金曜日朝の善福寺公園は快晴。朝から初夏の陽気。
上池をめぐっていると、高い木の上の方からキビタキのさえずりが聞こえた。
下池にまわると、カワセミが飛んできてとまった。
捕らえた小魚の頭を上にする給餌くわえをしている。
抱卵中のメスにプレゼントするためだろうか。
それとも、ひょっとして生まれたばかりのヒナにあげるの?
やがて飛び去っていった。
けさもエナガの群れと遭遇。
遠くで幼鳥らしいのが並んでとまってるんだが・・・。
手前の葉っぱがじゃましてよくわからない。
派手な飾りをつけたハゴロモの幼虫が歩いている。
別の場所でも見つけたが、いっせいに孵化したのか。
白い飾りはロウ物質なのだが、天女の羽衣みたいだというのでハゴロモ。
まだ全体に真っ白いから孵化したばかりの若齢幼虫だろうか。
池のほとりにはヤゴの脱け殻。
公園から帰ろうとしたら、「トッキョキョカキョク」の鳴き声が聞こえた。
ホトトギスがやってきたようだ。
アフリカ東部、マダガスカル、インドから中国南部までに分布し、日本には5月の今ごろ渡ってくる。
ほかの渡り鳥より少し遅くやってくるが、その理由は、近縁のカッコウと同じに托卵の習性があり、その対象となるウグイスなどの繁殖が始まるのに合わせるというのと、食性が肉食で毛虫などを好むので、毛虫が這い出すのを待ってやってくるといわれる。
ほかの鳥の巣に卵を産んで子育てもやってもらい、秋になると南へ去っていく。
ほかの鳥に育ててもらって、生まれた子どももちゃんと南に帰っていけるのだろうか?とちょっと心配になった。
それよりも、自分の子どもだと思って育てたら親よりも何倍も大きくなって、ウグイスの巣は大丈夫なんだろうか、そっちのほうが心配になった。