建物が並んでいるが、どれもバラ色の凝灰岩でつくられていて、とてもカラフルだ。 食…

クヴェヴリワイン サペラヴィ

コーカサスの旅の帰りに、トビリシの空港で買った赤ワインをわが家で飲む。 ジョージア伝統の「クヴェヴリ(素焼きの壺を地中に埋めてワインを熟成させる酒造法)」でつくられたワイン。 ラベルには「サペラヴィ」とある。ジョージア語で「塗装」という意味…

コーカサス3国旅行記⑨

コーカサス3カ国の旅6日目の15日(水)昼は、ガルニ村にある農家風レストランで食事。 ここでアルメニア伝統のパン「ラバッシュ」づくりを見学。 ラバッシュは昨年、日本の和紙とともに世界無形文化遺産に登録された。 小麦粉を水でこねたのを薄くのばし、釜…

阿佐ケ谷 燗酒屋

JR阿佐ケ谷駅北口を出て、スターロードをちょっと行った左手にある店の名前が「燗酒屋」。 写真は帰りに撮ったので暗いが、まだ日も暮れていない夕方5時ジャストに行くと、ちょうど女将さんがのれんを出しているところ。 のれんはいかにも居酒屋にふさわしい…

コーカサス3国旅行記⑧

コーカサス3カ国の旅6日目の15日(水)は朝食後、アララト山と市街地が見渡せる(はずの)カスケードという長い長い階段をのぼった先にある高台に立つが、市街地は見渡せるがモヤで煙ってアララト山は見えず。 アララト山はトルコの東端、イランとの国境ほど…

コーカサス3国旅行記⑦

コーカサス3カ国の旅5日目は、ジョージアから陸路アルメニアへ。 朝、トビリシのホテル前に咲いていたコーカサスアカシア。 ほかにも見慣れない花が。 アルメニア入国にもビザが必要で、国境で取得する。 国境を渡ると今度はアルメニアのバスとガイドが待っ…

コーカサス3国旅行記⑥

コーカサス3カ国の旅4日目の午後は、18世紀から19世紀に建てられた古い街並みが残るシグナギをへて首都トビリシへ。 途中の田園風景。 ジョージア語の文字が丸文字みたいでおもしろい。 コーカサス3国の言語は隣同士なのにまるで異なっていて、アゼルバイジ…

コーカサス3国旅行記⑤

コーカサス3カ国の旅4日目の13日(月)昼前にジョージア入国。 最初に訪れたのはワイン生産で有名なカヘチ地方だ。ここでは古くからワインがつくられ、その歴史は8000年ともいわれ、ワイン発祥の地という。 バスの窓から見るとどの家にもブドウの木が繁って…

コーカサス3国旅行記④

コーカサス3カ国の旅4日目の13日(月)はアゼルバイジャンのガバラを出発して古都シェキを通り、2つめの国ジョージアへと向かう。 実はジョージア入国後はアルメニアへ向かい、アルメニアからまたジョージアに戻ってイスタンブール経由で帰国する。それなら…

コーカサス3国旅行記③

コーカサス3カ国の旅3日目の12日(日)午後、バクーを出発してコーカサス山脈のふもとにあるガバラに向かうが、途中、古都シェマハの一般家庭でヨーグルトづくりを見学。 ときどき日本人が訪れるらしく、われわれがバスから降りると近所の子どもたちが駆け寄…

コーカサス3国旅行記②

コーカサス3カ国の旅3日目の12日(日)は午前中バクー市内観光のあと一路北西への道をたどり、ガバラへ。 カスピ海に面したバクーは石油や天然ガス採掘によって急速な発展を遂げつつある街だが、かつてはシルクロードの中継貿易の拠点として栄えたイスラムの…

コーカサス3国旅行記①

今月10日(金)から19日(日)までの日程でコーカサスを旅行してきた。アゼルバイジャン、ジョージア(旧名グルジア)、アルメニアの3カ国を巡る10日間の旅だ。 今年の夏はどこに行こうかと春の終わりぐらいから考えて、シルクロードを第一候補に上げて気に…

夏の花フヨウ咲く

今月10日からきのう19日まで、アゼルバイジャン、アルメニア、ジョージア(旧名グルジア)のコーカサス3カ国を旅行してきた。そのため久々の善福寺公園散歩。 (近く旅行記を投稿予定。ご期待を!) 月曜日(海の日)朝の公園は晴れ。暑い。 コーカサスも日…

きのうのワインと「ロング・キス・グッドナイト」

「シャトー・グロメル・ベル・エア・キュヴェ・エヴァ(Ch. Gromel Bel Air Cuvee Eva)2012」 ラベル裏面の説明によると、ボルドーワインの銘醸地ポムロールからわずか数100mに位置する畑を持つシャトー・グロメル・ベル・エアが、特に出来がよかった年だ…

銀座で見つけたチョー個性的な店

銀座のド真ん中に、こんな不思議なというか銀座のイメージとはまるで違う居酒屋があるとは知らなかった。 サカナはうまいし、お酒も各種そろっていて、何より個性的なお店の人。たちまちファンになっちゃった。 都心も都心、銀座4丁目交差点を築地方面にちょ…

赤いキノコ?

サッカー女子ワールドカップ決勝。日本はアメリカに2-5で敗れる。 悪夢のような前半16分間。でも4点先取されたところからよく盛り返したと思う。 2点差まで迫ったときは、ひょっとしてといいほうの夢を見た。 敗因はパワーの差か、スピードの差か。 このと…

きのうのワイン

トレフィリ・ネロダヴォラ・オーガニック(TREFILI NERO DAVOLA ORGANIC)2012 スマートなボトル。最近の流行りなのか。 裏面の記載によると、メーカー名ヴォルピ、ぶどう品種ネロダヴォラとあり、「スパイシーさのある芳醇な味わいが魅力です」とうたってい…

七夕飾りとカルガモのヒナ

土曜日の朝、空を見ると雨が上がったみたいなので善福寺公園へ。 ときおりパラパラと降るが、空気がきれいな感じ。 今年も七夕飾り。 短冊に自由に書いていいというので、さっそく書いた願い事は、地元のミニラジオ放送局「ラジオぱちぱち」でやっているラジ…

梅雨の晴れ間にカルガモのヒナ

きのうは半夏生。いっとき雨もやんだので善福寺公園へ。 上池に着くと池の上にカルガモがいるのはいつものことだが、何やらちっちゃいのが移動中。 目を凝らすとカルガモのヒナではないか。2羽いる。 2、3週間ほど前、上池にカルガモのヒナが3羽いたという話…

イアン・ランキン 他人の墓の中に立ち

なでしこ、準決勝でイングランドに2対1で勝つ。 あんな決まり方があるものかと驚く勝利。川澄選手の長めのパスからのオウンゴールだった。そういえば4年前の準決勝でも2得点をあげたのが川澄選手。特に2点目は意表をつく超ロングシュートだった。 やっぱり何…

きのうのワイン

アンリ(HENRI)の名を冠した「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール(BOURGOGNE PINOT NOIR)2011」。 アンリとは伝説の醸造家であるアンリ・ムージェ氏のこと。 2011年のブルゴーニュは暖かな春が開花時期を早め、夏に気温が上がらなかったこともあって、収穫量は…